走行距離が500kmを超えた!
レッドバロンで購入したばかりのホンダ『CRF250L<S>』。ピカピカの新車で、慣らし運転どころか、満タンにしたガソリンを1回もフルに使いきってさえいないのに、友人らに誘われて林道ツーリングへ行ってきたというのが前回までのハナシ。
ご覧の通り、寒さ対策にウインドシールドとハンドガードを友人が装着してくれました。
その後、取材現場に乗っていったりして、走行距離がようやく500kmを超えました。じつは新車購入後、この“500km”というのがひとつの節目なのです。
バイクにもあった取扱説明書
どういうことでしょうか。新車購入時にもらえる「OWNER'S MANUAL(オーナーズマニュアル)」を読んでみます。いわゆる取扱説明書ですね。
ボクは家電やカメラなどを買うと、説明書の類を読まないまま使いはじめてしまうので、その製品の機能をフルに発揮できなまま使用していたりすることがよくあります。
単純な家電ならまだ大した問題にならないのですが、カメラなど多機能なものは「こんなこともできたのか」「こんなモードがあったのか」と、何年も経ってから知るなんてことも珍しくありません。
オートバイにも説明書に相当するオーナーズマニュアルがあり、読んでみると操作方法だけでなく、愛車のことがいろいろとわかります。
慣らし運転の目安
まず、先ほど触れた“500km”について。ページをめくりだすと、最初にあるのが「運転するときの注意」で、そこには「慣らし運転」という項目があります。
エンジンをはじめ、新品パーツで組み合わせた車体各部が馴染むまでは、急激に動かさず、なるべくゆっくり丁寧に操作するのが「慣らし運転」ですが、次のように記されています。
■慣らし運転のポイント(走行距離500kmまで)
●急発進、急加速をさける
●急ブレーキ、急なシフトダウンをさける
●控えめな運転をする
走行距離については、これまでいろいろな目安を耳にしたり、バイク専門誌などで読んだことがありますが、ボクが購入したホンダ『CRF250L』では“500km”までとなっています。
時代とともに距離が短く
80年代までなら「走行3000kmまで、エンジンの回転は3000rpm以下」と長めで、より慎重だったように思いますし、時代とともに「1000kmまで」と、短縮・簡素化されてきたのではないでしょうか。
素材やコーティング技術が良くなり、組み立てる精度も向上することで、距離が短くなっているのだと思います。
いきなり林道ツーリングに出かけてしまったボクですが、なるべくエンジンを回さないようにしましたし、急発進やハードブレーキングなどは避けるようにしました。
サスペンションもいたわるように走りましたが、そういったことは数値化できるわけではないので、あくまでも「慣らし運転中」という気持ち、心がけでしかないのですけどね。
そもそも、林道ツーリングで慣らし運転は無謀なのでしょうか? 走行動画を撮ってありますので、ぜひコレを読んでいるみなさまでジャッジしてください! 自分であらためて見ると、エンジンが高回転まで回ってしまっていたり、サスペンションに高い負荷がかかっているシーンがあり、青ざめてしまいます。
中古車も慣らし運転が必要
ちなみに、中古車の場合も購入後すぐは慣らし運転が必要です。部品同士の擦り合せは終わっているものの、しばらく走っていなかった車両は可動部の動きが渋くなっていたり、油膜が充分でないなどあり得るので、最初のうちは新車と同じように、控えめな運転をするのがベストです。タイヤを新品に交換していたらなおさらなことは、言うまでもありません。
というわけで、今回は慣らし運転がついに終わったという報告でした。季節もバイクに乗るのにいいシーズン。ボクと『CRF250L<S>』のバイクライフが、いよいよ本格的にスタート! そんな晴れやかな気持ちです。
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