3年ぶりの実施となる日本自動車輸入組合(JAIA/ジャイア)による『輸入二輪車試乗会・展示会』。’22年の各社の自慢のモデルを一気乗りしてきた。テスターはフリーライターの谷田貝洋暁で身長172cm、体重75kgだ。本記事では、トライアンフのスピードトリプル1200RRを取り上げる。
●文:ヤングマシン編集部(谷田貝洋暁) ●写真:真弓悟史●外部リンク:トライアンフ
トライアンフ スピードトリプル1200RR ショートインプレ
’21にモデルチェンジしたネイキッドモデルのスピードトリプル1200RSの、エンジン&車体を使ったカフェレーサーモデル。搭載するエンジンはトライアンフのロードスターモデルでは最大排気量となる1158ccの並列3気筒エンジンで、馬力はなんと180PS。
さぞかし扱いにくいだろうと、5種類のライディングモードのうち、まずは「ロード」で走り出してみれば、意外にもライダーの入力に対して従順に反応する。ただし、モードを「スポーツ」に変更するとキャラクターが大きく変化。エンジン特性はラディカルになり、サスペンションの動きが硬質化。マシンの荷重のかかり方を意識しながら走るような特性になる。丸目ロケットカウルのクラシカルな外観だが、本気で速い。
【TRIUMPH SPEED TRIPLE 1200 RR】■全長NA 全幅758 全高1120 軸距1439 シート高830(各mm) 車重200kg(装備) ■水冷4ストDOHC並列3気筒 1158cc 180PS/10750rpm 12.7kgf-m/9000rpm 変速機6段リターン 燃料タンク容量15L ブレーキF=ダブルディスクφ320mm R=ディスクφ220mm タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●色:赤×灰 白×灰 ●価格:228万5000円~
【ライディングポジション】シート高は830mmと普通だが、カフェレーサーらしい低く構えるセパレートハンドルのおかげで前傾がややきつめになっている。それもあり、踵が4cmほど浮く足着き性。
▲レイン/ロード/スポーツ/トラック/ライダーの5種類のモードを備え、状況に合わせて3つの出力特性を使い分けられる。 ▲オーリンズ製のセミアクティブサスペンションスマートEC2.0を搭載。モードによる大まかなキャラクター変更のほか、詳細設定も可能。 ▲クラシカルなスタイルだが、クイックシフター/IMU制御のトラクションコントロール&ABS/クルーズコントロールと電子制御装備全部載せだ。
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