ヤマハは、MT-07系エンジンを搭載したアドベンチャーモデル「テネレ700 ABS(Ténéré700 ABS)」をマイナーチェンジし、2022年モデルとして5月20日に発売すると発表した。エンジンは平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合しつつも、従来モデルよりパワーアップを果たしている。カラーバリエーションも刷新された。

ヤングマシン編集部 ●外部リンク: ヤマハ

1ps/0.1kgf・mのパワー&トルクアップ!

ヤマハは、MT-07系エンジン搭載のアドベンチャーモデル「テネレ700 ABS」をマイナーチェンジし、2022年モデルとして5月20日に発売する。エンジンを欧州で言うユーロ5に相当する平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に適合させたほか、3バリエーションのカラーリングを全て刷新した。新価格は128万7000円だ。

新色の“ブルー”は、ヤマハのスポーツスピリットを継承するブルーにTénéréのビッグロゴとハーフマットのブラックを組み合わせ、ラリーなどで活躍するレースイメージを投影。“ブラック”は、ソリッドグレーとブラックを組み合わせ、最近のトレンドを反映している。そして“ホワイト”は、赤いスピードブロック(いわゆるストロボライン)を配したグラフィックにゴールドのリムを組み合わせ、往年のレースシーンを彷彿とさせる。

なお、エンジンは新排出ガス規制に適合しながらも、1ps&0.1kgf・mのパワー&トルクアップを果たし、73ps/9000rpmおよび6.9kgf・m/6500rpmに。それぞれ発生回転数は変わらない。これにともない、WMTCモード燃費は24.0km/L→23.8km/Lとなった。その他の主要諸元に変更はなく、新価格は2万2000円アップの128万7000円に設定された。

YAMAHA Ténéré700 ABS[2022 model]

YAMAHA Ténéré700 ABS[2022 model]

主要諸元■全長2370 全幅905 全高1455 軸距1595 最低地上高240 シート高875(各mm) 車重205kg(装備)■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 688cc 73ps/9000rpm 6.9kgf・m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量16L■タイヤサイズF=90/90-21 150/70R18 ●価格:128万7000円 ●色:青、黒、白 ●発売日:2022年5月20日

YAMAHA Ténéré700 ABS[2022 model]ディープパープリッシュブルーメタリック C(ブルー)YAMAHA Ténéré700 ABS[2022 model]ブラックメタリック X(ブラック)YAMAHA Ténéré700 ABS[2022 model]ラジカルホワイト(ホワイト)YAMAHA Ténéré700 ABS[2022 model]特徴的な四ツ目のLEDヘッドライトが睨みを利かせる。ハイマウントのスモールスクリーンがスポーティ。マルチファンクションの縦長フル液晶メーター。その上にはGPSなどを装着できるステーもある。倒立フォークはφ43mm。オフロードタイヤを履かせた際に干渉を防ぐため位置調整可能なフェンダーを採用する。伝統のリンク式モノクロスサスペンションは、アルミシリンダー採用のショックアブソーバーを奢る。新排出ガス規制に適合したCP2(270度クランクの2気筒)エンジン。コンパクトな1軸バランサーを備え、メッキシリンダー&鍛造ピストン、オフセットシリンダーなど最新のテクノロジーで開発されている。YAMAHA Ténéré700 ABS[2022 model]

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