HSR九州のイベントレース「鉄馬(てつうま)」で開催されたGB350のワンメイクレース。ライダーの夢を叶える真のコンストラクター・モリワキエンジニアリングは、一般公募ライダーの金子美寿々さんとともに参戦した。本記事では、モリワキがフルチューニングを行なったカスタムモデルに加え、他チームの参戦車両2台を紹介する。
●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司) ●写真:高島秀吉 ●取材協力:モリワキエンジニアリング
MORIWAKI GB350 RACER
ブルーにイエローのモリワキカラーを纏ったGB350Sは、低く絞ったセパレートハンドル/バックステップ/シングルシートというカフェレーサーの王道スタイルを踏襲した。レギュレーションでエンジンはノーマルだが、NGKのモトDXプラグ/シェルアドバンスのオイル/K&P のオイルフィルターを投入している。
前後アクスルシャフトはKOODのクロモリで剛性アップ、STM 製のホイールベアリングでフリクションロスを低減。フルシックスのレバーガードも装備。
エキゾーストパイプをエンジン下に回しバンク角を稼ぐ“モナカ”マフラーと金子さんの体格とポジションに合わせたステップは共にワンオフ。
フロントを17インチ化し、ピレリのスーパーコルサV3を履く。キャリパーはノーマルだが、ディスクはフローティング化し、スピードブレーキのホースを投入。
リアショックはモリワキとナイトロンのコラボで生まれたR1。ISA 製のスプロケットにDID の520VX3チェーンをセットする。
MORIWAKIロゴ入りのアルミ削り出しトップブリッジ(市販検討中)にセパレートハンドルとアジャストレバーをセット。グリップはドミノ。
FRPで製作したシングルシート。シート下にはDrogger(データロガー)やショーライのリチウムイオンバッテリーが収まる。
モリワキの仕掛けに共感して参戦! 〈HTLPホンダドリーム八王子/RSG+バリカタAS永松〉
ベースとなるGB350の生産が遅延している影響や新設クラスということもあり、今回の出走は3台。とはいえ熱いバトルを展開し、GBの可能性と楽しさを存分に知らしめた。次回は多数のエントリーが期待される、かも!?
#46 山中雄登選手(RSG+バリカタAS永松)
親子でレースを楽しみ、グロムカップなどでは入賞多数の山中さん。今回、GBはノーマルタイヤのため無理できず、タイムが伸びなかったとのこと。次回に期待!
#3 岸野 隼弥敦選手(HTLPホンダドリーム八王子)
TZイメージのシングルシートやサイドカバーはアルミの叩き出しで、メガホンマフラーも合わせて約1週間でマシン製作。フロントは17インチでフォーク内部もチューン。
愛媛のマフラーメーカー・HOTLAPの高山代表(左)がモリワキに共感し参戦。普段はミニバイクで活躍する岸野選手が速い!
GBファンイベントが続々! レブルとのミーティングも開催
ホンダは「Rebel×GB Meeting 2022」を全国各地で開催。参加費無料で、レブルおよびGBで来場すると記念品がもらえ、コーヒーも振舞われる。他車種でも参加OKだ。
第1回目は「鉄馬」が開催された5月1日にHSR九州で行われた。モリワキなどGB レーサーも注目の的で、カスタム箇所をしっかり観察。
第2回は5月29日に、千葉県のフェスティバルウォーク曽我で開催。総勢600台のバイクが集結! モリワキもレブル1100とGB350Sを展示した。
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