スズキは、GSX-S1000GTやKATANAと心臓部を共有するスポーツネイキッド「GSX-S1000」にニューカラーを設定し、2024年モデルとして10月25日に発売すると発表した。

●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:スズキ

名機“K5”エンジンを搭載して2015年初登場、2021年にモデルチェンジ

スズキはGSX-S1000の2024年モデルとして新色を発表。全3色のうち新色はマットソードシルバーメタリックで、従来のグラスマットメカニカルグレーから置き換わる。

GSX-S1000は、LED縦眼2灯ヘッドライトやウイングレットを採用したアグレッシブなデザインと、ワイルドさを残しつつも扱いやすい並列4気筒エンジンを搭載するスポーツネイキッド。2015年の初登場時から搭載するエンジンは名機と呼ばれる2005年型(K5)のGSX-R1000に端を発した並列4気筒で、2021年のモデルチェンジの際に吸排気カムシャフトやバルブスプリング、クラッチなどが新作されている。

電子制御スロットル(ライドバイワイヤ)を中心とした電子制御システムはS.I.R.S.(スズキ・インテリジェント・ライド・システム)と名付けられており、出力特性を3つのモードから選択できるSDMS(スズキドライブモードセレクター)や、5段階から選択可能なトラクションコントロールシステム、クラッチレバーを操作しなくてもシフトアップ/ダウンできる双方向クイックシフトシステムなどを採用。

また、スターターボタンを1回押すと始動するまでスターターモーターが回る“スズキイージースタートシステム”や、低回転域でクラッチを繋ぐと自動的にエンジン回転が少し上昇する“ローRPMアシスト”も装備している。

兄弟車のGSX-S1000GTと同タイミングでの新色発表となったが、こちらも価格据え置きの143万円となっているのが嬉しい。

スズキ GSX-S1000 のカラーバリエーション

SUZUKI GSX-S1000[2024 model]マットソードシルバーメタリック(QKA)

SUZUKI GSX-S1000[2024 model]トリトンブルーメタリック(YSF) ※継続色

SUZUKI GSX-S1000[2024 model]グラススパークルブラック(YVB) ※継続色

スズキ GSX-S1000 のスペック

車名 GSX-S1000
型式 8BL-EK1AA
全長×全幅×全高 2115×810mm×1080mm
軸距 1460mm
最低地上高 140mm
シート高 810mm
キャスター/トレール 25°/100mm
装備重量 214kg
エンジン型式 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ
総排気量 998cc
内径×行程 73.4×59.0mm
圧縮比 12.2:1
最高出力 150ps/11000rpm
最大トルク 10.7kgf・m/9250rpm
始動方式 セルフスターター
変速機 常時噛合式6段リターン
燃料タンク容量 19L
WMTCモード燃費 17.0km/L(クラス3、サブクラス3-2、1名乗車時)
タイヤサイズ前 120/70ZR17
タイヤサイズ後 190/50ZR17
ブレーキ前 油圧式ダブルディスク
ブレーキ後 油圧式ディスク
乗車定員 2名
価格 143万円
色 青、銀、黒
発売日 2023年10月25日

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