我が家のクロスカブ110に、レッドバロン会員限定販売のドライブレコーダー“ONESドライブレコーダー”を取り付けた話は前回させてもらった。

今回は、取り付け後のセットアップのお話。最近のドライブレコーダーは、Wi-FiやBluetoothなどの無線通信機能が付いていたりして、スマートフォンと無線接続することで各種設定を行ったり、録画した動画をスマートフォンにコピーしたりすることができる。つまり機能をフルに使うにはスマートフォンの存在が重要になるってワケ。また“ONESドライブレコーダー”の場合は、データを記録するSDカードが別売となり、SDカードを購入したら本体にセットしてフォーマットする必要がある。このSDカードのフォーマットもスマートフォンとドラレコを無線接続してアプリ上で行うことになるのだ。

本体下部にあるカバーを開け、スロットにマイクロSDカードを差し込む。SDカードは『microSDHC 』『microSDXC』に対応し容量は16GB∼256GB 。スピードクラスはClass 10 UHS-I に対応する。

 

ONESドライブレコーダー

上の写真左がアプリのメイン画面。ドライブレコーダーを無線接続することで、各種設定の他、「撮影画角の調整」、「撮影動画のダウンロード」、「事故動画のアップロード(レッドバロンのお店で“あいおいニッセイ同和損保のオートバイ保険”に加入していることが条件)」といった機能が使えるようになる。

 

…なのだけど、苦手な人は苦手だよね。この手の無線通信系セットアップ作業。僕も仕事柄いろいろなガジェットやバイクをスマートフォンとリンクさせて使ってはいるけど、実はあんまり得意な方じゃなく、毎回取扱説明書を見ながら目をしばしばさせている(笑)。なので今回の記事はそんなチュートリアル的な意味も含めて“ONESドライブレコーダー”のセットアップの仕方を見ていこう! ということでまずは、アプリケーションの“ツーリングEYEs”を↓のQRコードからスマートフォンにインストールする。ちなみに僕の携帯電話はアンドロイドだ。

iPhone用(iOS 11.0以降)

 

アンドロイド用(7.0以上)

 

 

手順その1 スマホと本体をWi-Fi接続

レッドバロンのお店でドライブレコーダーを購入&取り付けが完了し、録画記録のためのマイクロSDカードを本体に挿入。またスマートフォンに“ツーリングEYEs”のインストールと起動が終了したところから説明をスタート。まずはスマートフォンとドライブレコーダーをWi-Fi接続して、運用前に必要なSDカードフォーマットなどの各種設定方法を見ていこう。

①バイクのイグニッションをONにして(状況が許せばエンジンをかけて)ドライブレコーダーを起動させ録画をスタートさせる。SDカードのフォーマットが適合してない場合は録画がスタートできず、スイッチ部のインジケーターがオレンジ色に点灯(エラー)が出るが、これからSDカードフォーマットを行うのでこの段階では気にしない(笑)。

ONESドライブレコーダー

正常に録画がスタートした場合はLEDインジケーターが青く点灯する。写真はオレンジ色が点灯して、エラー表示が出ているところ。SDカードのフォーマットが合致してないと録画ができずエラーが出るのだ。

②スイッチ部のボタンを“3秒以上”長押しして、『無線LANモード(Wi-Fiモード)』を起動。スイッチ部のインジケーターが“橙点灯&青点滅”になったら『無線LANモード(Wi-Fiモード)』に切り替わった証拠だ。

ONESドライブレコーダー

スイッチ部のボタンを“3秒以上”長押しして『無線LANモード(Wi-Fiモード)』を起動させる。スイッチ部のインジケーターが“橙点灯&青点滅”になったら、ドライブレコーダー側の準備は完了だ。

③スマートフォンのWi-Fi設定画面を開き、Wi-Fiスポットを探すと出てくる「STZ_RF2000」で始まるスポットがONESドライブレコーダー。ポケットWi-Fiなど別のWi-Fi機器に接続している場合はそちらを一度切断し、「STZ_RF2000」を改めてタップ。接続が始まるとパスワードを求めてくるので初期パスワードの「12341234」を入力すると接続完了。次回からは自動的に接続されるようになるのでパスワードを覚える必要はない。

ONESドライブレコーダー

スマートフォンのWi-Fi設定画面を開き、Wi-Fiスポットを探すと「STZ_RF2000」で始まるスポットがONESドライブレコーダー。別のWi-Fiに接続している場合はそちらを一度切断し、改めてタップすると認証を求めてくるので初期パスワードの「12341234」を入力する。

④スマートフォンのホーム画面に戻り、アプリケーションの“ツーリングEYEs”をタップして起動し、続いて基本画面の左上にある、メニューマークをタップする。

ONESドライブレコーダー

アプリメイン画面左上のメニューアイコンをタップ。

⑤メニュー画面に「設定」「言語」「ガイド」が表示されるので、「設定」をタップ。ちなみに「言語」は操作言語設定なので日本語になっていれば触る必要がない。また「ガイド」ではオンラインによる取扱説明書の閲覧などが可能となっている。

ONESドライブレコーダー

今回使うのは一番上の「設定」のみ。

⑥「設定」をタップすると自動でスマートフォンとドライブレコーダーが接続を開始する。

ONESドライブレコーダー

接続中の画面。うまく接続できない場合はWi-Fi接続からやりなおしてみよう。

 

