昨今のライダーなら意識しなくてはならない環境性能。特に燃費の良さは、地球環境の保全のみならず、我々の財布の温かみにも直結する重大な問題だ。バイクメンテナンス系YouTuber・DIY道楽テツ氏が体当たりで検証を行なうべく、取り上げたのは燃費性能の高いバイクの筆頭、数々の伝説を残してきたホンダの名車「スーパーカブ110」だ。実測値として、カブのタンクとエンジンでどこまでの距離を走ることができるのだろうか。驚きの結果となった。
●文/まとめ:ヤングマシン編集部(DIY道楽テツ)
【YouTubeクリエイター:DIY道楽テツ】バイク雑誌の編集に携わったのち、20年以上の溶接の経験を活かしてDIYに勤しむYouTubeクリエイター。「バイクを元気にしたい!」というコンセプトで定期的に動画を配信している。最近では徒歩旅に目覚めたという。’76年生まれの2児の父。[URL]DIY道楽(メインチャンネル)のまてつ父ちゃんの日常(サブチャンネル)
Contents
- 超省燃費で有名なカブ。ガソリン満タンでどこまで行けるのか?
- コチラが今回の相棒! 新型スーパーカブ110です!
- メーカー公表の航続距離ならばウナギを食べに行ける?? →よし、行ってみよう
- 【3:47】いざスタート! 出発点=ホンダウェルカムプラザ青山より、目指すは浜名湖の絶品うな重ナリ!!
- 【5:34】平塚 走行距離55.1km チェックポイント〈1〉
- 【6:55】箱根湯本三枚橋 走行距離87.2km チェックポイント〈2〉
- 唸れロングストロークエンジン! 箱根の山名物「七曲り」
- 【7:43】箱根を上り切った!@芦ノ湖 走行距離101.7km チェックポイント〈3〉
- 【8:24】箱根から下ってきました@三島 走行距離119.9km チェックポイント〈4〉
- 【9:56】静清バイパス 走行距離172.4km チェックポイント〈5〉
- もちろんやります寄り道。だってツーリングですから!〈本田宗一郎ものづくり伝承館&うなぎ 納涼亭〉
- いよいよラストスパート! 燃料はまだある。ここまで来たら浜名湖まで走りたい!
- そしてついに! メーカー公表の航続距離を突破!!
- 【14:06】ガス欠ゴール! 浜名湖 走行距離293.9km チェックポイント〈6〉
- 動画解説はこちら↓
超省燃費で有名なカブ。ガソリン満タンでどこまで行けるのか?
累計1億台以上販売され、世界でもっとも売れているバイクである「スーパーカブ」。そのエンジンは、どんな環境でも壊れず走れるタフネスさ以上に「燃費が良い」エンジンとして有名です。
そんなスーパーカブ、ガソリン満タンにしたらどこまで走れるのでしょうか…? メーカーが公表する航続距離は278.39km。でもそれはあくまで計算上の数値。実際はどうかわからないよねってことで、これをガチンコ検証してみたいと思います。
しかもスーパーカブといえば4月に新型車が出たばかり。ディスクブレーキやキャストホイールの採用も気になりますが、今回はロングストロークが採用された新型エンジン搭載とのこと。新しくなったスーパーカブの実力、ぜひとも拝見させていただきましょう!
コチラが今回の相棒! 新型スーパーカブ110です!
【’22 HONDA SUPER CUB 110】■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 109cc 8.0ps/7500rpm 0.9kgf・m/5500rpm ■車重101kg(装備) シート高738mm 4.1L ■タイヤサイズF=70/90-17 R=80/90-17 ●色:グリントウェーブブルーメタリック タスマニアグリーンメタリック パールフラッシュイエロー バージンベージュ クラシカルホワイト●価格:30万2500円 ●発売日:’22年4月14日
デザインの基本は65年前に初登場したC100から大きくは変わらず。何度フルモデルチェンジを繰り返しても、一目で「スーパーカブ」と分かるスタイリングですね 。
ボア×ストロークは従来の50×55.6mmから47×63.1mmへとロングストロークの新エンジンを搭載し、たのもしく力強い走りと、省燃費を両立。電子制御で理想的な燃料供給を行うPGM-FIも採用し、燃料消費率67.9km/Lを実現! シフトチェンジは、停車時のみロータリー式となる4段リターン式。2段クラッチを装備してシフトチェンジ時のショックを軽減してます。
フロントディスクブレーキを採用することで、高い制動力を追求。さらに車輪ロックを回避する1チャンネルABS(アンチロックブレーキシステム)も標準装備し、制動時の安心感をより高めました。
メーカー公表の航続距離ならばウナギを食べに行ける?? →よし、行ってみよう
さて、ガソリン満タンからガス欠まで走れる距離、つまりバイクの「航続距離」は、ガソリン1リットルあたりの走行可能距離(燃費)とガソリンタンクの容量の乗算で求められます。すなわち、
航続距離 = 燃費(km/L) × ガソリンタンク容量(L)
ということですね。ちなみにスーパーカブの公表燃費値は、WMTCモード値で67.9km/L。つまり航続可能距離は67.9(km/L)×4.1(L)=278.39kmです!
