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肉眼では見えにくいあんなところやこんなとこ、バイクのミラーでハッキリ見える!
ライダーならば誰もが体験したことがある辛いことと言えば転倒です。
コケたら体が痛い思いをするのはもちろんですが、車体のどこかしらにもダメージがあるもので、代表的なところではレバーとかミラーとか、ステップなどが破損することになります。
レバーやステップは純正補修部品で修理することが一般的ですが、ネイキッドバイクならミラーは汎用品。片方の破損を機に両方いっぺんにアフターマーケット品に新調するなんてのはよくある話で、そうなると無傷のミラーはゴミ箱行きになることに。
しかし、そのミラー!捨てるのをちょっとばかり待って欲しい!
肉眼で見えづらい部分もはっきり見える、退役ミラーの第二の人生
バイクには定期点検が義務付けられているので、そのタイミングで消耗品の残量確認や機関の整備が行われます。法定点検の時以外はまったくノーメンテで済むということではありません。ライダー自身それぞれが、愛車の日常点検ができると安心です。
しかし、ブレーキパッドの残量の確認ひとつとっても、慣れないと肉眼で確認するのは難しい。地面に這いつくばって下から覗いてみたり、フロントタイヤの前に回り込んで片目で見てみたりなど、工夫をしてもなかなか、判然としないことも多い。かといって、ブレーキパッド残量の確認だけにショップに足を運ぶのもなんだか面倒です。できれば自分で確認できれば、それに越したことはないかと。
そんな時に便利なのが捨てるはずだったバイク用ミラーです!
肉眼では確認しずらいブレーキパッド残量ですが……。
ミラーでキャリパーの下側からパッド残量を確認すれば
肉眼よりもバッチリ見えます!
ミラーが役立つ場面は他にもある!
捨てるはずだったバイクのミラーが再び輝く点検は他にもたくさんあります。
エンジンオイルレベルの確認に
エンジンオイルレベルの確認は、一般的に車体をまっすぐ正立させた状態で、オイルレベルのサイトグラスを目で見てチェックします。(※オイルレベルをディップスティックで確認する機種などもあります)
しかし、センタースタンドを装備しない機種の場合、ひとりで車体正立状態を維持しながら、かがんでオイルレベルを見るのは、慣れないとなかなか難しいものがあります。そんな場面でもバイク用ミラーが有効です。
しゃがんだ状態で片手でハンドルを掴んで、膝で車体を支えるようにして車体を正立させつつ、ミラーでサイトグラスを確認すれば……。
オイルレベルも確認できるし、オイルの色で汚れ具合もある程度判断できます。
これで車体をまっすぐに保持してくれるバイク仲間がいなくとも決して寂しくなんてありません!
エンジン下回りの点検に
バイクを停めておいたところに、気がつけばオイルの染みを発見!
自分のバイクのなのか、前に停めていた人のものなのかわからない……。エンジンオイルが漏れているならバイクショップに持っていかなきゃならないし、ちょっと自分で見てみよう……。
なんて時もミラーがあれば地面に寝転がらずに済みます。
ミラーステーの部分が手で持ちやすいので、エンジン下の奥の奥まで届くし、しっかり見えます。
残念ながらエンジン下回りのオイル漏れを発見してしまったら、なるべく早くバイクショップに修理を依頼しましょう。
その他にも廃ミラーの活躍の場がきっとたくさんあるだろう!
2つ揃わなくなって、何も不具合が無いのに捨てられる運命にあるミラーも、こんな使い方もできます。ここで紹介したもの以外にもきっと便利な活用方法は様々あるはずなので、片っぽミラーを捨てずに工具箱に入れておいてはいかがでしょうか。