どうも!レッド・バロ子、こと、きのせひかるです!

2年前、レッドバロンで初の大型バイクを購入した私きのせが、レッドバロンの会員特典を骨の髄までしゃぶり尽くしてきたこちらのコラムですが、なんと、今回が最終話となります。しかも最後のテーマは『きのせ、バイクを売る!!!』

 

というのも、わたくしごとではありますが、昨年結婚し、このたび第一子を授かりました。そして、妊娠中の運転によるリスクや出産後の体調管理、その後しばらく続くであろう赤子中心の日々を考えると、愛車の維持が難しいと判断し、いったん手放すことを決意しました。

 

じつはここまで綴るのにも数日を要したくらい、この決断に至るまでには葛藤がありました。しかし、バイクはある意味ナマ物。定期的に乗ったり整備したりと、手塩にかけてあげなければ劣化の一途を辿ります。果たして私は育児に追われながらもバイクに愛情を注いでやれるのか…。悩みに悩んだ末に出した結論でした。

 

ある日。結婚に伴い移った新居から一番近くのレッドバロンに電話で事情を話します。さすが、全店直営のレッドバロン。買った店舗とは遠く離れた店舗にも関わらず、顧客情報が共有されているので、スムーズに事が進みました。(もちろん他社で購入したバイクでも買取可!)

 

NC700Sがお店にやってくる

さらに、妊娠中につき運転が難しい私に代わって、自宅まで引き上げに来てくれるというもてなしよう。最後の最後までこんな風に大切に扱ってもらえるなんて、幸せだなぁ。私も、バイクも。

もちろん、今回のようなケースだけではなく、事故や故障などで動かなくなってしまったバイクも、無料で出張引き上げして、査定をしてもらえます。

ACIDMチェック

そしていざ、店舗にて査定。スタッフさんがバイクをしっかりとチェックします。さらに、人の目だけではなく、レッドバロン独自の『コンピュータ総合診断機ACIDM(アシダム)』によるフレーム検査も実施するのですが、ここでわかったフレーム異常についてはレッドバロン側で調整してくれるので、査定に影響する事はほとんどありません。

スタッフの皆様が車両と真摯に向き合うその様子を、私はまるで愛しい我が子を嫁に出すかのような面持ちで眺め、この人達になら安心してお任せできるなぁと、そっと胸を撫で下ろしました。

査定中

そして一時間が経った頃でしょうか。営業カウンターにて、店長から説明を受けます。曰く、どうしても避けられない経年劣化していた箇所はあったものの、丁寧に乗ってくれていた事がよくわかり、大きなマイナスポイントはないのだとか。そこで提示された金額に、私は驚愕します。予想していた金額よりも大幅に高かったのです。

思わず「え?いいんですか?まぁまぁ走行距離いってますよ?!」と聞き返し、「あら、それじゃあもっとお安くしましょうか?笑」なんて軽口を交わす一幕も。じつはこの金額、私が曲がりなりにもタレントだから…ではなく、 前述の通り全店直営のレッドバロンだからなせる技なのです。自社で下取りから整備、販売に繋げられるため、買取業者やオークション、販売店といった中間コストを徹底的に省いた「ダイレクト買取」というシステムにより、高額買取が実現しているのです。

 

それに加え、オイルリザーブシステム(詳しくは第5話をチェック)の払い戻し分がプラスされた分厚い封筒を受け取ります。ついさっきまで愛車との別れに感傷的になっていた私でしたが、これには笑いが止まらなくなってしまいました。我ながら現金なやつだ(代金は後日銀行振込も可)。

高額買取

そしていよいよ、別れの時。主を失ったバイクは所在無げに見えました。だけど、レッドバロンなら大丈夫。きっとまた大切にしてくれるオーナーと引き合わせてくれるに違いありません。私が、一生懸命働いて稼いだお金を握り締めレッドバロンの門を叩いたあの日のように。ライダーの未来を繋げてくれるはずです。そう考えると幾分か心が明るくなり、私は万感の思いを込め、お店を後にしたのでありました。

ジョンときのせ

出逢いがあれば、必ず別れもあります。どれだけ愛していたって、手を離さなくてはならない時があるのです。これはバイクにおいても同じでしょう。そこには必ず痛みを伴うものですが、ライダーひとりひとりの人生に寄り添いながら一部始終をサポートしてくれたレッドバロンには感謝してもしきれません。レッドバロンで買ったから、私のバイクライフは健やかで楽しいものになりました。別れ際、店長がおっしゃった「バイクを愛してくださってありがとうございました」の言葉を、きっと私はこの先何度も噛み締めるでしょう。

 

今日までいろんな景色を見せてくれてありがとう。たくさんの人と繋いでくれてありがとう。バイクに出逢えて幸せだったよ。バイクで走った日々を忘れないよ。そして、きっとまた迎えに来るよ。その時は、大きな可能性を秘めた、未来のライダーを引き連れて。

 

愛車と2ショット 

きのせひかる「エンジョイ!レッドバロンライフ!」(完)

 

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