ヤマハは、軽量コンパクトでスポーティ、実用的かつコストパフォーマンスに優れた原付二種スクーター「ジョグ125(JOG125)」の2025年モデルを9月20日に発売すると発表した。

●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ヤマハ

リッター51.9kmの低燃費、735mmの低シートでユーザーに優しい

ヤマハは、同社の原付二種スクーターで最も廉価な原付二種スクーター「ジョグ125(JOG125)」の2025年モデルを2024年9月20日に発売する。2024年モデルが3月に発売されたばかりということもあり、外観の変更はなし。主なスペックやカラーバリエーションもそのままだ。

2025年モデルの違いは価格改定のみ。ヤマハによれば為替変動や各種原材料等の高騰に歯止めがかからないことが要因で、従来の価格を維持することが困難になったと説明している。値上げ幅は3300円と最小限なこともあり、苦渋の決断がうかがえる。

ジョグ125は、ヤマハの原付二種スクーターで最軽量かつシート高は最も低く、さらにアクシスZに並んで最も低燃費。ヤマハのコスパ王といって差し支えないモデル。110ccのホンダ「ディオ110」を除けば、125ccクラスのスクーターで国産最廉価なのがジョグ125だ。

エンジンは空冷ブルーコアを搭載し、静粛なエンジン始動をもたらすSMG(スマートモータージェネレーター)は走行時はジェネレーター(発電機)として、始動時にはスターターモーターとして働く仕組み。そのシンプルな構造で軽量化/コンパクト化にも貢献している。

ブレーキは、リアブレーキレバーを引くことでフロントブレーキも作動する前後連動型「UBS」を装備。急激なブレーキでも挙動が乱れにくい。

シート下スペースは容量約21.3Lで、フロントには600mlまでのペットボトルが入るトランクスペースや折りたたみ式フロントフック、そしてリアにはタンデムライダーが握りやすいグラブバーを装備する。USBソケットはオプション設定となっている。

ジョグ125(2025年モデル)のカラーバリエーションとスペック

YAMAHA JOG 125[2025 model]ダルブルーソリッドB(ライトブルー)※継続色

YAMAHA JOG 125[2025 model]ビビッドレッドメタリック5(レッド)※継続色

YAMAHA JOG 125[2025 model]ブラックメタリックX(ブラック)※継続色

YAMAHA JOG 125[2025 model]ホワイトメタリック1(ホワイト)※継続色

 

車名 ジョグ125
認定型式/原動機打刻型式 8BJ-SEJ5J/E33VE
全長×全幅×全高 1740×675×1090mm
軸距 1205mm
最低地上高 110mm
シート高 735mm
キャスター/トレール 27°00′/81mm
装備重量 95kg
エンジン型式 空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量 124cc
内径×行程 52.4×57.9mm
圧縮比 10.2:1
最高出力 8.3ps/7000rpm
最大トルク 1.0㎏f・m/5000rpm
変速機 Vベルト無段変速(オートマチック)
燃料タンク容量 4L
WMTCモード燃費 51.9km/L(クラス1、1名乗車時)
タイヤサイズ前 90/90-10(チューブレス)
タイヤサイズ後 90/90-10(チューブレス)
ブレーキ前 機械式ドラム
ブレーキ後 機械式ドラム
乗車定員 2名
価格 26万7300円
車体色 薄青、赤、黒、白
発売日 2024年9月20日

 

掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。

WEB YOUNG MACHINE - NAIGAI PUBLISHING, Co., Ltd. All rights reserved.

SHARE IT!

この記事の執筆者

この記事に関連する記事