ハーレーダビッドソンジャパンは、パートナーシップを展開する全国の大型自動二輪教習所に配備すべく、「ナイトスター」の教習モデルを新たに加えることを発表した。

●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:ハーレーダビッドソン

2023年から予告されていた新たな教習車の投入

ハーレーダビッドソンジャパンが新型の教習モデル「ナイトスター」を全国の提携教習所に配備していくと発表した。これまでもXL883R、ストリート750の教習仕様を供給してきたが、全国の大型自動二輪教習所とのパートナーシップ提携を進めるなか、さらなるハーレーの魅力を伝えるものとして投入することになる。

ナイトスター教習仕様は、ハーレー専用パーツも多く手がけるキジマ(東京都足立区)と共同開発し、前2モデルと比較しても最軽量のハーレー教習車(車重221kg)となる。

ナイトスターは、伝統のスポーツスタースタイルを踏襲しながら、扱いやすい水冷Vツインエンジンと最新電子制御を搭載し、シート高は705mmとユーザーフレンドリーなのが特徴だ。

この教習仕様、じつは2023年時点からハーレーダビッドソンジャパンはXL883R、ストリート750に続く教習車の投入を示唆しており、車格などを考えればナイトスターベースになると予想もされていたのだった。

まずは東京・神奈川で5校の自動車教習所を経営する「コヤマドライビングスクール」にて、ナイトスター教習車×4台を横浜校から導入するという。ナイトスターによる大型二輪教習(教習/検定とも)は関東の教習所では初。このほか、ハーレー教習車を使う教習所についてはハーレーダビッドソン公式WEBサイトより検索してみてほしい。

ベースになっているのは2023年モデルのナイトスター。発売当時の価格は226万3800円だった。現行モデルはビキニカウル付きのナイトスタースペシャルのみがラインナップされている。

ナイトスター教習車

ナイトスター教習車。

身長157cmの女性(上)、身長171cmの男性(下)。975ccのVツインエンジンを搭載していても車格はフレンドリーだ。

ナイトスター教習車は左右にガードパイプが追加され、教官や試験官が運転状況を把握するための各種インジケーターがヘッドライト上に増設された。ミラーはバーエンドタイプから一般的な位置のものに変更されている。

ナイトスター教習車のディテール

追加インジケーターのワイヤー類はスマートにまとめられている。ハンドル位置は手前にセットバック。

バーエンドミラーから一般的なものになったぶん、バーエンドにはガードを兼ねるウェイトを追加。ペダルとステップの間隔も短縮された。

前後に大型のパイプガード(バンパー)を追加してある。

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