2000kmしか走っていない愛車スーパーカブ110(JA44)のチェーンから異音が出てきた。さっそくレッドバロンでチェーン調整をしてもらったので、やり方や必要な工具などもお伝えしたい。
乗り方が乱暴だった? もうチェーンが伸びてしまった
イオン発生! もちろんマイナスイオンではない。『昭和レトロ紀行 茨城編』の帰路で、チェーンケースの中で暴れているような「ガシャガシャ」異音が目立つようになってきた。
スーパーカブ110を新車で購入して1年半。走行距離はたったの2000km弱だけど、かなり全開走行していたからチェーンが早くも伸びてしまったのかもしれない。
スーパーカブ110の場合、チェーンの最大振幅は25mmが目安。点検窓から指を入れてチェーンの弛みを図ってみると最大で40mmほど伸びている! 自分で点検&調整してもいいのだけど、ここはやはり“主治医”であるレッドバロン浦和東にレッツゴーしてみることにした。
――これが5月末の出来事。電話で問い合わせてみると、バイクシーズン真っ盛りとあってサービス工場は大忙しとのこと。たまたま平日昼間に空いている時間があり、なんとか予約できたのだ。
カブのノンシールチェーンは伸びやすい!
村上店長にお会いするのは久々。軽く雑談をしてから早速サービス工場へ。担当してくれたのは、おなじみナイスガイなサービスマン、吉川さんだ。
さっそく整備開始。吉川さんにお聞きしてみると「運転の仕方も少しはあるかもしれませんが、カブのチェーンは伸びやすいんです」という。
スーパーカブ110は標準で細い“ノンシールチェーン”が装着されている。
シールリングによってグリスがチェーンに封入されているシールチェーンに対し、ノンシールチェーンは耐久性や寿命が短い。簡単に言えば負担がかかりやすく、チェーンが伸びやすいのだ(その分、安価で軽いメリットもある)。
そのため定期的に調整が必要。交換推奨時期は、シールチェーンの1万5000~2万kmに対し、ノンシールチェーンは「5000km」程度と言われている。知識としてノンシールチェーンは伸びやすいと知っていたけど、ここまですぐ伸びるとは思わなかった!
さて、実際の作業はまずアクスルナットを緩める。スイングアーム左側は19mmレンチ、右側は14mmレンチを使用。続いて、左右にあるロックナットを10mmスパナで緩めていく。
アジャストナットを動かしてチェーンの張りを調整。スイングアームにある「目盛り」を左右とも同じになるよう調整する。
ついでにオイル交換、最後に恒例のダブルチェック!
あとは逆の手順で各ナットを締めていく。
チェーン調整&給油だけならわずか900円!
こうして整備が終了。かかった料金はナント1630円だった(安ッ!)。
内訳は次のとおり。
ドライブチェーン調整・給油 900円
エンジンオイル交換 技術料 730円
エンジンオイルの料金は1280円(VSグレード、0.8L)だが、オイルリザーブシステムを利用しているので今回は支払いナシとなる。整備に自信のない人や、トルクレンチなどの工具を持っていない人はショップにお任せした方が安心だろう。
ノンシールチェーンは頻繁に調整が必要なので自分でやるのもいいけど、チェーン調整だけなら900円。これならお任せしてもいいかなと思える金額だし、プロが別の不具合箇所を発見してくれるケースもありそうだ。
実は今回、整備に持ち込んだのは次なるツーリングが控えているため。車両を万全の状態にして、心おきなく旅を楽しもうと思ったのだ。猛暑もあって延ばし延ばしになっていたが、ボチボチ出発したい笑。こちらも乞うご期待を~!
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