表紙独占は名刺代わりの挨拶だ!

 こんにちは青木タカオです。ボクが編集長を務める専門誌『WITHHARLEY Vol.20』(ウィズハーレー)が6月24日に新発売となりました。宣伝ばかりが続いて申し訳ございません。


 表紙を飾るのは、声優・歌手・バイク女子としてマルチにご活躍される夜道雪さん! ウィズハーレーでは「夜道雪×ハーレー グラビア連載企画」が今号からスタートし、その記念すべき第1弾として、カバーに華々しくご登場していただきました。

 このグラビア連載企画では、毎号ご本人がアイデアを出して決めたコスチュームで、ハーレーと撮影。どんな衣装で誌面に登場するのか、ファン必見となります。

内容はヘヴィで濃いウィズハーレー

 キュートでハートフルな夜道雪さんが大きく登場する表紙のイメージとは裏腹に、ウィズハーレー最新号の中身は濃すぎるほど、ヘヴィにお届けいたします。

過給器搭載のカスタムハーレーを特集したWITHHARLEY Vol.20【画像提供:内外出版社】

過給器搭載のカスタムハーレーを特集したWITHHARLEY Vol.20【画像提供:内外出版社】

 巻頭特集はバイクでは珍しい「過給器」付きエンジン。1980年代には4輪車で流行していたターボがバイクにも波及し、国産4メーカーが発売しました。

1981 CX500TURBO

バイクのターボは80年代に見られた機構で、2024年現在、国内4メーカーでは採用していない。写真は1981年に登場した輸出モデルのホンダ・CX500ターボ。【画像提供:ホンダモーターサイクルジャパン

 市販車として世界初の2輪ターボ車は、1981年のホンダ『CX500TURBO』でした。『GL500』譲りの縦置き空冷4ストV型2気筒OHV4バルブをベースに各部を強化。国内では認可が降りず、輸出専用モデルとしてデビューしました。1983年には『CX650TURBO』へ発展していきます。

 三菱重工製のターボを搭載したのが、ヤマハが1982年に発売した『XJ650TURBO』。空冷4スト並列4気筒DOHC2バルブ653cエンジンは最高出力90PSを発揮します。

 1982年にはスズキもシリンダー後部にタービンを積む『XN85』を発売。排気量673ccの空冷4スト並列4気筒DOHC2バルブエンジンは、ピークパワー85psのスペックを持ちます。

”リッターキラー”の異名を取ったKAWASAKI 750TURBO【画像提供:内外出版社】

 カワサキは日立製タービン搭載で112PSを発揮した『750TURBO』を1984年にデビューさせています。ナナハンながら最高速235km/hを達成と、過給器付きバイクはライダーらをワクワクさせるものでした。

 しかし、制御技術であったり燃費の面から「バイクには不向き」と、短命に終わっています。カワサキが2015年、スーパーチャージャーを装備した市販量産車『Ninja H2』をリリースし、ファンらを驚愕させたのは記憶に新しいところでしょう。

カワサキ ニンジャH2R/2015年式【画像提供:カワサキモータースジャパン】

カワサキ ニンジャH2R/2015年式【画像提供:カワサキモータースジャパン】

 クローズドコース専用の『Ninja H2R』はナント310PS! SBKレースのベース車にもなるスーパースポーツモデルの最高出力がおおむね200PSですから、破格のパワーを過給器はもたらすのです。

乗ったぞ! 過給器搭載ハーレー!!

