言わずと知れた有名店

 醤油か味噌か…!? ラーメンならどちらかを選びがちな青木タカオです。もちろん、豚骨や塩も好きなんですけどね。

 そんなボクが定期的に食べずにはいられなくなり、足繁く通っているのが、味噌ラーメンの超人気店『大島』。東京都江戸川区船堀にあります。

味噌ラーメンの名店『大島』(東京都江戸川区船堀6丁目)。

▲味噌ラーメンの名店『大島』(東京都江戸川区船堀6丁目)。

 取材で出かけた先で、町中華や昭和感漂う食堂などにバイクで立ち寄るのが好きなボクは、これまでにもお気に入りの、あるいは初探訪のグルメスポットをココでご紹介させていただきましたが、知る人ぞ知るという地元に愛され続けている“穴場”も少なくなかったと思います。

TRY(東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー)ラーメン大賞「名店部門」で5連覇し、殿堂入りを果たした大島。

▲TRY(東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー)ラーメン大賞「名店部門」で5連覇し、殿堂入りを果たした大島。

『大島』は決して穴場ではなく、大本命ともいえる名店中の名店。業界最高権威と名高いTRY(東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー)ラーメン大賞では「名店部門」で5連覇し、殿堂入りを果たしました。素人のボクが、くどくどと説明するのも恐れ多いほどです。

 

待っている間もワクワクして楽しい

 ごくまれに、ダブワン(カワサキW1SA)で行くこともあります。お店の横に駐輪場があるので、空いていれば停めさせていただきます。

味噌ラーメンで有名な『大島』の駐輪場。カワサキW1を停めさせていただく。

▲味噌ラーメンで有名な『大島』の駐輪場。カワサキW1を停めさせていただく。

 他のお客様のことを考えると、バイクは1〜2台が限界といった感じです。複数台で押しかけて、バイク駐車NGとならないようにくれぐれもお願いします。

 最寄の駅は船堀駅で徒歩8分、702メートル。船堀駅周辺には船堀駅西2号駐輪場(1日300円)やイオンフードスタイル船堀駐輪場(12時間毎100円)、エコステーション21GiGO・デニーズ船堀店駐輪場(2時間無料、以降10時間毎300円)があります。

高さ115メートルの船堀タワー。

▲高さ115メートルの船堀タワー。

 ラーメンをいただいた後は、船堀タワーの散策(なんと無料!)がオススメですので、バイクを停めるのならこちらが便利です。

味噌ラーメンで人気の「大島」のメニュー。

▲味噌ラーメンで人気の「大島」のメニュー。

 話を戻しましょう。さすがは全国レベルの人気店で、行列ができていないことなどまずありません。ただし、お店のスタッフさんが親切に案内してくださり、待っている間は壁に貼ってあるメニューを眺めつつ、「今日のトッピングは何にしようか」とワクワクしながら考えます。

「煮たまご、もやし、小エビ、チャーシュー、ミニカレーも!?」

 そんなふうに、メニューを見ながらニタニタしていると、すぐに順番が回ってくるので、待つのも嫌ではありません。

タッチパネル式の券売機で食券を購入するラーメン「大島」。

▲タッチパネル式の券売機で食券を購入するラーメン「大島」。

 まもなく席に座りますよというタイミングで、食券機に案内されるので、とても効率がいいです。「味噌」「塩」「醤油」「昔風」があり、売り切れ次第終了。夜の部限定で「こく辛味噌」もあります。

テレビや雑誌で取り上げられることも多い東京江戸川区の人気ラーメン店「大島」の店内。

▲テレビや雑誌で取り上げられることも多い東京江戸川区の人気ラーメン店「大島」の店内。

 店内には有名人のサインもいっぱい。最近もテレビ番組で紹介されたばかりです。

味噌の風味引き立つ一杯

『味噌ラーメン』がきました!

超人気店『大島』の味噌ラーメン。

▲超人気店『大島』の味噌ラーメン。

 縮れたまご麺に、チャーシュー、もやし、メンマ、ネギ、すりおろし生姜が入っています。スープから口に入れると、香ばしい味噌の香りとまろやかさ、豚の旨味やニンニク、さらにオニオンが深みと甘みをプラスし、うぉ〜、何度いただいても毎回めちゃくちゃ美味い!!

