ヤマハは、2021年にフルモデルチェンジした「MT-09 ABS」および「MT-09 SP ABS」にニューカラーを設定し、2022年モデルとして前者を7月28日に、後者を7月6日に発売すると発表した。STD×3色とSP×1色が全て新色に置き換わる。

●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:ヤマハ発動機

スピンフォージド製法のホイールも新たな装い

ヤマハは、「MT-09 ABS」および「MT-09 SP ABS」のカラーリングとグラフィックを変更した2022年モデルを発表。MT-09は7月28日、MT-09 SPは7月6日に発売する。STD×3色とSP×1色が全て従来色から新色に置き換わっており、価格は嬉しい据え置きとされた。

標準モデルのMT-09はいずれも色名こそ従来と同じだが、主体となる色を継承しつつ差し色やグラフィックを変更。SPについては色名もブラック→シルバーに変わり、燃料タンクをシルバーに変更することでスーパースポーツモデル「YZF-R1M」のイメージを踏襲した。

昨年のモデルチェンジでは、シャーシからエンジンまでほとんどを新設計。3mmのストロークアップで排気量を845→888ccとし、最高出力は4PSアップの120PSに。フレームは最低肉厚を3.5→1.7mmと半分以下にした新設計のCFアルミダイキャストで製造される。ヘッドライトはバイファンクションタイプのLEDモノアイだ。このほかフルカラーTFTメーターの採用、バンク角連動型トラクションコントロールシステムやブレーキコントロールといった電子制御の充実、さらにSPにはクルーズコントロールまで導入しながら価格上昇を最小限に抑えていた。ここからの価格据え置きは、昨今の材料費やエネルギー価格の高騰を考えれば驚きというほかない。

ちなみにSPは、上記クルコンのほかKYB製の専用フォークやオーリンズのリアショック、塗り分け塗装のタンク、ダブルステッチのシート、黒いハンドルバー&レバーなどを採用している。

YAMAHA MT-09 ABS / MT-09 SP ABS[2022 model]

主要諸元■全長2090 全幅795 全高1190 軸距1430 シート高825(各mm) 車重189kg[190kg](装備)■水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 888cc 120PS/10000rpm 9.5kgf-m/7000rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L(ハイオク指定)■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ※[ ]内はSP ●価格:110万円/SP=126万5000円 ●色:灰、青、艶消し濃灰/SP=銀 ●発売日:2022年7月28日/SP=2022年7月6日

MT-09 ABS[2022 model]パステルダークグレー(グレー/新色) ●110万円 ●2022年7月28日発売
MT-09 ABS[2022 model]ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー/新色) ●110万円 ●2022年7月28日発売
MT-09 ABS[2022 model]マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー/新色) ●110万円 ●2022年7月28日発売
MT-09 SP ABS[2022 model]ブルーイッシュホワイトメタリック2(シルバー/新色) ●126万5000円 ●2022年7月6日発売
MT-09 ABS / MT-09 SP ABS[2022 model]MT-09 SP ABS[2022 model]

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