クシタニは、本社1階にある「クシタニ浜松本店」の営業を終了し、移転リニューアルすることを発表した。新店舗は約900平米もの広さがあり、その建屋の中には創業当時の「櫛谷商店」を再現するというから驚きだ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク: KUSHITANI
よみがえる櫛谷商店の姿から、バイク文化を世界に発信
クシタニは、本社1階にあるクシタニ浜松本店の営業を終了し、移転リニューアルすると発表。新店舗は現在の浜松本店から南へ徒歩8分ほど(約600m)の中田島街道沿いにあり、建屋・内装ともに完全オリジナル設計で造られるという。オープン日は2021年9月18日で、現在は完成に向けて最後の追い込み中だ。
クシタニは1947年創業で、浜松の町にある小さな革製品の店としてスタート。間もなく浜松ではバイク産業が急速な発展を遂げたことから、まだ日本では誰も作ったことがなかったバイク用の革ツナギ製造に着手し、高い評価を得た。これ以後、クシタニはバイク用ウエアを主体に製造販売を行う企業として歩み、成長してきた。
創業75年を目前にした今年、約900平米の土地に建てられる新しい店舗は、これまでに受け継がれてきた想いやバイク文化を浜松から日本全国、そして世界へと発進していくという決意を具現化するものだ。
コンセプトは「原点回帰」。なんと建屋の中に創業当時の櫛谷商店を再現し、ミュージアムや休憩場所、集いや発信の場としての機能を充実させることで、昔を知るユーザー、そしてスタッフにとっても、過去と未来をつなぐ場所になることを目指す。まだ全てが明らかにはなっていないが、コンテナを組み合わせて改装した立体的な内装も特徴的で、見どころが多そうだ。
クシタニ公式YouTubeチャンネル『KUSHITANI PERFORMANCE CHANNEL』では、櫛谷久会長とクシタニ東京の櫛谷信夫社長による新店舗の視察&雑談がアーカイブされている。余談ではあるが、久会長はトライアル競技のライダーとして名を馳せたこともあり、かつてはヤングマシン誌でトライアルテクニックを伝授する記事に登場したこともある。現在も自社ウエアのテストを兼ねてツーリングをしまくっている、根っからのライダーなのだ。
そんなクシタニの新たな『クシタニプロショップ浜松本店』は、創業者(櫛谷久会長のご両親)たちの想いを、飽くなき探求心と絶え間ない挑戦という形で未来に引き継いでいく。
【オープン日:2021年9月18日(土)】
店名:KUSHITANI PRO SHOP 浜松本店
住所:〒430-0846 浜松市南区白羽町662-1
TEL:053-488-8884 *オープン前は繋がらない場合がございます
定休日:水曜日、木曜日
営業時間:10:00〜19:00
※新型コロナウィルス感染防止の為、マスク着用・手指の消毒をお願いいたします。混雑を避けるため入場制限をさせていただく場合がございます。
【動画】リニューアルする浜松本店の一部を先行公開 ~本店の物は本店に~| RE:BORN PROJECT
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