CT125ハンターカブを発売日に購入できた理由。それは何?

CT125を購入した筆者

発売から1年経過した2021年6月になってもまだ品薄が続くCT125、通称ハンターカブ。筆者である宮下豊史ことミヤシは発売日に納車してもらうことができました。業界人だから? ではなく、ちょっとした手間と熱意のおかげでした。もちろん運もあったかも? 今回自己紹介を兼ねて、誰でも真似できるそのテクニックを公開いたします。

筆者プロフィール

ForRの読者のみなさん。はじめましてミヤシです。まずは自己紹介から。バイク業界で20年広告営業マンとして雑誌やWEBメディアに従事し、最近自分で会社をスタートし自由人となりました。雑誌BMWBIKESやWITH HARLEY、モトメカニックを編集部と一緒に作り、誌面にもちょこちょこと登場している営業から記事制作まで幅広く仕事をしています。仕事三昧ではありますが、好きなバイクに関係する業務なので、仕事なのか遊び?趣味の延長なのかわからないまま毎日をバイクに囲まれながら楽しく過ごしています。BMW、ハーレーの専門誌を扱っているので、メインはBMW R1200GSアドベンチャー、ハーレーXL1200Lスポーツスターに乗っています。保険や整備、置き場所など維持費はかかっていますが両方とも10年以上前のバイクを中古で購入したので新車にはめっきり縁がありませんでした。今回増車したCT125は15年ぶりの新車となりました。

 

CT125ハンターカブ発売時期の社会状況

CT125ハンターカブの発売日は令和2年6月26日でした。しかし発売日に納車された人はごくわずか。生産国が日本国内ではなくタイ。さらに新型コロナが猛威を奮っていたタイミングのおかげで、車両の生産と日本への船便に影響が出てしまい、国内の販売店へのデリバリーが不安定で遅くなったのが理由のようです。海外生産モデルは新型コロナの影響がなくても不安定になることはよくあります。さらに東京モーターショーでの発表以降、各メディア媒体では異常なほどの盛り上がりを見せていました。さらにバイク業界に在籍する仲間内の中でも「絶対に買う」宣言をした人が5人も(現時点で4人が購入)。発売日はもとより発表日まで待っていたら品薄で購入できなくになることは明白でした。東京モーターショーで初めて現車を見てからというもの、自分もCT125のある生活を夜な夜な夢見ていました。1月にWEBヤングマシンで市販車のリーク写真がスクープ情報として掲載されており、そろそろ発表時期かな?と販売店に足を運び相談したところ、正式な発表の前にもかかわらず、2月上旬の時点ですでに先行オーダーが開始されていると教えてくれました。ファーストロット分の注文は2月14日まで。しかしその車両がデリバリーされるのは、全国での先着順ではなくランダムとのこと。これはもう注文しておくしかないと意を決し、その場でぽーんと契約。発売日に納車されるかは運次第。しかし奇跡的にもそのタイミングで販売店へ入庫。登録、納車整備をしていただき、CT125で発売日に公道デビューとなりました。もちろんその店舗では最速での納車です。

欲しい新型車を発売日に購入できた理由

上記の内容をまとめると、買うと決めた新型車を誰よりも早く購入するには、

①バイク専門メディアで情報を毎日チェック
②販売店へ足を伸ばし相談したこと
③最後は運


発売から1年経過した2021年6月時点でも品薄状態が続いています。近所のレッドバロンやホンダ販売店で聞くと、どの店でも納車待ちが数人いるとのことです。しかし自分が属しているCT125オーナーで作るFacebookグループ内での投稿を見ていると、念のため予約をしているものの待ちきれなく足繁く様々な販売店に通っている人は、キャンセル車との出会いが「まれに」あるようです。

逆にまだ買えていない人は朗報です。来年にはどうやら違うカラーが登場するみたい。タイではすでに発売開始されていますね。緑色です。ただし日本に上陸するかのかはまだ不明です。今後の話ですが、もし同系列エンジン搭載のグロム125と同じ新型エンジンが採用されたら、憧れの5速ミッションとなるかも? さらに嘘か本当かわかりませんが150ccの噂話もあります。話がずれますが兄弟車としてDAX125も登場するみたいです。CT125を買えていないからこそ、他の車種でも良いかも? と考えそれはそれでドキドキタイムが継続。

バイクは乗って楽しいはもちろんですが、どれを買おうか悩んでいる時間も楽しいですからね。それではCT125を購入予定の方、先にハンターカブワールドでお待ちしてますね。次回からはカスタムネタやメンテ、そして林道やキャンプなどの遊びネタを投稿していきます。それではまた。

CT125車両紹介

この撮影のときはまだおろしたてだったので、汚さないようにそろそろと水たまりの中にバイクを入れました。さすがオフロード車。泥や水溜りが似合います。この日はこのあとに富士山近辺の林道まで車で運び、フラットダートを楽しみました。「ダートでの性能を試す」どころではありません。慎重に、転ばないように傷つけないように、おっかなびっくりでそろそろと走行。しかし極低速での林道走行でしたが終始笑みがこぼれるほど充分楽しめました。

CT125のサイドカバー左右のサイドカバーには祖先のCT110のデザインと近しいデカールが貼られています。しかしそこには125の大きな文字が。セル始動のバイクですが、キックペダルを装備しています(全く使いませんが)。

フロント、リアの制動方式はディスクブレーキです。先行して発売されていた兄弟車のC125はフロントのみディスクブレーキでリアはドラムブレーキでした。CT125の方がスポーツモデルだからなのでしょうか? オフロードを走る者としてはコントロール性の高いので嬉しい話です。

エンジンはC125やグロムと同系列ではありますが、むしろ大元となったWAVE110に一度先祖返りして再設計されたエンジンです。最高出力、トルク特性、ファイナルのギアレシオに違いがあります。クランクケースのカバー形状にも違いがあります。

CT125のリアキャリア最大の特徴のひとつである大型のリアキャリア。キャンプ道具一式を積んでロングツーリングに出かけたくなります。タンデムシートは装備されていませんが、ステップはあります。いつか誰かを後ろに乗せる日が来るのでしょうか?

タンデムステップはスイングアームに装着されています。ギャップがあるたびにタンデムライダーの足も上下します。カブや昔のオフロードバイクでは一般的な位置ですね。

ハンドル周りはすっきりしています。スマートフォンホルダーなどのアクセサリーも装着しやすそうです。ハンドルパイプ径は一般的な国内メーカーのバイクに多い22.2パイ。

小ぶりなメーターの下にあるLEDヘッドライド。日中の走行では不満はありませんが、街灯が少ない道では光量に不満が。ロングツーリング前までには補助灯をつけるべきかしらと悩みます。

メーター表示は必要最低限です。燃料計、オド、トリップ、もちろんスピード表示も。デジタルメーターなので表示の明るさも変更可能。時計が欲しかったなー。あと暗くて見づらい。

メーター表示、エンジン音、排気音などをYouTube動画にまとめましたのでよろしければご覧ください。

YouTubeチャンネル「バイクメンテナンスチャンネル」

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