ついにこの日を迎えてしまいました。愛車CRF250RALLYを、手放すことにしたのです。業者にいくらで買い取ってもらえるのか、査定に出す前に、やることはいろいろ。自分の好みで取り付けたパーツをノーマルに戻したり、きれいに洗車したり。そしていよいよ査定。するとうれしいことに、予想を大幅に上回る金額で売却できたのです。今回はそんなお話。

ありがとう我が愛車よ

車両を売る

 大型スクリーンや大容量フューエルタンクなどを装備した軽二輪アドベンチャーモデルとして、2017年に登場したCRF250RALLY。林道は行けるし高速道路も走れるし、デザインもカッコいい。「これはいいぞ!」と愛車の1台に迎え入れて早7年。なのですが、このたび、ついに手放すことに。
 愛車と別れる。これ、ライダーにとってはかなりつらいものがあります。いままでバイクを乗り換えるたびに何度も経験してきましたが、ダメ。悲しい、切ない。泣きたくなります。

査定に出す前の準備

 でも、仕方ありません。ここは気持ちを切り替え、できることをするしかない。それは愛車の、今後について考えてあげること。
 新しいオーナーに可愛がってもらえるように、きれいに洗車してあげましょう。いろいろと取り付けたアクセサリー類も外したり、ノーマルに戻したりして、元の姿に近づけてあげるのです。
 前オーナーである自分の痕跡を、できる限り車両から消す。そんな作業を続けながら、気持ちを整理していきます。

車両を売る

 サイドカバーを開け、バッテリーから電熱ウエアのハーネスを取り外します。寒い冬でも電熱ウエアのスイッチを入れれば、暖かくいられたっけ。厳寒期もよく出かけたよなあ、我が愛車よ。なんてことを思い浮かべながら作業します。

車両を売る

 クラッチレバーとブレーキレバーは、ショートレバーに変えていましたので、これらはノーマルのレバーに戻します。
 ノーマルレバーはほとんど使っていなかったので、新品同様。次のオーナーさんにも喜んでもらえるはず。

車両を売る

 シートのタンデムベルトは、バイクを購入後すぐに外していました。タンデムすることがなかったし、林道走行中、お尻を後方に大きくずらすときに邪魔だったりしたものですから。
 これも元に戻します。ついでに、ふだんは外すことのないシートの裏も、きれいに磨きます。

車両を売る

 シート下のフレームに巻きつけていた、パラシュートコードも取り外します。これは大きなバッグをリアシートに積載するとき、ストレッチコードを引っかけるためのもの。これがあると便利なのです。詳しく知りたい方は以前の記事「ツーリングに役立つロープワーク/『テグス結び』で輪っかを作る」をご覧ください。

そのままでいい場合も

 このように、愛車の各部に目を配りながら、元の状態に戻していきます。けれども、例えばステッカーなどは、無理に剥がさなくてもいいそうです。

車両を売る

 レッドバロンの営業マンに聞いたところ、ステッカーはそのままでもいいとのこと。無理に剥がそうとして車体に傷を付けたら困るので、そこは買い取りするお店に任せてもらっていいのだそう。 

車両を売る

 これはデイトナのマルチウィングキャリア。車種専用設計なので、外して次の愛車に使いまわすことができません。だったら、これは次のオーナーさんにこのまま使ってもらいましょう。GIVIのトップケースがカンタンに取り付けられるので、きっと喜んでもらえるはず。どういうところが利点なのか、詳しく知りたい方はこれまた以前の記事「『GIVI』取付が超ラクになる! DAYTONAのリアキャリアに注目」をご覧ください。

驚きの高額査定に!

 大切に乗ってきた、愛車とのお別れです。思い出を振り返りつつ、悔いのないように磨きます。
 そしていよいよ査定のため、レッドバロンへ。レッドバロンは無料の出張引き上げ買取もしてくれますが、来てくれるのを待っているのも時間の無駄だし、自分で持ち込みます。バイク売却の際は、●自賠責保険証、●認印、●免許証、●軽二輪(126~250cc)の場合は届出済証(251㏄以上の場合は車検証)、そしてレッドバロン会員の場合は「会員証」が必要ですのでお忘れなく。
 え? 個人売買やネットでの売買は考えなかったのかって? 個人情報の流出や後々のトラブルが怖くて、筆者は利用する気になれません。

 さて、なぜ多くの買取業者がある中、レッドバロンを選んだのか。理由は単純明快。それはレッドバロンが高額で買い取ってくれるから。
 レッドバロンの場合、ユーザーから直接バイクを買い取り、自社で直接販売します。つまり買取専門業者やオークション業者などの中間コストがかからないのです。その分、高く買い取ってもらえる、ということ。

車両を売る

 さらにレッドバロンの場合、買取金額を最大限に高めるため、自社開発の「コンピュータ総合診断機ACIDM(アシダム)」を使ってフレーム診断などの細かくていねいな査定をしてくれるのです。
 車体に問題がない、となれば、あとは消耗品のチェック。エンジンオイルやブレーキフルード、ブレーキパッド、前後タイヤなど、交換が必要なものはあるか。
 長年の経験や勘で査定するのではなく、すべてを数値化して、適正かつ最大限の高額買取に結びつけているというわけですね。

 買取金額はこのぐらいかな? と予想していたところ、提示してもらった金額は予想を大幅に上回るものでした。
「細かく診断したところ、大事に乗られていたことがよくわかりましたので」
 うれしいなあ。レッドバロン立川の堀内工場長にそう言われた時には、次に乗るバイクも大切に扱おう、と強く思ったものです。
 こっちとしては、高く買ってもらったということでうれしいし、愛車が高い評価を得た、という意味でもうれしい。さらには、もうひとつ。
 ここまで詳しく調べた上で整備を加え、レッドバロン独自の「5つ星品質」を満たしてもらえれば、次のオーナーさんも安心して乗れるだろうな、という喜びもあります。
 だって、そうでしょう? 大好きだった愛車ですから、次のオーナーさんとも、いい時間を過ごしてほしいじゃないですか。
 以上、〈中間コストなし・的確な査定で大満足の高額買取になった〉というお話でした。みなさんのご参考になれば幸い。
 そして売却して得たお金で、次は何を愛車に? 次回、お伝えします!

【関連記事】
個人売買でバイクを売るリスク
これでウン万円査定UP、愛車を高く売るコツ教えます
【油冷夫婦☆爆誕レポ】その6・妻が体調不良になりまして……。なんと!「ジクサー250」とサヨウナラ!? 油冷夫婦は解消してしまうのか?~

 

 

 

 

 

 

SHARE IT!

この記事の執筆者

この記事に関連する記事