 ぷるぷるした中太縮れのたまご麺は喉越しがよく、噛むとしっかりとしたコシと風味。パワーのあるスープに負けていないのです。

味噌ラーメンの名店『大島』のトッピングメニュー「もやし」は、どんぶりでたっぷりくる。

▲味噌ラーメンの名店『大島』のトッピングメニュー「もやし」は、どんぶりでたっぷりくる。

 ボクが好きなトッピングは「もやし」と「小エビ」。別のどんぶりでくるから、嬉しいかぎりです。

トッピングメニュー「小エビ」。『大島』に行ったら頼むことが多い。

▲トッピングメニュー「小エビ」。『大島』に行ったら頼むことが多い。

 ラーメンはスープも含めた料理。誰がなんと言おうと、ぜんぶ頂戴いたします。どんぶりの底にある「感謝」の文字を確かめてニンマリ。この日も大満足でした。

味噌ラーメンで有名な『大島』のどんぶり。スープを全て飲み干すと、そこには「感謝」の文字が。

▲味噌ラーメンで有名な『大島』のどんぶり。スープを全て飲み干すと、そこには「感謝」の文字が。

 味噌ラーメン『大島』の店主・大島剛史さんは、北海道の札幌味噌ラーメンのレジェンドである「すみれ」で、12年間修行したことでも知られています。

「ひとりでも多くの人に本場の札幌ラーメンを食べてもらいたい」という思いから独立し、修行先からの暖簾分けを受け、 2013年5月に江戸川区船堀に開業しました。

 関東初の暖簾分けで、麺は「すみれ」同様、札幌直送にて森住製麺から仕入れて使用しているそうです。

味噌ラーメンの超人気店『大島』。塩ラーメンも美味しい!

▲『大島』は塩ラーメンも美味しい。

 味噌ラーメンが好きなボクですが、塩ラーメン(数量限定)をいただく日もあるので画像をアップしておきます。卵をトッピングした日のものです。

本場でも感謝!

札幌市豊平区平岸にあるさっぽろ純連札幌店。

▲札幌市豊平区平岸にあるさっぽろ純連札幌店。

 札幌ラーメンの代名詞ともなっているのが、『大島』の店主・大島さんが修行した「すみれ」です。

『純連(すみれ)』は東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)に札幌・中の島で創業。以来、修行した人が全国で次々に独立開業し、「純連系」あるいは「純すみ系」などと呼ばれるほどの一大勢力となり、札幌ラーメンを語る上で欠かせない存在となっています。

東京・船堀にある「大島」の暖簾には「すみれより」とあります。写真では隠れていますが、ぜひ足を運んでお確かめください。

▲東京・船堀にある「大島」の暖簾には「すみれより」とあります。写真では隠れていますが、ぜひ足を運んでお確かめください。

『大島』の暖簾には「すみれより」と刻まれています。

味噌ラーメンが食べたくて行った「さっぽろ純連札幌店」

▲味噌ラーメンが食べたくて行った「さっぽろ純連札幌店」。

 札幌に仕事で訪れた際に『さっぽろ純連札幌店』(札幌市豊平区平岸2条17丁目1-41)へ行ってきました。

さっぽろ純連札幌店の味噌ラーメン。

▲さっぽろ純連札幌店の味噌ラーメン。

 創業当時から変わらぬ製法で作り上げている『味噌ラーメン』をいただきました。濃厚な味噌の甘みとポークエキスのコクをバランスよく融合させた味噌スープに、コシと弾力のある中太ちぢれ麺です。さすがに旨い!

