2020
年にレッドバロンで購入した愛車、ヴェルシス650。購入してから2年が経ち、ついに車検を受けることになりました。
ヴェルシスを買うまでは250㏄以下のバイクしか所有したことがなかった筆者。もちろん人生で初めての車検です。

お店に頼むべきか、それともユーザー車検にするべきか。その心はすなわち、「プロの目でチェック」してもらうべきか、それとも「なるべく安く済ませる」べきか。

悩んだ結果、レッドバロンにお願いをすることにしたのでした。

選べる3つの車検コース

まずはレッドバロンの車検のシステムについてお話ししましょう。
レッドバロンにはスペシャル車検、スタンダード車検、フリー車検の3つのコースがあります。

それぞれの違いは、

●スペシャル車検……日頃のメンテナンスではできない消耗品の交換・整備を行なう。車検の機会にしっかり整備をしておきたい場合や、車齢が高めの車両におすすめ。
●スタンダード車検……法定点検に加え、主な消耗品の交換を行なう。長く安心して愛車に乗りたい方におすすめ。
●フリー車検……法定点検をベースに、オーナーと一緒に車両を見ながら、相談の上で整備メニューを決めていく。

どのコースにするかは、バイクの年式や走行距離に応じて決めるとよいでしょう。
今回の場合は購入して最初の車検ということで、フリー車検を選択しました。

予約は必須で、かかる期間は1週間ほどが目安です。車検は満了日の1か月前から受けられるので、2か月ほど前から予約をしておくとスムーズですよ。
(満了日の2か月前に、レッドバロンから案内のハガキが届きます)

プロの目で消耗品チェック


店舗に到着したら、いつものように工場受付でマイツーリングパスポート(会員証)を渡します。

さっそく工場に運ばれたヴェルシス650は、レッドバロンが独自に開発した『システムリフト』に乗せて持ち上げられました。
車検の前に消耗品をチェックしてもらうためです。


まずはブレーキパッドやタイヤなどの消耗品をチェックして、


チェーンの注油と、


タイヤの点検などをしてもらいました。


チェックが完了したら、具体的な整備内容を決定します。
今回はエンジンオイル、前後のブレーキフルード、エアフィルター、プラグの交換をすることになりました。

事前に下調べをすればユーザー車検も不可能ではありませんが、それではただ無理やり通しただけ。安心して走り続けるためのプロによる整備をしていないことになります。

どの部品が交換時期なのか、または次回の車検までもたないのか。プロの視点で教えてもらうことができるのは、お店で車検を通す際の安心ポイントではないでしょうか。
車検はプロの目でバイクをチェックしてもらえる絶好の機会。そのようにとらえた方が、愛車のためになるのではないかと筆者は思っています。

ちなみに消耗品交換の技術料は、車検と同時の方が断然お得です。
一例ではありますが、400㏄4気筒のネイキッドバイクであればこんなに料金が変わることも。(2022年11月時点の料金です)

レッドバロンだけの特別なサービス

見積書をチェックして申込金の3万円(自賠責保険料や重量税などに必要)をお支払いすれば、手続きは以上!あとは自宅で待つだけです。
今回は取材ということで、特別に車検で受けられる嬉しいサービスを見学させてもらうことにしました。

まずはレッドバロンが独自開発した『コンピュータ総合診断機ACIDM(アシダム)』によるフレーム検査。

これはホイールアライメント測定…つまり、リアタイヤの中心線に対するフロントタイヤの中心の位相をチェックできる設備です。
レッドバロンの車検なら、すべてのコースにおいて無料でフレーム検査をしてもらえるのです。これって結構すごくないですか?


今回のチェックによると、ヴェルシスのホイールアライメントは5.5mm。問題ない数値でした。

多くのショップでは、ホイールアライメントはメカニックの勘と経験で、目で見て判断します。
万が一メカニックの経験不足や見間違いなどがあった時は、愛車が本来の走りを発揮できなくなるかもしれないのです。

アシダムを使って0.1ミリ単位でゆがみをチェックできること。これはレッドバロンだけの強みと言って間違いありません。


続いては代車とロッカーです。
車検期間中に困るのが、帰りの足がなくなること。徒歩で帰る場合も、ヘルメットの持ち運びをする必要があることではないでしょうか。

レッドバロンでは無料で代車(要予約)を借りたり、ヘルメットをロッカーに預けたりすることが可能です。


代車の数には限りがあるので、必要な方は早めの予約がおすすめです。


最後にご紹介するのは、洗車のサービスです。

レッドバロンで車検を受けた場合、スタッフさんが丁寧に洗車をしてお返しします。
中身の整備だけでなく、外観までピカピカになって返ってくるのは嬉しいですよね!

今回見学させてもらったのはここまで。実際の車検は陸運局へ持ち込んでおこないます。
筆者も施設の前まで見に行ったところ、敷地内にたくさんのレッドバロンのトラックが停まっていました。

レッドバロンは毎日たくさんの車両を整備、車検に通している実績があります。信頼して愛車を預けられることがひと目でわかり、安心しました。

車検完了!安心感がちがう!!

そして1週間ほど経ったある日。「高木さん、車検が終わりました!」という電話がかかってきました。
受け取りに行くと、ピカピカになった愛車が待っています!


今回交換した消耗品を見せてもらうと、新品との違いがよくわかりました。どちらも左が古いもの、右が新しいものです。


(エアフィルターは違う車種のものなので、参考程度に見てください)

他にも茶色がかっていたブレーキフルードが透明になっていたり、チェーンがスムーズに動くようになっていたりと、しっかり整備をしてもらったことは一目瞭然。

愛車と長く付き合うために一番大切なのは、基本的な整備を続けることです。
今回かかった費用は部品代もあわせて7万円ほど。決して安い金額ではありませんが、次回の車検まで安心して乗るための費用だと思うと、妥当と言えるのではないでしょうか。

自宅までの帰り道、ヴェルシスがいつもよりも調子よく走ってくれていることがわかって気分が良くなりました。
せっかくだから、今週末はちょっと遠くへツーリングしちゃおうかな?

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