6月12日(月)、日本自動車会館1階のくるまプラザ会議室にて、自民党オートバイ議員連盟所属の赤池誠章(あかいけ まさあき)参議院議員による「二輪車業界の明日を考える講演会」が開催された。
講演会のテーマは以下の3つだった。

1. 「三ない運動」見直しの議論を推進!
2. バイクの利便性の向上を促進!
3. バイクの希望ナンバー制が導入へ!

今回は3つ目の、バイクの希望ナンバー制導入に向けた動きについて紹介する。まずは、赤池議員の話の前に、希望ナンバー制度について簡単に説明したい。

ナンバープレートの希望ナンバー制度とは?

希望ナンバー制度とは自動車のナンバープレートに自分が希望する番号をつけることができるという制度だ。クルマのナンバープレートが「77-77」だったり「88-88」だったり「20-20」だったりというのを見たことがある人も多いと思う。

希望ナンバーの取得は、希望番号予約センター全国自動車標板協議会のサイトから申し込むもので、4ケタまでの番号(アラビア数字部分のみ)を指定できる仕組みだ。

なお、「77-77」など人気の高い数字はコンピュータによる抽選となる。また、「多摩」だけ、「横浜」だけと、地区ごとに抽選対象となる番号も決められている。

●抽選となる数字 ※関東運輸局サイトより引用。地区により異なる

1 7 8 88 333 555 777
888 1111 3333 5555 7777 8888


交付時には交付手数料が必要となり、関東運輸局の場合は、通常のペイント式で4,140円~、字光式で5,360円~となっている。クルマの場合は前後にナンバープレートが必要なため2枚組となっているが、1枚当たりの単価はこの半分に設定されている。

いよいよ、バイクでも希望ナンバーが選べる!?

しかし残念なことに、希望ナンバー制度は登録自動車(普通車・大型トラック等)と軽自動車(一部除く)のみを対象としており、現在、二輪車はすべて対象外となっている。

が、今回の話では、バイクにも適用できるように、かなり現実的に動いているようなのだ。

講演会の中で赤池議員は希望ナンバー制度検討へのいきさつや現状と展望について語った。
赤池議員「一年半前に『四輪はナンバーが希望できて、なんで二輪はできないのか』という話を方々から頂きまして、国土交通省自動車局に実務的な検討をお願いしていました。それがようやく次のステップに行ける、今月末に国交省がワーキンググループを立ち上げるということになりました。しっかりワーキングで議論して、2~3年先の実現を目途に皆さんと頑張りたいと思います」(要約)

なお、ワーキングで検討される過程では、AJ(全国オートバイ協同組合連合会)ほか有識者へのヒアリングなども実施されるという。
AJ会長の大村直幸さんは「バイクユーザーからの支持や応援も大事になってくるので、周知の段階からメディアや関係者の力をお借りしたい。希望ナンバーの手数料についてはまだ何とも言えないが、四輪に比べて高騰することがないようにお願いしていく」とコメントしてくれた。

講演会の翌日にワーキング立ち上げのリリース!

講演会の翌日(6月13日)、国交省から「二輪車ナンバープレートの様式見直し等の検討開始
~『二輪車のナンバープレートの様式の見直し及び 希望ナンバー制導入に係るワーキンググループ』を開催~」というプレスリリースが発出された。

詳しいことは上のリンク先を参照してほしいが、概要は以下となる。

概要:
二輪車ナンバーの組合せは一部地域で底を突く恐れあり。様式の見直しで組合せが増えるので、要望のある希望ナンバー制をワーキンググループを立ち上げて検討する。導入決定の場合は125cc超の二輪車はユーザーが自由に番号を選べるようになる。

ただし、125cc以下の二輪車(原動機付自転車)は各市町村で所管されているため本検討会では検討対象外となる。

現段階では、125cc以下の原付一種・二種のバイクは希望ナンバーの対象から外れているとのこと。

第1回のワーキングは6月27日(火)に開催予定となっている。希望ナンバー制が実現すれば「・8 19」などは争奪戦になりそうだが、何はともあれ、バイクユーザーの間で希望ナンバー制について話題になることがまず重要だ。期待を持って、検討の経過を見守りたい。

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