コラム&エッセイ
1989年、最後発の250㏄並列4気筒レーサーレプリカとして生まれた「ZXR250」。1990年にデビューしたクラス唯一のスポーツツアラー「ZZ-R250」。そして1991年、ZXRのエンジンをネイキッドボディに搭載した「バリオス」が登場いたします。当時吹き荒れていた“ゼファー旋風”も追い風に大ヒットを記録し、ベスト&ロングセラーへの道を歩み始めました! ホーネットというバックシャン【後編】…
車両情報
スズキがイタリアのサルディーニャ島で2023年2月に開催した、「Vストローム800DE WORLDWIDE PRESS TEST RIDE」に参加してきた模様を4回に渡ってレポートしていますが、なんと! 3月17日から開催された大阪モーターサイクルショーに合わせてVストローム800DEの国内モデル情報が発表になりました! お買い得感たっぷりのVストローム800DEは132万円! Vストロー…
ニュース
’22年10月26日、二輪専門誌や一般誌といったメディアも参加して「第3回自工会二輪車委員会メディアミーティング」が開催された。現在のバイクブームを第12世代と定義するなど分析報告が行われる一方で、現状の大きな課題のひとつとして駐車課題が大きく取り上げられたので紹介する。まずは、現状認識から見ていこう。 ●文:ヤングマシン編集部(田中淳麿) 駐車場が整備されればバイク人口が増える? 駐車課題…
コラム&エッセイ
神奈川県の宮ヶ瀬湖、東京都の奥多摩湖といったライダーズスポットでのゴミ拾いや地域活性化に取り組む団体「Riders in Action(ライダーズインアクション)」の活動を紹介する。前編では宮ヶ瀬湖で行われた清掃活動の模様をレポートした。後編では、代表の佐藤さん、副代表の岩間さん、地元の参加者にお話を伺う。(以下、スタッフは敬称略) ひとりのゴミ拾いから始まった活動 ~ライダーズインアクシ…
用品
シチリア島でおこなわれたジャーナリスト向け試乗会へ 今回はMETZELER(メッツラー)の重量車のためのパフォーマンスタイヤ『CRUISETEC』(クルーズテック)のジャーナリスト向け試乗会に参加したときのことを書きたいと思います。メッツラーは1863年に創立したドイツの老舗ブランドで、1986年に同じ欧州の名門タイヤメーカーであるピレリの傘下となっています。 ピレリもまた1872年と創業…
車両情報
先日、ハーレーダビッドソン主催のメディア向け試乗会が開催された。当日は同社の2023年ラインナップが勢揃い。なかでも新型水冷エンジンを搭載したニューモデル・Nightster Special(ナイトスタースペシャル)は注目度大! 高い性能と往年のスタイリングを両立させた「新時代のハーレー」を思わせるモデルなのだ。 先進装備とスタンダードスタイルの融合 次世代のVツインエンジンとして「Rev…
車両情報
スズキが誇るアドベンチャーツアラーのV-ストロームシリーズに「800DE」が新たに加わった。GSX-8Sと基本設計を共有しながら、多くのパーツが専用設計されているのが特徴だ。ビッグバイクとしての風格を漂わせる1050と、名作と名高い650の間に挟まれた新作。本記事ではこの800DEの主要装備と、アクセサリー類について解説する。 ●まとめ:ヤングマシン編集部(沼尾宏明) ●外部リンク:スズキ ス…
コラム&エッセイ
使う気はなかった その存在を初めて知った時、なんて不格好なんだろうと思ったものでした。 トップケースというやつです。トップボックス、リアボックスとも呼ばれているようですが、そんなことはどうでもいい。だって、少なくとも僕のバイク人生には、まったく無縁のものだから。好きでお使いになっている方は、それはそれでいいのです。個人の自由です。ただ、僕は一生トップケースを使わない。パニアケースならばもしかし…
ツーリング
はじめに。冬の北海道ツーリングには大きな危険がともないます。ほぼすべての路面が凍結し、天気や除雪状況によって大きくコンディションが変わります。記事中では筆者 高木はるかが実際に使った装備やルートをご紹介しますが、絶対的な正解ではなく、その日その時の状況に合わせて対応する必要があることをご了承ください。前回の記事はこちら年越し北海道ツーリングに再挑戦:4 ついに到達!最北の地『宗谷岬』 本記事のル…
KEYWORDS
FEATURE
少年マガジン黄金期の名作、旧車のことは『特攻の拓』に学ぶべし 1991年~1997年にかけて『週刊少年マガジン』(講談社)で連載された「疾風伝説 特攻の拓(かぜでんせつ ぶっこみのたく)」(原作/佐木飛朗斗、漫画/所十三)は、横浜を舞台に暴走族の抗争を描いた1990年代を代表するヤンキー漫画の一つ。主要なキャラクターに対して愛車が必ずセットになっており、さらに人気の旧車を網羅していたことからヤン…
今年は数年ぶりの厳冬とのことで、各地で大雪が猛威を振るっている。雪が積もれば当然バイクには乗れないし、積もらなくてもこれだけ寒いと乗る気になれない……なんて人も多いだろう。 そんな時こそ、バイクが登場する作品を見たり読んだりして、悦に浸るのが吉! 最近はインスタグラムでライダーをフォローして、かっこいい愛車の投稿を見るのが好きなのだが、やっぱりストーリーのある映画や漫画、小説などは別格である。 …
夏の光と影。精緻かつトガッた表現でバイクに乗ることの本質を凝縮している。“私情”最高のバイク映画は、'85年に公開され、今や幻の中編アニメだ。※トップ画像は劇場用パンフレットより。文中の敬称略。 片岡義男、実は読んだことがありません・・・・・・ 炎上を覚悟で告白させてもらうと、私は片岡義男の小説を読んだことがない。若い頃に何冊か購入し、最初のページを読もうとしたのだが、そのまま本を閉じてしまい…
言うまでもないことですが、楽しいですよね、バイクって。乗って楽しい、眺めて楽しい。いじって楽しい、磨いていても楽しい。バイクが楽しいものだから、バイク小説を読んでも、バイク映画を鑑賞しても、やっぱり楽しいのです。 私が推したいバイク小説 いっぱいあります。私が長年にわたって制作していたツーリング雑誌『アウトライダー』でも、多くの作家さんにバイク小説を発表していただきました。 古くは原田宗典さ…
片岡義男、赤い背表紙、オートバイ小説 「片岡義男」という作家とその作品に、強い印象や思い入れがあるのは、概ねいま50代以上の人だろう。つまり1970年代後半から80年代にかけて青春時代を過ごした人たちだ。いま55歳の僕もまさにそのど真ん中に居た。片岡作品との出会いは、はっきりと覚えている。16歳の夏(83年だった)、高校一年の夏休みに遊びに行った母方の実家で、三つ年上の従姉妹の部屋の本棚に並んで…
人生最高! 物心ついたときから「カルピスこども劇場」や、「みなしごハッチ」、「海のトリトン」、「天才バカボン」などの良作に囲まれ、小学1年で「宇宙戦艦ヤマト」と出会ってしまい森雪のワープシーンが原体験となった50年来のアニメ好き。そこにバイクが加わって作中に出てくる二輪車にはちょいとうるさい(面倒臭い)オヤジとなった筆者も太鼓判を16連打できるのがこの作品! 観客動員数100…