気がつけば2気筒

こんにちは、青木タカオです。ここで書かせていただいているボクのエッセイは、近頃少しマニアックな視点になっていたかもしれません。

というのも直近の6本を見返すと、あわわっ、カワサキW1ばかりではありませんか。「どんだけ好きやねん!」ってツッコミたくなりますが、なんせ50年以上も前のモデルですからね……。ほどほどにしなくてはならないことは、ボクにだってわかります。

というわけで、今回は『初心者におすすめ!2気筒バイク3選』といたしましょう!

ハーレーダビッドソンXR1200 画像提供:ハーレーダビッドソンジャパン

▲ハーレーダビッドソンXR1200のV型2気筒エンジン。画像提供:ハーレーダビッドソンジャパン

なぜツインエンジン? それはもう、ボクの愛車がカワサキW1SA(1971年式)をはじめ、ハーレーダビッドソンXR1200(2010年式)やX500(2023年式)など2気筒モデルが多いからです。最近、ショベルもガレージにやってくるとか……!? そーいう話をし出すと長くなるので、また今度にしておきます。

その名が示す通り、シリンダーを2つ配置する2気筒エンジン。横並びの並列、前後に置くV(L)型、180度フラットに開いた水平対向などレイアウトはさまざまですが、2つのシリンダー(燃焼室)で起こる燃焼(爆発)タイミングがクランクの位相角によって変わり、等間隔に揃っていたり、不等間隔にズレるなどから出力フィールにも大きな影響を及ぼします。

あぁ〜、また込み入った話に突入しそうになっているではありませんか。2気筒エンジンは実用速度域でトルクを発揮しやすく、扱いやすいのが持ち味。ビギナーにもオススメで、ボクみたいに末長〜く、飽きずに愛用することだってできます。

ツインエンジン搭載モデルは昨今とても多く、それぞれに良さがあるので正直なところ絞りきれません。なので、中古車が100万円以下(相場価格)で購入できる機種に限定しようと思います。

カワサキGPZ250ベルトドライブ

▲16歳の時に購入したカワサキGPZ250ベルトドライブ。心臓部は並列2気筒エンジンです。

だってビギナーなら、いきなりハイエンドモデルに手を出す人は多くないでしょう。ちなみにボクが最初に購入したバイクは、カワサキGPZ250ベルトドライブでした。

やっぱりツイン、やっぱりカワサキ、しかも現代のハーレーにもちょっぴり通ずるベルト駆動です。

ちなみに初めて購入した外国車はBMW R80で、これもまたボクサーツイン。「どんだけ好きやねん!!」って、繰り返し自分自身にツッコミたくなります。

Z650RS:ザッパーをルーツに持つカワサキのロッパン

カワサキZ650RS(2021年式)画像提供:カワサキモータースジャパン

▲カワサキZ650RS(2021年式)画像提供:カワサキモータースジャパン

さて、本題に入りましょう。ボクがオススメするのは、まずカワサキZ650RS。ご存知の通り、4気筒モデルのZ900RSは2017年の発売以来、セールス好調の大人気モデルですが、その弟分にあたる2気筒モデルはよりフレンドリーで、価格的にも手が出しやすい。

新車でも103万4000円(消費税込み)と、リーズナブルな設定。中古車も狙い目なのは言うまでもありません。

■Z900RS
水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ948cc
最高出力 85kW(116PS)/9300rpm
最大トルク 98Nm(10.0kg-m)/7700rpm
全長×全幅×全高 2100x815x1135mm
軸間距離 1465mm
シート高 810mm
車体重量 216kg
新車価格 152万9000円(2026年モデル Black Ball Edition)

■Z650RS
水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ649cc
最高出力50kW(68PS)/8000rpm
最大トルク63Nm(6.4kg-m)/6700rpm
全長×全幅×全高 2065x800x1115mm
軸間距離 1405mm
シート高 800mm
車体重量 188kg
新車価格 108万9000円(2026年モデル)

エンジンのスペックには差があるのですが、実際にZ650RSに乗ってみればパワーは十分。ホイールベースの短いスリムな車体を生かして、軽快にキビキビと走ります。

かつて「ZAPPER(ザッパー)」と呼ばれたZ650のデザインからインスピレーションを得て誕生したスタイルも魅力的ですし、カワサキ伝統の650(ロッパン)はビッグバイク入門用に最適です。

SV650 ABS:スズキの名機ここにあり

スズキSV650 ABS(2021年式) 画像提供:スズキ二輪

▲スズキSV650 ABS(2021年式) 画像提供:スズキ二輪

さらにもう1台、650ccクラスを推したいと思います。スズキ SV650 ABSです。このVツインエンジンはスズキの名機とも囁かれるほど定評があり、Vストローム650やグラディウスにも搭載されています。

