皆さんはカワサキZX-25Rのワンメイクレース『Ninja Team Green Cup』をご存じですか?
今回は、私がレッドバロンで購入した愛車ZX-25Rでレース参戦するための準備やルールをご紹介します!
レース参戦の記事は次回までお楽しみにしててください~♪

Ninja Team Green Cupとは?

このレースはカワサキ Ninja ZX-25Rのみが参加できるワンメイクレースです。
レース初心者でも参加しやすいように、マシンは公道で走れる状態にレース用のカウルなどを取り付ける事で参加できる独自のレギュレーションとなっています。
例えば、下記の写真(昨年参戦したマシン)のようにウインカーやミラー、フェンダーなどが付いていても参加できるレースなんです!

参戦クラスは、レース初心者から経験者が参加できるように下記のように分けられています。

クラス1 … レース初心者や経験が少ないライダー
クラス2 … クラス1での優勝歴がある方や、他の公認選手権出場経験のあるライダー
レディースクラス … 女性ライダー向け(2025年はSPA直入、モビリティリゾートもてぎのみ)
※2024年からレーディスクラスが設立され、女性ライダーの参加も増えています。

2025年の開催は全国のサーキットで行われていて、各大会でポイントを獲得するシリーズ戦として参加もできます。
4月27日(日) オートポリス (大分県)
6月15日(日) 岡山国際サーキット (岡山県)
7月19日(土) 鈴鹿サーキット (三重県)
9月20日(土) SPA直入 (大分県)
11月15日(土) モビリティリゾートもてぎ (栃木県)

参加するための装備は?

以前にサーキット走行の装備品についてご紹介しましたが、レースに参戦する時には安全の為に下記の装備が必須となります。
アイテムの詳細は以前の記事でご紹介しているので、こちらもご参照ください。
(バイクに駆けろ!サーキットの娘【LAP 2】サーキットではこれを身に纏え!➡ https://for-r.jp/race/11080.html

・フルフェイスヘルメット
 MFJ承認レースはMFJ公認マークが貼付けられているヘルメットの装着が義務付けられています。

・ヘルメットリムーバー
 国内の競技会で義務付けられているので持っていない方は購入しましょう。

・レーシングブーツ
 レース用のブーツを用意します。ツーリング用のブーツなどは使用できません。

・レーシンググローブ
 レース用に販売されているグローブを用意します。転倒時にはかなりの衝撃があるので拳にカーボン素材があると安心です。

・チェストガード&脊髄パッド
 MFJ承認レースでは必須のアイテムで、CE規格品の装着が義務付けられています。

・指定レーシングスーツ
 Ninja Team Green Cupではオフィシャルレーシングスーツの着用が参加条件となっています。
 指定スーツを持っていないけど参加したい方は、33,000円でクシタニでレンタルスーツも可能です!(レンタル期間は2週間)
 ただレンタルスーツは数に限りがあるのでお早めにお申込みください!

昨年は私もレンタルスーツを利用しましたが、メンズサイズのLLで横幅が少し余ってますね~。
今年からレディースサイズも展開されているので安心ですよ~♪



参戦マシンの準備について

公道を走れるような状態とはいえ、レースに参戦する為に必要なルール(レギュレーション)があります。

取り外さなければならないパーツとして、ナンバープレートとタンデムステップ(同乗者用フットレスト)です。
出来る限り突起物を外す事で、転倒時に引っ掛かりをなくすことで他者との接触時の被害を減らす目的があります。
他にもメリットとして軽量化や転倒時の損傷を減らせます!
レースの為に外しても良いパーツは、バックミラー、サイドスタンド、灯火類、ホーンなど付けたままでも参加できますが、前文でもお伝えしたようにできれば外す事をおすすめします!

レギュレーションはかなり細かく決まりがあるので、なんでもかんでも外してOKではありません!
外してはいけないもの、純正パーツから変更してはいけないものもあるので参加される方は規則書を熟読しましょう。

ここからは私が取り付けたパーツやレース準備してきた一部をご紹介します!

↓ミラーを外し、ゼッケンカウル(フロントマスク)を装着しヘッドライトを保護し、上からゼッケンを貼り付け。
 イエローのシートと番組ロゴも貼り付けて目立つようにしました。
 ワンメイクレースなので同じカラーリングが多いので少しでもオリジナル感を!


↓フェンダーに付いていたナンバープレートとウインカーを外し、ライト部分はシートで保護しました。


↓サイドスタンドを外し、アンダーカウルインナートレー、サイドスタンドプレート、ドライブチェーンガード、スタンドフック、の取り付け。
 サイドスタンドが使えなくなるのでレーシングスタンドが必要となります。

↓オイル関係のドレンボルトやフィラーキャップ、オイルフィルターのワイヤーロックが必須です。
 ワイヤーロックする為に穴あけ加工を施しました。

↓ブレーキレバープロテクションの取り付けが義務となっていて、他の車両と接触した場合等にブレーキレバーが作動しないようにする為です。また、タイヤは指定されていてダンロップのGPR-300でインチサイズも決まっています。
 

すべて安全にレースが行われるように決められているので、レース前の車検時に不備があれば走ることができません。
事前に何が必要なのか確認し、在庫切れなども想定して動く必要があります。
私は実際にパーツの入荷がギリギリになった体験をしているので、参加を考えている方はお早めに!

準備が整ったら前日車検がオススメ!

レース前日に練習走行をする方がほとんどで、午後には前日車検といって事前に車検を受けることができます。
もしここで不備が出ても翌日の車検までに時間があるので整えて再車検すればOKです!
当日の車検で不備が出た場合、状況によってはレースに参加できないこともあるので、前日車検をおすすめします!


受付時に受け取ったポンダー(測定器)を取り付けた状態で車検場へ向かいます。
車検場ではマシンとヘルメットの装備検査も行われ、ここでチェックを受けたヘルメットのみがレースで使用できます。
車検場で問題なければ車検ステッカーを貼ってもらい車検は終了です。

ここまでがレース参戦までの準備についてご紹介しました!
次回は予選でのトラブルを乗り越えたレース決勝日の様子をお届けします~♪

【Ninja Team Green Cup 特設ページ】
https://www3.kawasaki-motors.com/mc/ninjateamgreencup/

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