Z900RS/Z650RSだけじゃなかった! カワサキは、スーパーネイキッドのZ900にも『50th Anniversary』を設定し、50周年記念モデルを一挙に3車登場させた。真紅のカラーリングは1981年のZ1100GPをはじめとした’80年代を代表する配色で、これに専用ロゴなどをあしらう。

ヤングマシン編集部 ●外部リンク: カワサキモータースジャパン

1980年代のZを代表する鮮烈な赤を特別に調合

カワサキモータースジャパンは、Z900RS/Z650RSと同じく50周年記念仕様とした特別モデル「Z900 50th Anniversary」を2022年2月1日に発売した。Z-RS系の50周年モデル以外はノーマークだっただけに、これは嬉しいサプライズ!

通常の3倍速そう……に見えないこともない真紅のカラーリングは「ファイアクラッカーレッド」。空冷Zの頂点モデルとして君臨したZ1100GP(1981年)をはじめ、Z400GP(1982年)などにも採用された、1980年代のZを代表するカラーだ。この「鮮烈な赤」を再現するため、今回はZ900 50th Anniversaryのために特別に調合した塗料を使用しているというから驚きだ。

空冷Zの頂点とされる、1981年登場のZ1100GP。1983年にカウル付き&モノショックのGPz1100へと進化した直後、その覇道はGPZ900R(1984年)に継承された。

標準モデルからの主な変更点は以下の通り。

・Z1100GP(1981年)をはじめ1980年代を代表するカラーリング
・フェンダーに印されたZ50周年ロゴとシュラウドにあしらわれたレタリング
・車体色を引き立てるフレームの艶ありブラック塗装
・高級感を演出するゴールドカラーのフロントフォーク
・上質感を高めるシボ入りの専用シート表皮
・カラー&グラフィックの変更

主要スペックに変更はなく、価格はスタンダードから6万6000円増しの121万円に設定された。なお、当モデルは安心・安全なモーターサイクルライフをサポートするため、1ヶ月目点検に加え、3年間の定期点検とオイル交換(オイルフィルター含む)を無償で受けられるカワサキケアモデルに指定され、ETC2.0車載器も標準装備となっている。

KAWASAKI Z900 50th Anniversary[2022 model]

KAWASAKI Z900 50th Anniversary[2022 model]

主要諸元■全長2070 全幅825 全高1080 軸距1455 シート高800(各mm) 車重213kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 125ps/9500pmm 10.0kgf・m/7700rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:121万円 ●色:赤 ●発売日:2022年2月1日

KAWASAKI Z900 50th Anniversary[2022 model]ファイアクラッカーレッド(RD1)

フロントフェンダーには50周年ロゴをあしらう。

各ロゴとシュラウドのレタリングはゴールドを基調に。ブラック&グレーのラインはZ1100GPを彷彿とさせる。

高級感を醸し出すシボ入りの専用シート表皮を採用。


※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

WEB YOUNG MACHINE - NAIGAI PUBLISHING, Co., Ltd. All rights reserved.

SHARE IT!

この記事の執筆者

この記事に関連する記事