■SV650 ABS
水冷4ストロークV型2気筒DOHC4バルブ645cc
最高出力53kW(72PS)/8500rpm
最大トルク63Nm(6.4kg-m)/6800rpm
全長×全幅×全高 2140x760x1090mm
軸間距離 1450mm
シート高 785mm
車体重量 199kg
新車価格 83万6000円(2025年モデル)

200kgを切る車体重量からも分かる通り、SV650は大型クラスとは思えないほどに軽量コンパクト。コントロール性に長けていて、乗り手の技量を問わず自在に操ることができることから、乗ると上手くなった気すらしてしまうほどです。

発進時などにエンストしないよう、エンジン回転数をわずかに上げるローRPMアシストを搭載。クラッチミートをする際、気が付かないうちにアシストしてくれるのはありがたいとしか言いようがありません。

スズキSV650 ABS(2021年式) 画像提供:スズキ二輪

▲スズキSV650 ABS(2021年式) 画像提供:スズキ二輪

写真は2021年式。新車は生産終了が発表されているので、絶版車となれば、今後もしかすると中古車価格が上がってしまうかも……!? 気になる人は、急いだ方がいいでしょう。

スズキSV650X ABS(2021年式) 画像提供:スズキ二輪

▲スズキSV650X ABS(2021年式) 画像提供:スズキ二輪

バリエーションモデルとしてSV650Xもあります。セパハン&ビキニカウル付きのカフェレーサースタイル。ゆるやかな前傾姿勢でスポーティに乗りたいけど、スーパースポーツは過激すぎるなんていう人にはオススメです。

MT-03 ABS:知れば病みつきヤマハのハンドリング

ヤマハMT-03 ABS(2021年式) 画像提供:ヤマハ発動機

▲ヤマハMT-03 ABS(2021年式) 画像提供:ヤマハ発動機

大型二輪免許をお持ちではない? それなら、ヤマハMT-03あるいはMT-25はいかがでしょうか。

ヤマハMT-25 ABS(2022年式) 画像提供:ヤマハ発動機

▲ヤマハMT-25 ABS(2022年式) 画像提供:ヤマハ発動機

パラレルツインエンジンを軽量ダイヤモンドフレームに搭載。車体の基本構成とサイズを同じにする兄弟車です。

■MT-03 ABS
水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ320cc
最高出力31kW(42PS)/10750rpm
最大トルク30Nm(3.1kg-m)/9000rpm
全長×全幅×全高 2090x755x1075mm
軸間距離 1380mm
シート高 780mm
車体重量 166kg
新車価格 68万7500円(2026年モデル)

■MT-25 ABS
水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ249cc
最高出力26kW(35PS)/12000rpm
最大トルク23Nm(2.2kg-m)/10000rpm
全長×全幅×全高 2090x755x1075mm
軸間距離 1380mm
シート高 780mm
車体重量 166kg
新車価格 63万2500円(2026年モデル)

「大都会のチーター」をコンセプトに開発された初代が2015年10月に登場。2020年3月にはフロントマスクのデザインを刷新した2代目がデビューしました。

初代よりハンドルが44mm上がってアップライトなポジションとなり、液晶メーターやハザードスイッチをこのとき採用しています。

シャープで躍動感のあるスタイリングは若者たちにも人気。そして、一貫して言えることですが、ヤマハMTシリーズはどのモデルもトルクフルで軽やか。切れ味鋭いハンドリングで、コントローラブルですから、走りのキホンを学ぶにもうってつけです。

俊敏性に優れるヤマハのライトウェイトスポーツを知ってしまうと、もう病みつきになること間違いありません。

最新モデルの新車価格はMT-03 ABSが68万7500円、MT-25 ABSは63万2500円。新車を買うのもいいですし、価格がこなれた中古車を狙うのもいいでしょう。

もし、中古車を探すのならレッドバロンのサイト オススメ中古バイク検索が便利です。メーカー、スタイル、排気量、そして価格(予算)から選んでいけます。

いかがでしょうか、今回の『初心者におすすめ! 2気筒バイク3選』。なんだかボクらしく、もしかするとだいぶ偏っていたかもしれません。

最後にカワサキZ650RSを試乗した際の動画を貼り付けておきますので、ぜひご覧ください。試乗した感想とともに、サウンドを聴くことができます。

今回も最後までお付き合いしていただき、ありがとうございました。

SHARE IT!

この記事の執筆者

この記事に関連する記事