バイクに乗る前に欠かせないのがタイヤの空気圧チェック。
ただ、しっかりとしたエアゲージを持っている方は意外に少ないのではないでしょうか。空気入れについているエアゲージを参考にされている方も多いのでは?
明らかに見た目でタイヤが潰れていれば、すぐにパンクだとわかりますが、タイヤの空気は時間をかけて徐々に抜けていくため、気づいた時には指定空気圧よりも遥かに低い数値になっていることも少なくありません。
また、バイクの空気圧はガソリンスタンドで確認しにくいのも、チェックが億劫になる要因です。というのも、ガソリンスタンドにあるエアゲージは四輪車用で、バイクのエアバルブには向きや大きさが合わないことが多いのです。
様々な不具合を招く空気圧不足
タイヤの空気圧不足には多くのデメリットがあります。
タイヤが潰れて路面への接地面が増えるため、路上の異物を拾ってパンクしやすくなりますし、偏摩耗してしまいます。走行安定性は著しく低下しますし、燃費も悪化するので良いことは何もありません(サーキットやオフロードコース走行では意図的に低くすることもありますが、この説明はまた違う機会に)。
とはいえ、空気圧を確認するにはタイヤ付近に屈んで作業することになるので、なかなか億劫なのも理解できるところです。手も汚れますし。
そんな、お悩みを解決するアイテムが空気圧をスマートフォンでモニターできる「FOBO BIKE2」です。
バルブキャップ式空気圧センサー「FOBO BIKE2」
FOBO BIKE2はバルブキャップ式の空気圧センサーで、空気圧をスマートフォンの画面で確認できるというもの。
このパーツをエアバルブに装着しておくだけで、出発前にスマートフォンのアプリを立ち上げれば前後タイヤの空気圧をすぐに見ることができます。
屈んで→バルブキャップを外して→エアゲージを使って空気圧確認→バルブキャップを付けて→手を洗う
といった手間が不要になり、空気圧が低下していたら空気を補充するだけで済みます。
空気圧以外にも得られるデータは多数!
さらにFOBO BIKE2では空気圧以外に温度センサーも付いているので、走行を開始してからタイヤの温度がどれくらい変化し、それに伴い空気圧がどのくらい上昇しているかをリアルタイムに確認することができます。
特に冬場はタイヤの温度が上がらないと充分なグリップ力を発揮できないので、この温度モニターは安全なライディングのために有用なデータと言えるでしょう。
また、この温度と空気圧の変化は走行後にログを表示できるので、サーキットやワイディングを元気に走る人にとっても興味深いと思います。
装着はバルブキャップと交換するだけ!
センサーのサイズは直径20.2mmで、全長は16.2mmと非常に小型。SDカードよりも小さい!
防水・防塵で、内部に組み込まれたボタン電池が電源となり、電池交換も非常に簡単です。
装着は今付いているバルブキャップと交換するだけでOK。
センサーが緩んで脱落しないように樹脂製のロックナットが付属します。これを使ってダブルナット固定にすることでセンサーの緩みを防ぎます。
先に樹脂製ナットをバルブに装着して
センサーを装着後に付属の専用レンチでロックナットを締め付けます。
あらかじめ専用アプリをダウンロードしておいて、センサー装着と同時にBluetooth接続すればすぐに現在の空気圧を表示してくれます。
あらかじめ設定した数値よりも空気圧が低下するとアラートで知らせてくれるので、パンクにもいち早く気付くことができます。
電源はセンサー内部の電池のみなので、車体側には何の加工もせずに装着できますし、モニターはスマートフォンを使うのでハンドル周りに余計な機器が増えることもありません。この気軽さは大変魅力的です。
空気圧は安全に直結するので、しっかり管理したい項目。日頃から携行するスマートフォンで空気圧が確認できれば、もうチェックが億劫なんて思うこともなくなりますし、季節や気温による変化を見るのが楽しくなりますね!すべてのライダーにおすすめできる商品だと思います。