カワサキは、「#Z50thCelebration」「#KawasakiZ」のハッシュタグを付けた動画『祝!Z生誕50年。』をYOUTUBE動画や各国のSNSで公開。初代Z1のサイドカバーと『Z 50th』のロゴに続いて映し出されたのは『Coming in 2022』の文字という21秒の映像だった。
●文:ヤングマシン編集部
日本のSNSでは「Zの歴史を皆様に紹介」と穏便だったが……
カワサキは、「#Z50thCelebration」「#KawasakiZ」のハッシュタグを付けた動画『祝!Z生誕50年。』を各SNSなどで公開。これが我々に伝えようとしているのは、単に50周年を迎えるという事実のみ? いやいや、そんなわけがないでしょう! ということで記事を制作したのも束の間、そのすぐ後にイギリスやアメリカのSNSでも同様のキャンペーンが始まった。
日本のSNSにおける「Zの歴史を皆様に紹介して行きたいと思います」という言い回しのみであれば、これがティーザーと言えるものなのか微妙なところで、50周年に向けてイベント開催や特設サイト開設といった活動の予告と見ることもできた。もしそうであれば、50周年記念モデルの登場を予想した我々の盛大な勇み足というところだったのだが、どうやら様子が違う。
イギリスのSNSでは「50 years of excitement. One letter: Z. Start the countdown.」と表記され、同様にアメリカのものでは「Start the countdown. #Z50thCelebration #KawasakiZ #GoodTimes #Kawasaki」となっているのだ。
カウントダウン……?
北米カワサキの公式サイトでは、2021年11月23日にニューモデル×3車が登場することを以前から予告しており、ちょうどその2週間前にあたる11月2日付けで「Start the countdown.」の文言を公開したということになる。ここに関連性を見出ださないほうが不自然だ。
ということは俄然、50周年記念モデルのZ900RSが登場しそうという予想に信憑性が出てくるのではないか。
前回の記事でも述べたように、Z900RSがこれだけユーザーに支持され、ベストセラーを続けていることから考えても、Z1のスタイルを継承するこの最新モデルで50周年を祝う何かがあるはずだ……という理由がひとつ。
そして、おりしも2021年10月1日にはカワサキモータースが川崎重工から分社化され、新たなスタートを切ったばかり。その所信表明の場では、伊藤浩社長がカーボンニュートラルの分野で2輪業界を牽引していくという決意とともに、「メグロやZ900RSに代表される、伝統を継承するモデルは今後も投入する」と明言している。
これらの状況証拠を総合すれば、50周年記念モデルを発売するモチベーションがカワサキにあることは明らかだろう。
SEの色違いだけじゃないスペシャル装備を期待!
50周年車の登場が現実のものになるなら、足まわりをブレンボ製ブレーキパーツとオーリンズ製リヤショックで強化したZ900RS SEがベースになりそうなことは想像できる。これに特別仕様のエンブレムなどが付属することも間違いないだろう。だが、せっかくの50周年記念モデルなのであれば、さらなる専用パーツもあったら嬉しい!
そこで我々が希望したいのは、Z1(900 Super4)のアイコンでもあった4本出しマフラーだ。価格はそのぶん跳ね上がってしまうだろうが、Z1に激似のルックスが手に入るなら気にしないというユーザーも多いハズ。
いい見本になりそうなのは、ドレミコレクションが販売中のZ900RS用4本出しマフラーだ。カワサキがZ900RSを開発していた段階では右2本出しマフラーも検討されていたので、それを復活させるのも面白いかもしれない。
ヤングマシンが予想するZ900RS 50周年記念限定車。足まわりはSEをベースとし、初代Z900RSよりも鮮やかな“火の玉カラー”としてみた。 ●CG: SRD
こちらはドレミコレクションによる「ドレミ Z1 Style」だ。燃料タンクの形状変更やメッキフェンダーなどもイカス!
Z900RS開発段階で検討されたという右2本出しスタイル。これはこれでアリ!
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