ミルウォーキーエイト131+スーパーチャージャー搭載のロードグライドスペシャルに試乗した青木タカオ。【画像提供:内外出版社】

ミルウォーキーエイト131+スーパーチャージャー搭載のロードグライドスペシャルに試乗したウィズハーレー編集長 青木タカオ。【画像提供:内外出版社】

 そんな過給器をハーレーの大排気量Vツインにセットしているのですから、もはや怪物としか言いようがありません。

 なんたって、ベースエンジンも超弩級。「SCREAMIN' EAGLE STAGE IV(スクリーミンイーグル・ステージ4)」というレース由来のビッグボアキット(CNCポートシリンダーやハイリフトカム、鍛造ピストン、大径スロットルボディ、インテークマニホールド、ハイフローインジェクターなど)が組み込まれて、排気量を131キュービックインチ=2147ccにまでスケールアップされているのです。

 そこにきて『FLTRXS ロードグライドスペシャル』には、スーパーチャージャーを搭載。新旧ジャンルを問わず、いろいろなバイクに乗らせていただくボクですが、重量級モデルですし、ハイパワー。スーパーチャージャーがどのように効いてくるのか、走行前からワクワク&ドキドキ楽しみですし、緊張感も格別でした。

ミルウォーキーエイト131+ターボチャージャー搭載のロードグライドSTに試乗したウィズハーレー編集長 青木タカオ。【画像提供:内外出版社】

ミルウォーキーエイト131+ターボチャージャー搭載のロードグライドSTに試乗したウィズハーレー編集長 青木タカオ。【画像提供:内外出版社】

 さらにもう1台の試乗レポートを今号ではご紹介。こちらは同じくスクリーミンイーグル・ステージ4キットで排気量を2147cc化したエンジンに、ターボチャージャーが組み込まれています。

 ベース車両は『FXLRST ローライダーST』。車体の重量差はあるものの、ほぼ同条件でスーパーチャージャーとターボを乗り比べできる大変貴重な機会となりました。

ビギナー向けと謳いつつも……

 超絶カスタムであり、マニアックすぎるテストライドともいえる内容となったウィズハーレー最新号。「高年式車を扱うビギナー向け」と謳いがちですが、毎号しっかりチェックしていただいている読者のみなさまには「じつは内容が濃い」と、イベントなどで話すとそんな声を耳にします。

 それは編集長として狙い通りで、とても嬉しいご感想。今号はまさにウィズハーレーを象徴するもので、手に取りやすくしつつ中身は読み応えあるものにしたいと雑誌づくりに取り組み続けているのでした。

ハーレーダビッドソンのアドベンチャーモデルPANAMERICA1250をベースにロードレーサーへと仕上げたマシン。WITHHARLEY Vol.20では特集ページを展開している。【画像提供:内外出版社】

ハーレーダビッドソンのアドベンチャーモデルPANAMERICA1250をベースにロードレーサーへと仕上げたマシン。WITHHARLEY Vol.20では特集ページを展開している。【画像提供:内外出版社】

 サーキットで取材したレース車両たちの記事にも、それは言えるでしょう。アメリカで流行するスーパーフーリガンレースにヒントを得てマシンづくりが進められているのは『PAN AMERICA1250』をベースにしたロードレーサーです。

 ダートも走破できるアドベンチャーツーリングとして誕生したパンアメリカですが、その心臓部「Revolution Max 1250T(レボリューションマックス)」はVVT(可変バルブタイミング)機構を備えるなど、最新設計のDOHC4バルブ水冷60度Vツイン。ポテンシャルを最大限に活かすべくサーキットに持ち込まれ、その戦いぶりを見逃すわけにはいきません。ハーレー専門誌ではたいへん珍しい濃厚レースレポートとなりました。

アメリカで人気が高まるKING OF THE BAGGERSのレースレポートも掲載するWITHHARLEY Vol.20。【画像提供:内外出版社】

アメリカで人気が高まるKING OF THE BAGGERSのレースレポートを掲載する WITHHARLEY Vol.20。【画像提供:内外出版社】

 そして、アメリカで盛り上がりを見せる「KING OF THE BAGGERS」の記事からWITHHARLEY最新号ははじまります。今回は一部だけをご紹介しましたが、内容充実の一冊となりました。

 というわけで、今回はHARLEY専門誌『WITHHARLEY』発売の告知をさせていただきました。もしご興味がありましたら、ぜひ手にとっていただけたらと思います。最後にスーパーチャージャーやターボの音も収録したダイジェスト版ムービーもぜひご覧ください! 最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

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