手順その2 SDカードのフォーマット

⑦接続が成功すると下の写真のような各種「設定」画面が現れる。うまく接続できない場合は一度アプリを閉じて、スマートフォンのWi-Fi接続がきちんと「STZ_RF2000」で始まるスポットにつながっているかを確認してみよう。自宅などで常時接続設定しているWi-Fiスポットがあると、途中でそちらに切り替わってしまったりするので、あまりに繋がりが悪いようなら一度そちらは切ってしまうのも一つの手だ。

ONESドライブレコーダー

「設定」の項目画面。ドラレコ本体に操作ボタンなどはなくスマホで無線接続して設定変更するのだ。

⑧「設定」画面を下にスクロールするとさらに項目が現れる。ちなみにONESドライブレコーダーはSDカードは別売となっているため、専用SDカードは付属しない。新しくSDカードを挿した場合には、まず「SDカードのフォーマット」を行う必要がある。

ONESドライブレコーダー

「設定」画面を下にスクロールしたところ。下から4番目に「SDカードのフォーマット」がある。

⑨「SDカードフォーマット」を選ぶと、フォーマットの最終確認の項目が表示されるので「OK」を押せばフォーマットが開始される。フォーマットが完了するまでイグニッションオフにしたりしないように。

ONESドライブレコーダー

SDカードはフォーマットすると内部のデーターが全て消えるので、必要ならコピーを取ってから実施すること。

この他にもこの設定画面では、ドライブレコーダーの録画データの1ファイルの時間を、30秒にするか、1分にするか、3分にするかが選べたり、記録画質が「ファイン(良)」と「ノーマル(普通)」を選べたりするので慣れてきたら色々いじってみよう。

ONESドライブレコーダー

1ファイルの撮影時間(動画をどれくらい細切れにして保存するか)の設定画面。

⑩設定が終わったら、スマートフォンの「閉じる」ボタンを押してアプリを終了させれば設定が保存される。

ONESドライブレコーダー

画質の選択画面。ファインの方がデータが重くなり、ノーマルだと軽く、同じSDカードでもより多くの時間を録画できる。

 

手順その3 撮影画角の調整

お店で取り付けが完了しているため、大体の画角はあっていると思われるが、体重や乗り方によってもサスペンションの沈み込み方の違いによってもカメラの水平バランスが変わる。前後のカメラの有効画角は水平方向で147°とかなり広いため、“対向車側をちょっと多めに撮りたい”、“テールランプを映り込ませたい”などの好みもあるだろう。また強い力がかかればカメラは動いてしまうこともあるだろう。画角の調整方法は覚えておいて損はない。

ONESドライブレコーダー

カメラの有効画角は前後とも水平方向で147°とかなり広い。

⑪これまで同様、スマートフォンとドライブレコーダーをWi-Fi接続し、“ツーリングEYEs”を起動。「撮影画角の調整」をタップする。

ONESドライブレコーダー

“ツーリングEYEs”のアプリケーションを起動したところ。

⑫するとスマートフォンにカメラが写している画面がリアルタイム(若干のタイムラグはある)で表示される。

ONESドライブレコーダー

フロントカメラのビュー画面

⑬付属の六角レンチを使って、カメラのバンドを緩め、カメラの向きを調節する。ビュー画面の真ん中の縦線がセンターなので、これを進行方向の中央になるように合わせる。

ONESドライブレコーダー

付属の六角レンチは2mmサイズ。

⑭左右の傾きはカメラ本体を回して調整。画面の真ん中の横線が水平線なので進行方向先にある地平線がこの横線とだいたい合わさるようにすると画角のバランスがいい。

ONESドライブレコーダー1

バンドが緩んでいれば簡単にカメラが回る。

⑮画面左下の「リア」をタップすると画面がリヤカメラに切り替わる。

ONESドライブレコーダー

カメラは前後共通で画角も一緒。ちなみに前後どちらかのカメラを取り外しても機能するようだ。

⑯調整の仕方はフロントのカメラと同じ。ちなみにこのライブビュー機能は、Wi-Fi接続する必要があるため、あくまで画角設定用で、走行中のライブビューとしては使えない。またライブビュー機能もONESドライブレコーダーは搭載していない。

ONESドライブレコーダー

カメラの調整はセンタースタンドがあるとバイクを垂直に維持できて作業が楽だ。

 

初期セットアップ完了!

これで『ONESドライブレコーダー』購入後に必要なセットアップは全て終了。イグニッションをオンにすれば自動的にドライブレコーダーが起動して録画を開始するようになったハズなので、アプリを閉じてバイクを再始動してみよう! スイッチボタン部のインジケーターがイグニッションオン直後には青色点灯&オレンジ点滅し、その後インジケーターが青点灯のみとなったら正常に録画を開始した合図。さぁ、どんな映像が撮れるのか? 気になるところだけど撮れた動画の様子やスマホへのダウンロードの仕方はまた次の機会に紹介しま〜す。

ONESドライブレコーダー

スイッチ部のインジケーターが青点灯なら正常に機能している。

 

ONESドライブレコーダー
税込価格:3万8280円
※レッドバロン会員限定商品で取り付けはドライブレコーダーを購入したレッドバロンが実施する

 

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