<車種選定 編><アフターサービス 編>と続いた、ちょっと大きな(Big)ビジネス(Business)バイク(Bike)、略してBBB(略してトリプルビー)プロジェクト(いま考えた笑)も購入段階ではこれが最後となります。

「CBR1100XXスーパーブラックバードがビジネスバイクなわけないだろ!」というご意見はありがたく頂戴することにして、みなさん、ここまで妄想にお付き合いいただきありがとうございます。

▲ウソみたいだろ。仕事中なんだぜ。これで(名言)


最後は、カスタムプランのお話です。フルエキゾーストタイプの集合マフラー(BEET:NASSERT-R)が装着されている以外はほぼ純正だったブラバ(名前はヤタガラスにちなんでヤタさんとなりました。※どうでもいい情報をぶっこみますよ!)ですが、カスタムポイントは以下です。

アクティブセーフティ(予防安全)のためのカスタム

Honda Technology「Hondaの先進ブレーキ紹介」よりD-CBSの作動図を引用

事故が起こる前にライダーの安全運転を支援する技術のことですね。バイクで代表的なものはABS(アンチロック・ブレーキシステム)やトラクションコントロールでしょうか。エマージェンシーストップシグナルなんかも法令化の動きがありますね。

この辺のメカメカしいことは、ご存知、やたぐわぁ先生の連載におまかせします。
【参考記事】#バイクのソレなにがスゴイの!?

で、ブラバは1997年式のバイクです。2018年の新型車から段階的に義務化された二輪車用ABSですが、ブラバに搭載されているのはD-CBS(デュアルコンバインドブレーキシステム)です。前輪ブレーキをかけたら後輪ブレーキも効き、後輪ブレーキをかけたら前輪ブレーキも効くというのをバランスよく制御しています。特に、高速走行時に有効なアクティブセーフティなんですね。

前置きが長くなりました。じゃあ、ブラバにABSを入れようぜ! というわけではありません。もっと手軽に予防安全に貢献できるカスタムがあります。

それがヘッドライトバルブをハロゲンからLEDに交換することです(上写真はデイトナ:LEDヘッドランプバルブ プレシャス・レイ Z H7)。なぜLEDバルブが安全につながるかというと、圧倒的な光の強さ(直進性)です。夜間運転中の視認性・快適性はもちろんのこと、最も重要なのは夜間・昼間時ともにドライバーから見つけてもらえるという被視認性なんです。

▲左がハロゲンバルブ、右がLEDバルブ ※同じ車両で撮影


これ、マジで大事! ブレーキをかける以前のお話だからです。

LEDバルブに交換したことのある方なら体感されていると思いますが、前方を走るクルマが自分を認識するのが早いんです。一般道でも高速道路でもその効果は絶大です。たかがバルブ交換と思われがちですが、視認性以上に被視認性に効果が大きく、まさしくアクティブセーフティの第一歩と言えるカスタムです。

まぁ、どんなLEDを入れるのかはまだ検討中なのですけど。

利便性向上のためのカスタム

ブラバのちょっとイイところ知ってます? ココ、デジタル時計がついてますよ… と、21世紀になって自慢することじゃないですが、個人的にはインパネ内に時計があることはマストにしてウェルカム! なんせビジネスバイクですからぁ!(ココ大事)

あ、「戻る」ボタン押さないでください! 真面目にやります。まぁ、時計以外にデジタルなものは見えません。回転計・速度計・水温計・燃料系、全てがアナログ。いいじゃないですか、レシプロ感があって(趣味)。

と、これだけではさすがに物足りないというか不安なご時世なので、レッドバロン座間の湯浅店長に相談して、USBソケット(デイトナ製)とラムマウントのボールベース(プロト社取扱い)をハンドル回りに装着してもらいました。これでスマホの充電切れは心配ありませんね。

▲ボールベースのスペーサーがプラスチック製だったので、湯浅店長が金属製に変えてくれた! ありがとう~!


ちなみに、この時、レッドバロン謹製のアクセサリー電源用リレーキットも組み込んでもらっているので、このあと電装系を増設することになっても大丈夫な仕様です。

「買~うなら、い~ましかねぇ~」(事実、期間限定)

さて、高速道路を移動するのにどうしても必要なのがETC車載器です。各地のスマートインターチェンジはもちろんのこと、首都高でもETCオンリーのインターチェンジが増えてきましたから、ETC車載器がなかったら移動のルーティングに不自由が生じて死活問題です。
しかも、ネクスコ中日本さまが「ETC/ETC2.0 車載器購入助成キャンペーン2023(南関東・甲信・東海・北陸エリア、7/24~9/30、限定5,000台)」を実施してくれていたので、1万円もお得に装着できました。このキャンペーン、毎年のように実施頂けているのも二輪業界による各党オートバイ議員連盟への陳情の賜物です。

ただし期間限定かつ台数限定のキャンペーンなので迷っている暇はありません。早い者勝ちです。ETC車載器だけは「買~うなら、い~ましかねぇ~」ですよ。

快適性向上のためのアイテム

ブラバはセパレートハンドルを採用しています。それほどキツい位置・角度でもないのですが、長距離移動中には渋滞などいろんな状況が発生するのでハンドル位置を少し高くしておこうかなとも考えています。バーハンドルにしなきゃというほどではないので、ハンドルアップスペーサーをかますか、タレ角調整可能なセパレートハンドルへの交換を検討中です。

▲ホンダCBR650Rのセパレートハンドル。なんつーか、優しさにあふれていました。こっちはこっちで高さを下げるライダーが多いとか…


ちなみに、キツくはないとは言っても、現行のCBR650R(上写真)と比べたら全然キツかったですね。さすがは90年代のメガスポーツ、常にアクセルを開けていられる状況ならいいんですけど、下りの長~い渋滞とか腰や太ももにじわじわ来ますから。今からパーツを選定しておくとします。

つつがなく納車の儀が執り行われました

▲納車時には、湯浅店長から車両の細かなこと(冬場はアイドルスクリューでアイドリング回転を少し上げるとか)まで説明がありました

 

▲あまり知られていませんが絶版車にはレッドバロンによるオーナーズマニュアルが付いてきます。車両の基本的な取扱いや基本的なトラブル対処についても書いてあるので助かります!


さて、まだまだカスタムしたいところはあるんですが、「安全」「便利」「快適」の3つのポイントに基づいて、ちまちまと進めて行きたいと思います。パニアケースなんかもいいかなと思っていますが、しばらくは見送りです。ソフトタイプの性能向上も目覚ましいですし、バイクのスタイリングを大きく変えてしまいますからね。

あ、最後に納車の儀の一枚を載せておきます。いい年してすいません、ホント。ブラバにスーツで乗っている人がいたら高確率で自分なので、生暖かくスルーしてくださいね。

▲スーツでバイクに乗る時もプロテクターは忘れずにね!(標語)

 

 

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