ヤマハは、欧州で発表された新型「XSR900」について、2022年2月に欧州で発売、また日本でも2022年春以降に発売を予定していると発表した。日本の公道でゴロワーズカラーが再び見られることになるぞ!
ヤマハレーシングヘリテージの核心! レジェンドブルー改めブルーメタリックへ
ヤマハは欧州でフルモデルチェンジしたXSR900を発表した。日本でも今夏に発売されたMT-09をベースとしており、トレーサー9GT譲りと思われるロングスイングアームで低く長い流麗なスタイリングを実現。さらに往年のゴロワーズカラーをオマージュした“レジェンドブルー”を設定し、ゴールドホイールでヤマハらしいブルーに彩りを加えている。
フレームはデルタボックススタイルで、これもXSR900の新生スタイルに抜群のマッチを見せ、シングルシート風のコンパクトなテールまわりや、カフェレーサーを思わせるバーエンドミラーは文句なしにカッコイイ。
そんなXSR900について、日本でも発表があった。欧州で2022年2月に発売されたのち、日本では2022年春以降の発売を予定しているというのだ。カラー名はブルーメタリックと表記される。これは期待せずにいられない!
国内向けリリースによれば、今回の「XSR900」は、“The Expert of Equestrian(伝統馬術のエキスパート)”をコンセプトに開発したといい、歴代のヤマハレーシングマシンに備わる、常に人間中心の思想でデザインされた造形と先進技術によるモダンな走行性能を備え、所有する悦びや跨った時の高揚感、人機一体で乗る楽しさを提供するモデルとされる。
気になるのは価格だが、MT-09がモデルチェンジしても小幅な値上げに留まっていることもあり、こちらも期待していいのではと思いたい。
以下は欧州発表資料による、新型XSR900の主な特徴だ。
・歴史的なヤマハレーシングをオマージュしたデザイン
・高品質のディテールとプレミアム素材
・扱いやすくリラックスしたライディングポジション
・XSRのシグネチャーを表現したLED照明
・シート後端に隠されたLEDリヤランプ
・伝説のカラーリングを現代風にアレンジ
・ライダーエイドパッケージ、6軸IMU
・トラクションコントロール、スライドコントロール、ブレーキコントロール、リフトコントロール
・高トルクで扱いやすいユーロ5適合890cc・CP3エンジン
・QSS、クルーズコントロール、A&Sクラッチ
・軽量CFダイキャストDeltaboxスタイルのシャーシ
・軽量スピンフォージドホイール
・ハイスペックなアジャスタブルサスペンション
・ブレンボマスターシリンダー付きφ298mmデュアルフロントディスク
・鍛造アルミニウム製フットコントロール
・折りたたみ式パッセンジャーフットレストを備えたXSR900固有の薄型サブフレーム
・フルLEDインジケーター
・バーエンドミラー
・機械加工されたトップブリッジ
・レーススタイルのフィラーキャップを備えた14リットル燃料タンク
YAMAHA XSR900[2022 model]
YAMAHA XSR900[2022 model]
主要諸元■全長2155 全幅860 全高1155 軸距1495 シート高810(各㎜) 車重193kg(装備)■水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 890cc 119ps/10000rpm 9.5kgf・m/7000rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ※諸元は欧州仕様 ●価格:未発表 ●発売時期:2022年春以降(日本)YAMAHA XSR900[2022 model]ブルーメタリック
公式ムービーでライダーを務めたのは、ゴロワーズブルーに包まれたソノートヤマハのYZR500で活躍したクリスチャン・サロンさん。現フランスヤマハとなった今でも良好な関係を続けている伝説のライダーだ。
ユーロ5適合になったエンジンは、3mmのストロークアップにより890cc(欧州表記)に。最高出力3ps、最大トルク0.6kg-mを上乗せしつつ、低中速トルクを増大した。これにともないギヤ比は1/2速をロング化している。
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