今やツーリングライダーの必須装備!?ツーリングインカム

マスツーリング時にライダー同士で走りながら会話が楽しめる「Bluetoothインカム」は、今やツーリングライダーに広く浸透しています。

一方で、ツーリングはひとりで楽しむ“ソロライダー”にとって、高額なインカムは少々、導入のハードルが高いと感じるかもしれませんね。

とはいえ、ナビの音声を聞いたり、音声通話をしたり、ソロでもヘルメット用ヘッドセットを使いたい場面は多くあると思います。筆者もその一人で、そこまでインカムを使用してトークを楽しみながらツーリングはしませんが、インカムを導入しています。

機能をシンプルに価格を抑えたB+COMのニューモデル

B+COMプレイ」はソロユースにフォーカスしたサインハウスB+COMのニューモデル(2022年7月23日発売)。

カラーは写真のマットメタリックブルーの他、ガンメタリック、マットゴールド、ホワイト、ブラックの全5色です。

他のライダーとインカム通話はできませんが、電話やラインなどの音声通話が可能なので、走りながら話すことができます。

また、デバイスは2台まで接続できるので、ナビの音声を聞きつつ、スマートフォンで音楽を楽しめます。

シンプル機能だから小型軽量!

本体サイズはW78.3mm×H33.8mm×D23.6mmで重量は22g。

機能を絞ったことで本体は小型軽量となっています。筆者は普段、B+COM SB6Xを使用していますが、その小型ぶりに驚きを隠せません。大きさはふた回りほど小さく、重量では約6割減とかなり小ぶりで、ヘルメットに装着しているのを忘れてしまうほど。

さらに税込1万2980円という価格も非常に魅力的。B+COM「SB6X」の4万700円(2つセットだと7万9200円)、スタンダードモデルの「ONE」でも3万1900円であることを考えると非常に手を出しやすくなっています。

ヘルメットへの取り付けは面ファスナーで行います。本体が軽いのでしっかり固定できますし、脱着も容易です。

スピーカーの装着はヘルメットごとに若干工夫が必要になることがあります。

筆者が使っているSHOEIのHORNET ADVですと、スピーカー固定用の面ファスナーとは少しずらした位置で固定すると、耳の穴の位置にスピーカーの中央がピッタリフィットするにようになりました。

その他、ヘルメットごとの装着方法はサインハウスのサイトで紹介されています。

スピーカー、マイクと本体の接続はUSB Type-C。充電もType-Cケーブルでおこないます。

スマートフォンの充電もType-Cが増えてきているので、B+COM PLAYの充電と兼用できるのは嬉しいところです。

ジェットヘルメットやオープンフェイスタイプのシステムヘルメットへワイヤーマイクを固定するには、別売りの「ワイヤーマイクホルダー」が必要となります。フルフェイスタイプは口元にマイクを貼り付けるだけでOKです。

本体を見ずに直感的に操作できるボタン配置

操作は本体の3つのボタンで行います。グローブの指先でも操作できる大型ボタンで「直感操作」が可能。デジタルガジェットが苦手な人でもすぐに操作に慣れることができるはずです。

一日たっぷり使える大容量バッテリー

連続使用時間は12時間なので、朝から夜まで一日中バッテリー残量を気にせず使うことができます。

さらにIP67相当の防水性が確保されているので雨天の使用でも安心。

聞くだけじゃなく通話も楽しめる!

インカム通話はできませんが、電話での通話はできますし、ラインでの通話が可能です。つまり、ラインのグループ通話機能を使えば、インカムのように使うことも可能です。通話をしない方は、マイクの取り外しができるので、ヘルメットへよりシンプルに装着することが可能なのです。

アプリも近日登場

シンプルな操作とはいえ、ヘルメットを被っていると、的確な操作ができずに、もどかしさを感じることも。そんなときにはスマートフォン用アプリでの操作も可能。

音量や、イコライザー調整ができます。なおB+COMシリーズの特徴のひとつでもある、ファームウエアのバージョンアップも可能です。しかもこのモデルは、パソコンにつなげる必要はなく、スマートフォン経由でのバージョンアップが可能です。

2022年9月現在、リリースは「近日中」となっていますが、秋口にはリリースされる予定です。楽しみですね。

仲間とのツーリングが多いヘビーなインカムユーザーには、上位モデルがおすすめですが、ソロツーリングや通勤、通学がメインのライダーには最適なアイテムと言えるのではないでしょうか。

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