そろそろエンジンに怒られそう… 汗

コロナ禍もすっかり過去のことのようにイベントやお祭りも大盛況! もちろん、バイク関係のお仕事でも遠出が増えてきました。もてぎや鈴鹿なんかも一週間に2回も行ったりなんてこともあったりして(もう現地でワーケーションしたい)。

基本、バイクで動く人なので、サーキットはもちろんのこと、衆議院議員会館(永田町)や警察庁・警視庁(霞ヶ関)といったお堅いところにもバイクで向かいます。下道も高速道路もガンガン走ります。

で、今回、社会情勢(なんの?)なども鑑みまして、ちょっと大きなバイクを買おうと決断いたしました(増車)。これまでは250ccの空冷単気筒だったので、そろそろエンジンに怒られそうというか… いやマジで。

まぁ、スーパーカブ750とかあったらいいんですけど、そんなわけもなく、春ごろからぼちぼち車両選定に入っていました。読者の皆さんにとってのバイク選びには全く参考にならないとは思いますが、しばし妄想にお付き合いください。

理想の車両は大型ビジネスバイク!?

社用車としての側面も大きいので、大型バイクの中古車というのは決まっていて、車両に求める性能はこんなところでした。

①新東名高速道路の120km/h区間をハナウタ♪
②高速道路で片道350km程度はラクショー!
③シート・サイドバッグもラクに装着できるリヤ回り
④燃費は求めない(きっとクライアントが払ってくれる?)
⑤年式や走行距離にはこだわらない(古くても過走行でも可)

とまぁ、高速道路メインの車種選定です。そして、お仕事道具(カメラやパソコン等)が積みやすい積載性も重要です。④と⑤はランニングコストやメンテナンスコストといったお金に関わる部分ですが、ここは求めません。

⑤については、年式が新しくて走行距離が少なければ良い中古車なんて単純なことではございません。

むしろ買った後のアフターサービス体制のほうが100倍大事。10~20年以上前のバイクの場合、基幹部品のパーツが手に入らなかったり、パーツがあってもお店で直せなかったらイチコロですからね。中古車選びはお店選び、これゼッタイです。

浮かんでは消えていく候補車両の数々…

候補車両はこんな感じでした。まぁ、これらがぐるぐると頭の中を周回する日々です。悶々としましたね。

・ビッグスクーター(250cc~) 
ホンダ・フォルツァ、ヤマハ・TMAXなど
・スポーツツアラー
BMW・R1250RS、ホンダ・CB1300 SUPER TOURINGなど
・メガスポーツ
スズキ・GSX1300Rハヤブサ、ホンダ・CBR1100XXスーパーブラックバードなど
・ホンダのDCT装備車両
NC750X、X-ADVなど
職業柄いろいろな広報車両に乗らせて頂いているので、だいたいの感じ(走行フィーリングなど)はわかっているのですが、それでもまぁ、悩みます。

真面目か不真面目か、主な用途がビジネスですから、普通に考えればビッグスクーターですよね。A4サイズのビジネスバッグがすぽっと入って雨にも濡れない。「もうコレだろ? ちょwおまw、○鹿か?」とリトル田中にこづかれる日々。
でも結局は「だって、面○くないじゃん!」なんてバイク乗りのサガが押し切ったり…。もう、こんなんが無限ループして終盤は完全にサイコでした(笑)

「乗~るなら、い~ましかねぇ~」(名曲)

で、脳内会議を何度も開催した末に出た結論が、メガスポーツでした。90年代バイクブームの残り香とでも言うんでしょうか。「あのころ欲しくても買えなかったスポーツツアラー(メガスポーツ)に乗っときたいな、やっぱ…」と。体力的なことを考えても乗るなら今しかないのかなと… どこか(北の国)のおじさんに拳を振られた気もしました。

候補車両は90年代後半から活躍したこの3台。どれもロングツーリング取材などで乗りこんだことのあるモデルです。

・カワサキ ZZ-R1200
・ホンダ CBR1100XXスーパーブラックバード
・スズキ GSX1300Rハヤブサ

最高速度をウリにしていた当初の3台ですね。夢の300km/hなんて言葉で誌面を賑わせてましたっけ。でも、自分が求める性能は300キロは300キロでも、巡航300kmのほうでして…。高速道路をラクに長く走れることが大きな条件です。

在庫はあるのか? レッドバロンに相談だ!

というわけで、近所のレッドバロン座間に行って、湯浅店長に在庫を探してもらいました。イントラネットで全国300余店舗の中からオススメの車体を何台か見せてもらいます。で、意外と早く見つかったのが、真っ黒のホンダ CBR1100XXスーパーブラックバード(略称・ブラバ)でした。※下写真は国内仕様
目を引いたのは1997年式の欧州仕様。いわゆるキャブレター車最速とうたわれるモデルです。走行距離は約2万8,000km、マフラー交換以外はほぼ純正で前のオーナーさんがガレージ保管をしていたということで、外装もとてもキレイです。年式の割に走行距離が少ないのが気になったけど、こういう車両情報ってかなり助かりますよね。安心できます!

ブラバは国内仕様が出た時にメーカーから広報車両をすぐに借りてロングツーリングに出かけました。二軸二次バランサーによる静かで振動の少ないエンジンと大柄な車体の割には曲がりやすい、曲げていて楽しいと好印象が残っているバイクで、いまだに所有してみたい1台なのでした。そういえば、そんな記事も書いてたっけ…。

【関連記事】今欲しい絶版名車5選【CBR1100XX・KDX200SR・PS250・RG50Γ・CB1300SFドリームスペシャル】

サイドバッグやシートバッグが積みやすいこともブラバの特徴のひとつです。欧州での販売台数も多いので、欧州のパーツメーカーによるパニアケースなどもまだまだラインナップがあるようで、大型ビジネスバイクとしてのカスタムも楽しめそう…。
こうして、他店在庫だった車両をレッドバロン座間に配送してもらったのち現車を確認しまして、無事、ブラバさんをお迎えすることになったのでした!(続く)

SHARE IT!

この記事の執筆者

この記事に関連する記事