ロールトップ防水気室と大小3つの非防水気室を装備したHenlyBeginsのウエストバッグ「DH-737」。サイズ感もちょうどよく、使い勝手は申し分なく、ボディバッグとしても使えるし、デザイン的にも気に入っているものだから、バイクに乗る日も乗らない日もほぼ毎日使っていました。6年もの長きにわたって使ってきたので、さすがに色褪せが目立つようになり、このたび新品をリピート購入。それだけ気に入っているというわけで、今回は「DH-737」のお勧めポイントをご紹介します。
軍用品みたいなルックス
「DH-737」はスクエアなフォルムで、昔ながらのウエストバッグとは一線を画したデザイン。素材は引き裂き強度に優れたリップストップ生地で、表面にPALS(パルス)テープが縫い付けられていて、軍用品みたいな印象。まずはここが筆者のお気に入りポイント。PALSとは、Pouch Attachment Ladder System(ポーチ・アタッチメント・ラダー・システム)の略で、ミリタリーバッグなどにポーチなどを拡張装備するための米軍の規格です。
PALSテープをバッグに取り付けることで拡張性とデザイン性を高めるという手法は、デイトナがプロデュースするヘンリービギンズ(HenlyBegins)のバッグの特徴ですよね。
ご覧のシートバッグも、上部の蓋の部分にたくさんのPALSテープが縫い付けられています。
サイズがちょうどいい
「DH-737」の本体サイズはW260×H150×D100mmで、容量は計4L。メイン気室には500mlのペットボトルが入りますし、昭文社の「ツーリングマップル」がギリギリ収納できます。これはありがたい。というか、デイトナはこれを意識してサイズを決めたとしか思えません。近年はスマホのナビアプリを使ってツーリングする人が多いですけど、地図本には地図本のよさがあるのです。
これはメイン気室にズームレンズ付きミラーレス一眼カメラとメガネを入れた状態。
カメラは精密機械なので、シートバッグに無造作に突っ込んだりしたくないもの。なので筆者はカメラをバイクで持ち運ぶ際、「DH-737」にこのような状態で収納し、肩から斜め掛けにするのです。
こうしておけば、カメラを振動からある程度は守れます。
撮影時はバッグを前側にまわし、ファスナーを開ければすぐにカメラが取り出せるので、これもラク。
小物が仕分けしやすい
メイン気室の内側にはふたつのポケットがあり、小物を仕分けるのに便利。
メイン気室にはその他、キーホルダー用のループも用意されています。こうした細かい工夫もうれしいじゃないですか。
サブ気室は前面にふたつ。筆者はここに、スマホとタバコ関係を収納。スマホはiPhoneのSE3(高さ約138.4mm)なのですっぽり。iPhone16(高さ約147.6㎜)やiPhone16e(高さ約146.7mm)もギリギリ入りそうですが、出し入れがしにくいかな。その場合はメイン気室か、後述する防水気室に収納しましょう。
防水気室で安心!
雨天時にも安心なのが、メイン気室のうしろに配置されているロールトップ式の防水気室の存在。
筆者は、雨が降ってきたらボディバッグのように肩から斜め掛けにして、その上からレインウエアを着るようにしていますが、ちょっとした街乗りのときなど、レインウエアを持たずに出かけるときもあるじゃないですか。
そんなとき、カメラやスマホなど最低限のものを濡らさずに済むのは助かります。
ちなみに、PALSテープはこのように使います。カラビナをかけたり、PALSテープ対応のミニポーチがあるなら↓
ご覧のように装着し、用途と容量を拡張させたり。やりすぎると重くなるし、厚みが増すと雨天時に上からレインウエアが着られなくなったりしますのでご注意を。
というわけでHenlyBegins「DH-737」、筆者がリピート購入するに至った魅力をご紹介しました。公式サイトでは標準価格(税込)5,940円ですが、ネット通販なら5,000円を切るかな? ご参考までに!