そんなメーカー公表の航続距離から算出するとこんなルートが浮かんできました。
※Googleマップより引用
東京都の青山交差点から浜名湖が、高速道路を使わない一般道でおおよそ260km。浜名湖と言えばウナギ。おお、奇しくも季節は夏の土用シーズンではないですか!!
それならば… こういうプランは如何でしょうか?
「 夏の土用だから! ホンダウェルカムプラザ青山から、浜名湖のウナギを食べに行くツーリング スーパーカブ110限界航続距離テスト」
スーパーカブは110ccなので高速道路は使えません。季節も夏だし、道中かなり過酷な道のりになるのは容易に想像できます。なのでちょいと高価ではありますが、最後の最後に楽しみ(目の前のニンジン)を設定してみました。
まぁ、アレですよ。もし思ったより航続距離が伸びなくてガス欠になったとしても、浜松餃子と生ビール(!!)という楽しみもあるわけで(笑)。これなら猛暑の中でも走れるってもんです!
【3:47】いざスタート! 出発点=ホンダウェルカムプラザ青山より、目指すは浜名湖の絶品うな重ナリ!!
スタート地点はホンダの本社のある「ホンダウェルカムプラザ」のある青山から。いよいよ出発です。プラザに向かって一礼していよいよ出発。トリップメーターをリセットし、距離計をゼロにしたらシフトペダルを「ガッチョン」と踏み、走り始めます。
このスーパーカブ110は借り物で、今回はじめて乗ったのですが、いつも乗っているリトルカブとあまりにフィーリングが似ているので何の違和感もなく走り始めます。強いて言えばちょっとシフトが固い(ダブルクラッチだからでしょうか?)のですが、これも5分と経たずに慣れてしまいました。
ちなみに、今回はリアルな航続距離を検証したいので、あえてエコ運転は意識しません。法定速度を守って流れに乗りつつ、いつも通りの加速減速を心がけますよ~。
都内特有の暑さと渋滞を避けるために夜明け前に出発したのですが、予想外に車と人がいますね。さすがメガロポリス東京。ワタシが住んでいる田舎とは違いますね~ などと感心しながら、国道246号線を神奈川県厚木に向かってひた走ります。
まだ夜も明けぬ4時ちょっと前。さすがにこの時間だと、走っているのは深夜営業のタクシーと、新聞配達のスーパーカブ仲間くらいですね。
渋谷付近を通過中~
ガソリンは前夜に給油しているので間違いなく満タンです。’22モデルからデジタルメーターが採用されたそうですが、シフトインジケーターと平均燃費を表示してくれるのは嬉しい限り。これは便利そうですね~。
【5:34】平塚 走行距離55.1km チェックポイント〈1〉
平塚付近で夜明けを迎えました。日の出の直前、視界全体がまるでマジックアワーのように淡いオレンジに包まれ、真っ赤なご来光がお目見えしました。本日も湿度が高くて天気が不安定な気配ですね。
夜が明けました。国道246号にて。
国道246号から国道129号にスイッチして平塚で最初の休憩。コンビニで朝コーヒーを頂きます。ここで、最初の燃費チェック。メーターのボタンを押して出てきた数字は、なんと「AVG 81.5km/L」!
いきなりの「WMTCモード値超え」です。もちろん、実測燃費はこれより劣るとは思うのですが、246がずっと快適に空いていて、まるでバイパス道路を走るように60kmをキープできたのが大きいのでしょうか?
