我が家のクロスカブ110に、レッドバロン会員限定販売のドライブレコーダー“ONESドライブレコーダー”を取り付けた話は前回させてもらった。
今回は、取り付け後のセットアップのお話。最近のドライブレコーダーは、Wi-FiやBluetoothなどの無線通信機能が付いていたりして、スマートフォンと無線接続することで各種設定を行ったり、録画した動画をスマートフォンにコピーしたりすることができる。つまり機能をフルに使うにはスマートフォンの存在が重要になるってワケ。また“ONESドライブレコーダー”の場合は、データを記録するSDカードが別売となり、SDカードを購入したら本体にセットしてフォーマットする必要がある。このSDカードのフォーマットもスマートフォンとドラレコを無線接続してアプリ上で行うことになるのだ。
…なのだけど、苦手な人は苦手だよね。この手の無線通信系セットアップ作業。僕も仕事柄いろいろなガジェットやバイクをスマートフォンとリンクさせて使ってはいるけど、実はあんまり得意な方じゃなく、毎回取扱説明書を見ながら目をしばしばさせている(笑)。なので今回の記事はそんなチュートリアル的な意味も含めて“ONESドライブレコーダー”のセットアップの仕方を見ていこう! ということでまずは、アプリケーションの“ツーリングEYEs”を↓のQRコードからスマートフォンにインストールする。ちなみに僕の携帯電話はアンドロイドだ。
手順その1 スマホと本体をWi-Fi接続
レッドバロンのお店でドライブレコーダーを購入&取り付けが完了し、録画記録のためのマイクロSDカードを本体に挿入。またスマートフォンに“ツーリングEYEs”のインストールと起動が終了したところから説明をスタート。まずはスマートフォンとドライブレコーダーをWi-Fi接続して、運用前に必要なSDカードフォーマットなどの各種設定方法を見ていこう。
①バイクのイグニッションをONにして(状況が許せばエンジンをかけて)ドライブレコーダーを起動させ録画をスタートさせる。SDカードのフォーマットが適合してない場合は録画がスタートできず、スイッチ部のインジケーターがオレンジ色に点灯(エラー)が出るが、これからSDカードフォーマットを行うのでこの段階では気にしない(笑)。
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②スイッチ部のボタンを“3秒以上”長押しして、『無線LANモード(Wi-Fiモード)』を起動。スイッチ部のインジケーターが“橙点灯&青点滅”になったら『無線LANモード(Wi-Fiモード)』に切り替わった証拠だ。
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③スマートフォンのWi-Fi設定画面を開き、Wi-Fiスポットを探すと出てくる「STZ_RF2000」で始まるスポットがONESドライブレコーダー。ポケットWi-Fiなど別のWi-Fi機器に接続している場合はそちらを一度切断し、「STZ_RF2000」を改めてタップ。接続が始まるとパスワードを求めてくるので初期パスワードの「12341234」を入力すると接続完了。次回からは自動的に接続されるようになるのでパスワードを覚える必要はない。
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④スマートフォンのホーム画面に戻り、アプリケーションの“ツーリングEYEs”をタップして起動し、続いて基本画面の左上にある、メニューマークをタップする。
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⑤メニュー画面に「設定」「言語」「ガイド」が表示されるので、「設定」をタップ。ちなみに「言語」は操作言語設定なので日本語になっていれば触る必要がない。また「ガイド」ではオンラインによる取扱説明書の閲覧などが可能となっている。
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⑥「設定」をタップすると自動でスマートフォンとドライブレコーダーが接続を開始する。
手順その2 SDカードのフォーマット
⑦接続が成功すると下の写真のような各種「設定」画面が現れる。うまく接続できない場合は一度アプリを閉じて、スマートフォンのWi-Fi接続がきちんと「STZ_RF2000」で始まるスポットにつながっているかを確認してみよう。自宅などで常時接続設定しているWi-Fiスポットがあると、途中でそちらに切り替わってしまったりするので、あまりに繋がりが悪いようなら一度そちらは切ってしまうのも一つの手だ。
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⑧「設定」画面を下にスクロールするとさらに項目が現れる。ちなみにONESドライブレコーダーはSDカードは別売となっているため、専用SDカードは付属しない。新しくSDカードを挿した場合には、まず「SDカードのフォーマット」を行う必要がある。
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⑨「SDカードフォーマット」を選ぶと、フォーマットの最終確認の項目が表示されるので「OK」を押せばフォーマットが開始される。フォーマットが完了するまでイグニッションオフにしたりしないように。
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この他にもこの設定画面では、ドライブレコーダーの録画データの1ファイルの時間を、30秒にするか、1分にするか、3分にするかが選べたり、記録画質が「ファイン(良)」と「ノーマル(普通)」を選べたりするので慣れてきたら色々いじってみよう。
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⑩設定が終わったら、スマートフォンの「閉じる」ボタンを押してアプリを終了させれば設定が保存される。
手順その3 撮影画角の調整
お店で取り付けが完了しているため、大体の画角はあっていると思われるが、体重や乗り方によってもサスペンションの沈み込み方の違いによってもカメラの水平バランスが変わる。前後のカメラの有効画角は水平方向で147°とかなり広いため、“対向車側をちょっと多めに撮りたい”、“テールランプを映り込ませたい”などの好みもあるだろう。また強い力がかかればカメラは動いてしまうこともあるだろう。画角の調整方法は覚えておいて損はない。
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⑪これまで同様、スマートフォンとドライブレコーダーをWi-Fi接続し、“ツーリングEYEs”を起動。「撮影画角の調整」をタップする。
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⑫するとスマートフォンにカメラが写している画面がリアルタイム(若干のタイムラグはある)で表示される。
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⑬付属の六角レンチを使って、カメラのバンドを緩め、カメラの向きを調節する。ビュー画面の真ん中の縦線がセンターなので、これを進行方向の中央になるように合わせる。
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⑭左右の傾きはカメラ本体を回して調整。画面の真ん中の横線が水平線なので進行方向先にある地平線がこの横線とだいたい合わさるようにすると画角のバランスがいい。
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⑮画面左下の「リア」をタップすると画面がリヤカメラに切り替わる。
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⑯調整の仕方はフロントのカメラと同じ。ちなみにこのライブビュー機能は、Wi-Fi接続する必要があるため、あくまで画角設定用で、走行中のライブビューとしては使えない。またライブビュー機能もONESドライブレコーダーは搭載していない。
初期セットアップ完了!
これで『ONESドライブレコーダー』購入後に必要なセットアップは全て終了。イグニッションをオンにすれば自動的にドライブレコーダーが起動して録画を開始するようになったハズなので、アプリを閉じてバイクを再始動してみよう! スイッチボタン部のインジケーターがイグニッションオン直後には青色点灯&オレンジ点滅し、その後インジケーターが青点灯のみとなったら正常に録画を開始した合図。さぁ、どんな映像が撮れるのか? 気になるところだけど撮れた動画の様子やスマホへのダウンロードの仕方はまた次の機会に紹介しま〜す。
ONESドライブレコーダー
税込価格:3万8280円
※レッドバロン会員限定商品で取り付けはドライブレコーダーを購入したレッドバロンが実施する
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