サーキット走行前のチェック
サーキット走行ではツーリングでは使い切れないパワーを発揮する場面が多くなるのでバイクの機能をしっかり使える準備が必要。
公道を走る以上にバイクへの負担がかかる為、サーキットを走行する前は入念にチェックしていきます。
事前に準備しておくと走行当日の不安も拭えて安全に楽しく走行できるのです。
今回は初心者走行〜サーキット走行会中級クラスを走ってきた私が最低限の事前チェック・メンテナンスをお伝えしていきます。
タイヤ
ツーリングで使用して溝が無かったり、古いタイヤでカチカチのひび割れのあるタイヤなどを装着していませんか?
そういったタイヤだと急ブレーキ時に操作が鈍って安全に止まれなかったり滑ってしまう可能性があるので、新品タイヤがオススメです!
同時に空気圧も見ておきましょう。
空気圧はタイヤが冷えている時に点検します。走行後のタイヤは発熱により空気が膨張し正しく測定できないので要注意!
中級クラスを走っている私はメーカー指定の空気圧で走行しています。
プロライダーのように体格やコースコンディションなどによって調整することは推奨しません。
タイヤは直接コースへ伝わる部分であり空気圧次第で乗り心地、ハンドリング、燃費、加速・制動性能が変わってきます。
メーカー指定の空気圧に合わせておくことでタイヤの性能を発揮し、寿命を伸ばします。
ブレーキ
サーキット走行では普段よりも圧倒的にブレーキを使用します。
ブレーキパッドの減りが気になってる場合は思い切って替えておきましょう。
速度域も普段のツーリングより速くなるのでブレーキの効きが弱いと安全に走行出来ません。
必ず走行前にタイヤチェックと同時確認しておきましょう。
チェーン・スプロケット
チェーンとスプロケットも消耗品なのでたるみや汚れがないか、サーキットを走行する前に確認しておきましょう。
この2点はエンジンパワーがダイレクトにリアタイヤへ伝わっていくパーツなので重要部分です。
そしてチェーンの汚れは錆の原因になるので、こまめにクリーニングしておきます。
硬い金属パーツがものすごい勢いで動く部分なので、クリーニング後はチェーンオイルを塗って摩耗を予防します。
スプロケット側の汚れもしっかり落としましょう。歯車の凹凸が摩耗して尖っていたら交換時期です。
エンジンオイル
サーキット走行時は回転数が高くなるのでエンジンへの負荷も強くかかってきます。
特にサーキットではアクセル全開で走行することがあるので、オイルが劣化しているとオーバーヒートの原因にも!
普段のツーリングなどの長距離走行や真夏の渋滞でオイルの劣化が進んでいるので、サーキット走行前の使用状況によって早めの交換を推奨します。
バイクの車種によって交換時期などは大きく違ってくるので、ここでもまずは愛車の取扱説明書をよく読んでおきましょう。
普段オイル交換は自宅で父と行うことが多いのですが、ZX-25Rはレッドバロンで購入したのでレッドバロン会員の特典であるオイルリザーブシステムを利用してオイル交換してもらいました。
オイルをリザーブしているので、お支払いは交換作業料の640円(車種によって違いあり)とお財布に優しい価格♪
加入されているお客さんが多いので、店舗では常に新鮮なオイルを提供してもらえるのは嬉しいです。
そしてオイル交換中はレッドバロンのお買い得な50円自販機でドリンクを飲んだり、スタッフさんとの会話で盛り上がったりであっという間にオイル交換完了。
もう少し居たいな~と思いながらも次回のオイル交換を楽しみに店舗を出発!
これで私のサーキット走行事前チェックは完了です。
マシンの状況によってメンテナンス箇所は増えていくので、今回は最低限の項目をご紹介いたしました。
サーキット走行されない方もツーリング前にチェックしてみてくださいね!