いきなりWMTCモード値超えの平均燃費!
だけどここからは、そう簡単にはいかなくなってきますよ~。
国道129号を南下してから、国道1号線に合流します。時刻的にも交通量が増えてきてそこそこ渋滞も出てくるはずなので、燃費がどう変化してくのか? 興味があるところです。
なお、ここまでは60kmをキープしつつも快適に走ることができました。アクセル開度をパーシャルに保てばおおよそ55km/hなので、ちょい開け状態で60km/h巡行も楽々でした。
【6:55】箱根湯本三枚橋 走行距離87.2km チェックポイント〈2〉
国道1号線を西に走り、箱根路に入りました。そしてやってきたのが箱根湯本の三枚橋。
ここで疑問に思われたかもしれませんね。燃費と航続距離を考えるのであれば、なぜ国道246号をそのまま走って御殿場から沼津へ抜けなかったのか…? と。
それは至極当然の疑問です。国道246ルートのほうが高低差でも斜度でも間違いなく有利なはずなのです。そりゃわかっちゃいるのですが、そこはほれ。なんたってホンダのスーパーカブですから。困難(箱根)から逃げて記録だけ伸ばそうなんて姑息な考えは、本田宗一郎氏に怒鳴られるってもんです(?)。
とかなんとか言ってますが、ただ単に箱根越えをしたかっただけだという(笑)。
ちなみにここまでの燃費は「AVG 79.0km/L」。やはり国道1号線の小田原付近の渋滞が響いているのか下がってきてます。ここから箱根の山を越えるので、何かしら変化が起きるはず。そんじゃ、行ってみます!
箱根路にルートを取り、三枚橋から東海道へ入ります。
燃費は箱根の山道に入る前までで79.0km/Lでした。
唸れロングストロークエンジン! 箱根の山名物「七曲り」
ここからはスーパーカブ110のエンジンの真価が問われます! 登り勾配10%の連続コーナーの箱根の山名物「七曲り」。どれくらい頑張れるかと思いきや…? これが意外にもグイグイ上っていきます。
従来のショートストローク重視のエンジンとは違い、低中回転だけでなく高回転域にも扱いやすいパワーがあって、箱根の山も苦も無く走ることができました。
また、スーパーカブの隠れた魅力である「ヒラヒラハンドリング」もさらに磨きがかかっており、よりバージョンアップされている足回りと相まって、実は肩も凝らないワインディングダンサーっぷりを披露してくれます。
あくまで個人的な感想ではあるのですが、街乗り/ワインディング/悪路と、高速道路以外のシチュエーションで気軽にどこまでも走れてしまうスーパーカブという乗り物は、最高クラスのツーリングマシンだと思っております。車体が軽くてどこでもUターンできちゃうので寄り道も得意ですしね!
いよいよ箱根の山名物「七曲り」
ぐいぐい上っていきます
【7:43】箱根を上り切った!@芦ノ湖 走行距離101.7km チェックポイント〈3〉
無事に箱根峠を上り切って芦ノ湖の湖畔にやってまいりました。立ち寄ったのは「東京箱根間往復大学駅伝競走 往路ゴール&復路スタート地点」です。この時点での燃費はというと…AVG72.0km/L。
やはり登りは燃費に影響しますね~! 走り始めは順調に80km台だったのが、もはや70km台も風前の灯…。だけど、ここからは逆に箱根の下りが始まります。登りとは正反対に、下っていくことで燃費がどうなるのか? それでは行ってみましょう!
思わず折り返して逆方向へ行ってしまいそうになるポイント。
麓では79.0km/Lだった燃費は、山道で72.0km/Lに。七曲りが効いています。
そしてここでいよいよ「東西に長~~い、静岡県」の始まりです~!
