10月14日(土)に開催された「CBRオーナーズミーティング in 鈴鹿サーキット」への参加体験記・後編です。前編(コチラ)では、本コースのパレード走行を中心としたミーティングの全容とMFJ全日本ロードレース選手権・最終戦でのホンダ勢の活躍についてお伝えしました。

後編では、僕の愛車でもあるホンダCBR1100XXブラックバード(愛称ブラバ)のオーナーさんにお話を伺います。同車種オーナーとしてはまだまだ新参者なので、ものすっごく勉強になりました! それでは、どうぞ!

当時、新車で買った父親から譲り受けました!

toshinariさん(大阪府・24歳)のブラバは、当時新車で買ったお父さんからこの7月に譲り受けたもの。お父さんがほとんど乗っていなかったこともあって、先日ジェネレーターの交換をしたそうですが、それ以外は絶好調だそうです。

「先日、金沢の友人宅にツーリングで行ってきたんですが、高速もめちゃめちゃラクで疲れないし、下道でもクラッチ操作をしなくてもアクセルだけで加減速できるので扱いやすいです。デザイン的には2本出しのゴツいマフラーがお気に入りですね」

カスタムについては、譲り受けた後にETC車載器とスマホホルダーを装着。シートなどはお父さんが交換していたそう。今後は細かいところのサビも磨いていきたいとのこと。

6月に大型免許を取ったばかりのtoshinariさん、ブラバで始まった大型ライフ、楽しんでほしいですね!

安心のためにロイヤルクラブ会員に!

カズレーサーさん(新潟県・62歳)は真っ赤なサイドカー仕様! オランダのEML社のコンプリートモデル「Honda CBR1100XX EML Speed 2000」で、20年以上前に県内の販売店で購入して、それからずっと大切に乗り続けられているそうです。

側車部(カーとかフネとか呼ばれます)のトランクが大きいので荷物を積むのに便利だそうで、ロングツーリングも楽勝ですね!
リヤのスイングアームは純正とのことですが、フロントが片持ちハブというところがカッチョいいです! ご本人は「総重量が500kgぐらいあるから止まらないんですよ~」と苦笑いされていました。
EMLのホイールが特殊でタイヤが選べないといった悩みがあるそうですが、メンテナンスの不安を解消するために、レッドバロン上越のロイヤルクラブ会員(※)になられていて、タイヤ交換などの整備はすべてレッドバロンにまかせているそうです。

「レッドバロンさんは構成パーツを調べて探してくれたりもするので助かっています。後輪のブレーキキャリパーはドゥカティモンスター900のだとか、前輪のブレーキパッドはビモータのドゥカティエンジン搭載モデルのものだとかわかったので、本当にありがたいです」

※現在、レッドバロン各店でのロイヤルクラブ会員の募集は一時休止中となっています。

大排気量バイクだからこそのサイドカー仕様! 憧れますよね~。

大型に乗るならブラバと決めた理由とは?

司葉(しば)さん(愛知県・24歳)は4か月前にレッドバロン瀬戸でブラバを購入しました。もともとブラバに乗りたくて大型二輪免許を取ったという司葉さん、その理由とは何でしょうか?

「会社の先輩がホンダNR(伝説の名車)に乗っていて、開発責任者の山中さんのお店(※)に連れていってもらったんです。お話を聞いていたら『NRじゃやれんかったことをブラバじゃ全部やれたから…』と、とにかくこだわったバイクというのを聞いて、乗ってみたいなと思ったんです」

※ホンダの数々の名車を開発した山中勲さんの喫茶店「coffee BLACKBIRD」

なんと! 山中さんご本人の言葉を聞いてオーナーを志したというのが理由でした! いやぁ、わかります。自分も「CBRオーナーズミーティング in渚園」に参加されていた山中さんの言葉を聞いて、ブラバが選択肢に入りましたから。

【参考記事】
全国からオーナーが大集合! CBRミーティングin渚園<前編 >

実際に乗ってみると…「さすがのこだわりが感じられましたね。空力性能が高くて高速を走っていると風を感じないですし、2軸2次バランサーのおかげで振動が少なくて手もしびれません」とのこと。

カスタムについては「リヤサスペンションをナイトロンのR3に換装しようと思っているのと、メーターパネルのバルブをLED化したいですね」ということでした。

初期型を購入して電装系を強化!

小さいころから電子機器をいじるのが趣味だったという長浜さん(大阪府・50歳)は仕事も電気関係に携わっているそうです。最初期型(1996年式)のブラバを手に入れて、得意な電気系の知識を活かして電装系を強化、カスタムされていました。
ディスプレイモニターを搭載し、ドライブレコーダー(汎用のクルマ用)を装着。ハザードランプの装着やメーターパネル・バックライトのLED化、ヘッドライトのHID化、USBソケットの増設、ヒューズボックスの集約化などのカスタムを行っています。
「ハザードランプは欲しいなぁ」と僕もいつも思っています。
ブラバについては「車重250kgで重量級と聞いていましたけど、乗っているとそんなに感じないんですよ。夏に青森まで行ってきたんですけど、疲れないんですよね」とツーリング性能の高さに満足されていました。

ブラバの場合、「ヘッドライトのLED化はローバルブのみにしておかないと車検で落ちる、でも、HIDなら車検に通る」なんて貴重な情報も頂きました。先輩オーナーさんから直にアドバイスやノウハウを教えて頂けるのもミーティングの醍醐味ですね!

CBRシリーズをデザインされた、あの方も来場!

最後に、CBRシリーズなどホンダのバイクを多数デザインされている片桐さんをご紹介します。片桐さんはCBRシリーズのほか、CB、DN-01、コンセプトモデルなどもデザインされており、今回はオリジナルカラー(1989年式CBR250Rへのオマージュカラー)のCBR400Rでミーティングに参加されていました。ちなみに、ヘルメットはバリバリ伝説の郡(グン)ですね。
モチーフとなっているCBR250Rはコチラですね。片桐さん、さすがのデザインセンスでした。

他にも、ミーティングには様々なカスタムCBRが参加されていましたので、個人的に目についたものをばばばっと紹介します! ※駆け足ですいません!
レプリカカラーからシャア、梨子ちゃん(ラブライブ!サンシャイン!!)まで多種多様です。次回はもっとゆっくりと参加バイクのカスタムを見てみたいと思います。それでは、次回のCBRオーナーズミーティングでまた会いましょう!

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