丼の底にあった「感謝」

人気のあるラーメン店「八乃木(ハチノキ)」。

▲人気のあるラーメン店「八乃木(ハチノキ)」。

「すみれ」の暖簾分け店として有名な『八乃木(ハチノキ)』(札幌市西区発寒7条14-1-33)にも足を運び、『味噌ラーメン』を堪能しました。

八乃木の暖簾には「すみれより」とある。

▲「すみれより」とある八乃木の暖簾。

「すみれ」で長年修行されたご主人が、2016年に独立し開業。店の暖簾には「すみれより」の文字があります。この暖簾を掲げている店は札幌市内に数多い純すみ系店でもわずか2軒、全国でも5軒ほどと言われています。

八乃木の味噌ラーメン。

▲八乃木の味噌ラーメン。

 黄色い縮れ麺に、チャーシュー、モヤシ、ネギ、メンマ、そしておろし生姜が乗っています。コクのあるスープで、とても美味しい!

「感謝」の文字があった八乃木のラーメンどんぶり。

▲「感謝」の文字があった八乃木のラーメンどんぶり。

 スープをすべて飲み干すと、丼の底には「感謝」の文字がありました!!

都内三大タワーをご存知か!?

 再び、東京都江戸川区船堀に戻りましょう。ラーメンでお腹いっぱいになったら、ぜひ足を運んでいただきたいのが、冒頭に触れた船堀タワーです。

 正式名は『船堀タワーホール』といい、イベント会場やコンサートホール、会議室、展示場、映画館、結婚式場、さらに展望台までそろった東京都江戸川区にある総合文化施設です。

 東京スカイツリー、東京タワーと合わせて「都内三大タワー」と紹介されることもあるのですが、認知度はそこまでいかないかもしれません。

船堀タワーホールは原付二種まで駐めることができる駐輪場を完備する。

▲船堀タワーホールは原付二種まで停めることができる駐輪場を完備する。

 ちなみに『船堀タワーホール』には125cc以下のオートバイ専用駐輪場があります。

東京都江戸川区の総合文化施設「船堀タワーホール」。

▲東京都江戸川区の総合文化施設「船堀タワーホール」。まずは7階へ!

 ぜひとも、のぼっていただきたいのが『タワー展望室』です。タワー展望室へのエレベーターは最上階の7階より乗ることができます。

▲船堀タワーホール7階にある展望塔入口。

▲船堀タワーホール7階にある展望塔入口。

 展望塔の高さは115メートルもあり、103メートルの展望室は、なんと無料で入ることができます。

 曜日や時間によるのかもしれませんが、昔の一流百貨店には必ずいたエレベーターガールにも船堀タワーに行けば、お会いできます。

船堀タワー展望室より都心方面を望む。

▲船堀タワー展望室より都心方面を望む。

 展望エレベーターの運行時間は午前9時から午後9時30まで。写真はありませんが、夜景も見られるのです。

▲関東平野が一望できる船堀タワー展望室。

▲関東平野が一望できる船堀タワー展望室。

 都内全域、関東平野を一望できる360度の大パノラマがお楽しみいただけます。何度も言いますが、この絶景が無料でご覧いただけるのです!

レストランがとても気になる!

船堀タワーホール7階にあるレストラン「サロン・ド・サロン」。

▲船堀タワーホール7階にあるレストラン「サロン・ド・サロン」。

 そして『サロン・ド・サロン』(営業時間:午前11時~午後9時)が、7階展望室行きエレベーター乗り場の前にはあります。

「サロン・ド・サロン」のドリンクメニュー。

▲「サロン・ド・サロン」のドリンクメニュー。

 メロンソーダにレモンスカッシュ、ボクの好きなムードだ!

ショーウィンドウを眺めるのも楽しい「サロン・ド・サロン」。

▲ショーウィンドウを眺めるのも楽しい「サロン・ド・サロン」。

 お店の入口にショーウィンドウを置き、料理の見本として食品サンプルを並べるスタイルは最新のファミレスチェーン店でも珍しくありませんが、こちらのディスプレイはなんだか懐かしい感じで、デパートの大食堂を思い出さずにはいられないのはなぜでしょうか。

サロン・ド・サロンは洋食メニューが中心であることがわかります。

▲サロン・ド・サロンは洋食メニューが中心であることがわかります。

 ここでティータイム、あるいは味噌ラーメンの後にもう一度食事をするのもいいと思います。

 長くなりましたので『サロン・ド・サロン』のグルメレポートは、また今度にいたしましょう。どうか気長に待っていてください。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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