【8:24】箱根から下ってきました@三島 走行距離119.9km チェックポイント〈4〉
箱根の強烈な下りを駆け下りて、三島まで下ってきました。ちょっと強めの雨も降ったのですが、さすがはスーパーカブ。大きなレッグシールドのおかげで下半身はほとんど濡れないうえに水ハネも皆無でした。これにウィンドスクリーンさえ付ければ雨でも最強クラスになるでしょう(笑)。
さてさて、三島のコンビニにて燃費チェック! どれどれ…おお! 急回復して「AVG77.6km/L」! 登りのマイナスを帳消しにはできませんでしたが、国道246号線を通っても登り下りはあったはずなので、十分健闘してくれたと思うことにしましょう。なんにせよ、箱根峠を超えてもなお省燃費&長航続距離を記録できれば完璧! ってもんです。
エグい下りが続きましたが、そのおかげで燃費は急回復。箱根に入る前と遜色ない数値になりました。
【9:56】静清バイパス 走行距離172.4km チェックポイント〈5〉
さあ、ここからが正念場です。車で高速道路を走っていても「長い…長すぎるぞ!」と思えてしまう静岡県。それをさらに下道しか走れない125cc以下の原付二種であるスーパーカブにとっては苦行とも言える道なので、それを克明に記していたらキリがないので簡潔にまとめますと…
容赦なく襲い掛かる炎天下での大渋滞(脱水症状になる)。
ひたすらまっすぐのバイパス道(やや飽きるけど、でも気持ちは良い)余談ですが、静岡のドライバーはハイペースで走りますね~!
部分的に125cc以下は入れなくなるバイパス道(かなり遠回りになります)。
いきなり襲来したゲリラ豪雨(雨粒が痛い&パンツまで濡れて寒い)。
そんなライダーにとっては過酷な道のりでしたが、でも流石です、スーパーカブ。そんな状況をものともせず燃費はまさかの「AVG79.4km/l」!
悪化どころか、むしろ改善しちゃうんですかっ!! どうやら「渋滞」と「坂を上る」のだけは燃費をかなり悪化させますが、ある程度ストップ&ゴーがあっても、そこそこのペースをキープしながら走ることさえできれば(その時ライダーが大雨でビショ濡れになろうとも)、スーパーカブのエンジンは省燃費を維持できることがわかりました。これこそまさに、こまやかなコントロールができるインジェクションならではのメリットなのでしょうか。
このタイミングで、まさかの平均燃費アップ!
もちろんやります寄り道。だってツーリングですから!〈本田宗一郎ものづくり伝承館&うなぎ 納涼亭〉
ここまで走ってみて、スーパーカブが予想を上回る燃費を記録しそうな予感がしてきたので、ここでちょっとだけスケベ根性を発揮して寄り道をしてみました。浜名湖までの距離が遠のいてしまいますが、やっぱりスーパーカブに乗ってきたからにはここは外せないでしょう…ってことで! 「本田宗一郎ものづくり伝承館」です。
ここでは、ホンダの創業者である故本田宗一郎氏の生い立ちについて学べるほか、貴重なマシンの数々を見ることができます。
そして何より、その奥には…
べべん!
市販車で初めて「カブ」の名前を冠した、原動機付き自転車の元祖「ホンダカブF型」と、スーパーカブの元祖1958年式「スーパーカブC100」に会うことができるのです。やはり2022年式のスーパーカブに乗って静岡に来るからには、聖地巡礼せねばっ! ってことで行ってみました。
原動機付き自転車の元祖「ホンダ カブF型」
スーパーカブの元祖1958年式「スーパーカブC100」
【本田宗一郎ものづくり伝承館】●住所:〒431-3314 静岡県浜松市天竜区二俣町二俣1112
そしてもうひとつ。付近には本田宗一郎氏も通ったといううなぎ屋さん「うなぎ 納涼亭」があります。ここでは天竜川を眺めながら、絶品のうなぎに舌鼓を打つことができます。なんという絶景! なんという贅沢…。またホンダゆかりということで、入口すぐのレジ横には「ベンリィJC型」が展示されています。
白焼きにも惹かれましたがここはやっぱりうな重! ってことで、竹を頂きました。表面がカリカリに焼けている一方で、身は噛めないほどにほろほろ柔らか。口の中でなんともいえぬ香りと味が広がります。タレも甘すぎずまた主張しないのでうなぎ本来の味を存分に楽しむことができました。ほどよいタレの味はご飯との相性もよくて、大盛にしたご飯をたっぷり堪能できました。
とてもおいしかったです。ご馳走様でした~!
その香りからしてすでに美味しい!
うなぎ 納涼亭 うな重(竹) ●価格:2860円
納涼亭の座敷からは天竜川が望めます。この眺めがまた素晴らしい!
