サーキットで走るにはプロレーサーが着ている装備と同じ物でないといけないのか?
「最低限何が必要なの?」「一式揃えるとすごく高そう〜!」という声がよく聞こえてきます。
私も最初は揃える為の費用や何を購入すれば良いのか分かりませんでした。

サーキットを走るには適切な装備が必要です。
公道よりも走行スピードが速くなる可能性があり、万が一の転倒時に守ってくれます。

今回は一般的なサーキット走行会で必要な装備をご紹介します。
(イベントによって異なる場合があります)

バイクと人

こちらは5年ほど使用したレーシングスーツ一式。実はこの度、新調いたしました。

最低限必要な装備

フルフェイスヘルメット

サーキットで使用するヘルメットは、必ずシールド付きのフルフェイスヘルメットです。
出来ればMFJ公認品かJIS規格品同等以上のものを推奨します。
ジェットヘルメットはサーキットで使用する事は出来ません。
また使用期間が長いヘルメットや転倒による傷が多くあるものは安全性が低いため控えましょう。

ヘルメット

レーシングスーツ

レザーを使用している自分のサイズに合ったスーツを選びましょう。
サイズが合っていないものは転倒時の怪我のリスクが高まるので購入前に試着は必須です。
そしてMFJ公認のレーシングスーツを推奨します(MFJとは「日本モーターサイクルスポーツ協会」の略称)。
走行会によっては初級クラスなどの体験走行のみプロテクター付きライディングウェアで走行可能な場合もあるのでイベント概要は要チェックです!

レーシングスーツ

出来立てのレーシングスーツにニヤニヤが止まらないたはらです。

レーシンググローブ

手首まで隠れる本革製のレーシンググローブを用意しましょう。
手の甲部分にプロテクターが入っているグローブがあると安心です。
グローブは操作性を重視して選びます。操作一つで大事故に繋がるので大きめのグローブなどを使用すると操作が鈍くなり、小さすぎると疲れてしまうのでサイス選びは注意です。
私の好みですがグローブは外縫いのものは手に当たらず快適に走行できるのでおすすめ!

レーシンググローブ

レーシングブーツ

足首が十分に守られているレーシングブーツを選びましょう。
ツーリング用でもロングブーツがありますがサーキットでは使用することが出来ないので注意です。
レーシングブーツは強度に優れていて万が一の転倒時は足首を守ってくれます。

レーシングブーツブーツにも寄りますが中敷を入れると操作性がアップしてバイクとの一体感が増しますよ!中敷

より安全に走行するために必要なもの

ここからはサーキット走行会に必ず必要ではありませんが、より安全に走行をする為に必要なアイテムをご紹介します。
今後レースに参加する可能性がある方は安全の為にも使用することをお勧めします。

ヘルメットリムーバー

ヘルメットを被る前に装着するインナーです。万が一の事故でライダーが気を失った場合でも首に負担をかけずに他者が簡単にヘルメットを外すことができます。
装着のメリットは他にも、着脱時に耳が痛くならない、汗を吸収してくれるなどツーリング時にも使用しても良いくらいの優れものです。

ヘルメットリムーバー

脊髄プロテクター

レーシングスーツの中に着用することで、脊椎、胸椎、腰椎を守ります。
転倒事故によるむち打ちから脊髄や神経の損傷による後遺症などが残る可能性もあるので、レーシングスーツ購入時にプロテクターを試着した上でサイズのあったものを購入することをお勧めします。

脊髄プロテクタ〜

胸部プロテクター

最近ではツーリング時にも着用される方も増えてきたくらい必須アイテムです。
二輪死亡事故の2割〜3割は胸部損傷が原因によるもの。
胸部プロテクターを着用することで転倒時にハンドルやトップブリッジにある突起物による負傷から守ってくれます。

胸部プロテクター

最低限必要なアイテムからより安全に楽しむ為のアイテムをご紹介しました。
サーキット走行は慣れた頃に転倒が起こりやすくなるので装備は早めに揃えておきましょう。
イベントによって内容が違うのでどこまでが必須アイテムなのか、事前にチェックしてみてくださいね。

次回はサーキット走行前にチェック!愛車のメンテナンスについてです。

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