本田宗一郎ゆかりの地ということもあってか、貴重な車両であるベンリィJC型も展示されていました。
【うなぎ 納涼亭】●住所:〒431-3313 静岡県浜松市天竜区二俣町鹿島1−10
いよいよラストスパート! 燃料はまだある。ここまで来たら浜名湖まで走りたい!
雨や灼熱でバテバテになっていましたが、スーパーカブのご先祖様へのご拝謁と、美味いうな重のお陰ですっかり元気になりました。そこで気になるスーパーカブの燃料残量はというと…。おお、まだ残っている!
この時点で走行距離が264.3km、メーターに表示されている燃費はAVG78.5km/L。もしここでガス欠になったとしてもすでに実燃費は64kmを超えているので、すでにWMTCモード燃費に3kmと肉迫しているではないですか!
これはひょっとするとひょっとするぞ…? と思いつつエンジンスタート。もう、どこでガス欠になっても後悔はしませんが、でもここまで来たなら浜名湖にたどりついてみたい!!
まだかなり走れそうな気配!
そしてついに! メーカー公表の航続距離を突破!!
本田宗一郎ものづくり伝承館からさらに14kmを走行。この時点で、WMTCモード燃費の67.9km/Lを突破。メーカー公表の航続距離である278.39kmを超えました。
それでもまだ、ガソリンはある!
行ける、行けるぞ浜名湖! ここからはエクストラステージ。ガス欠まで走り切るのです。
メーカー公表の航続距離突破の瞬間
まだ残ってる。まだ走れる!!
【14:06】ガス欠ゴール! 浜名湖 走行距離293.9km チェックポイント〈6〉
浜名湖が見えてきました!
とにかく最短ルートで浜名湖へ! と焦っていたのでちょっとトンデモナイ道に導かれてしまいましたが、アッチコッチ迷走しながらもそれでもスーパーカブは走り続けました。
浜名湖キターーーー!!!!
ここでいきなりガス欠の予兆
こりゃひっとすると走行距離300kmいくんじゃね? と思ったそのとたん! エンジンが「ボボボッボボッ…ボボボッ…」と不安定に。ガクガクいいながらも走るスーパーカブ。がんばれ!!
声援を送りながらもついに…「ガクガクガクッ プスンッ」と、漫画みたいな効果音を発しながら止まったのは、田んぼのど真ん中。
そんなわけでここが今回のツーリングのゴール地点。ガス欠達成です!!!
完全に沈黙しました。
最終的な結果は、まさかまさかのWMTCモードの数値超え! 昔から「カタログ燃費を出すのは不可能」ってのが常識だったような気がしますが、マシンが性能を上げて、一方で燃費指標がより精密になっている現代ではこんな記録がでるのだと思い知る結果となりました。
実燃費:71.68km/L
航続距離:293.9km
これが今回のリアルな結果です。
途中寄り道したり、悪路を走ってみたり、写真撮影のために余計に停車したり、箱根に挑んでみたりしたので、もし本気でエコ運転に徹していればもっと数字は伸びることでしょう。でも逆に、アイドリングストップすらせずにこの結果になったので、自分としてはスーパーカブの完成度の高さにただただ驚かされる結果となりました。
なお、今回の結果はお借りした車両を使用したもので、インジェクションの設定変更や部品交換による軽量化、はたまたオイルへの添加剤等は一切行っておりませんので、皆様の参考になれば幸いです。
次回は逆に、航続距離ではなく燃費だけに注目したツーリングをやってみたいと思います。今回もご視聴ありがとうございました~!!
本当のガス欠。ガソリンタンクは空っぽです。
お疲れ様でした~!
ルート:ホンダウェルカムプラザ青山 → 浜名湖の湖畔
走行距離:293.9km
メーター表示平均燃費:AVG78.2km/l
消費燃料:4.1L(タンク容量)
実燃費:71.68km/L
動画解説はこちら↓
(↓)YouTube動画のほうでは映像付きでツーリングの模様をお届けしております~!
私のYouTubeチャンネルのほうでは、「バイクを元気にしたい!」というコンセプトのもと、3日に1本ペースでバイクいじりの動画を投稿しております。よかったら遊びにきてくださいね~!★メインチャンネルはコチラ→「DIY道楽」 ☆サブチャンネルもよろしく→「のまてつ父ちゃんの日常」
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