ファン待望のファン感謝DAY
みなさん、こんにちは! プロ野球にはシーズンが終わるとファン感謝デーがあり、試合では観れない選手のリラックスした表情が観れたり、サインが貰えるイベントがあったり、ファンと交流できるプログラムがありますよね。
モータースポーツの世界は、というと……!?
もちろん、あるんですよ、ボク(青木タカオ)も行ってきましたっ!
ホンダは2022年11月27日(日)、栃木県のモビリティリゾートもてぎにて「Honda Racing THANKS DAY(ホンダ・レーシング サンクスデー)」を開催しました。感染症予防対策等のため中止が続いていましたので、じつに3年ぶり、ファン待望のイベントとなったのです。
ホンダのレーサーたちが集結!
マン島TT出場からはじまったホンダのレース活動。世界の大舞台へチャレンジしたのは、1959年のことでした。以来、夢を描き、勝利にこだわるレーシングスピリットをもって、ホンダはレースとともに育ち、レースを通じて人と技術を磨いてきたのは、バイク好きの皆さんには説明するまでもないでしょう。
今シーズンも二輪、四輪を問わず、ホンダはさまざまなジャンルのレースに参戦しました。ホンダ・レーシング サンクスデーには日本人選手はもちろん、海外のライダー・ドライバーも大集結します。
まさに夢の共演で、豪華すぎるメンバーとなっているからファンにはたまりません! 2年連続2回目のF1ドライバーズチャンピオンに輝いたマックス・フェルスタッペン選手もいますが、バイク好き目線でレポートさせていただきますと、まず興奮せずにいられないのが、ロードレース最高峰MotoGPの絶対的王者マルク・マルケス選手!!
その姿を見ると、「サインして〜」「一緒に写真を撮って〜」と、ボクもファンと一緒におねだりしたいところですが、プレス(報道)としてその場に居させていただいているので、一般のお客様たちがもちろん優先、慎みます。
最高峰マシンたちが目の前に!
さて、ピットに行くと展示車両にもときめくのでした。ロードレースマシンだと、MotoGP、Moto2、スーパーバイク世界選手権、世界耐久選手権、鈴鹿8耐、英国スーパーバイク、全日本ロードレース。
モトクロスですと、世界選手権、全日本MX。さらにトライアルも世界選手権と全日本マシン、世界ラリーレイドまで勢揃い。レース好きには大満足のラインナップです。
四輪もF1をはじめ、インディーカー、スーパーGT、スーパーフォーミュラなどそれはもうスゴイ! さらに二輪も四輪どちらもデモ走行までしてくれるのですから、レースファンは悶絶してしまうのでした。
ウイングレットを見まくる!
まず駆け寄ってしまうのが、MotoGPマシン『213V』。ゼッケン93、レプソルカラーのマシンはお馴染みマルク・マルケス選手、ゼッケン30のイデミツカラーは中上貴晶(なかがみ たかあき)選手です。普段、こんなに近くで目にすることはできませんから、ウイングレット付きの車体がどうのようになっているのか、じっくりと見ます。
最終戦まで熾烈なチャンピオン争いを繰り広げた小椋藍(おぐら あい)選手のMoto2マシンも見ることができます。小椋選手とチームメイトのソムキアット・チャントラ選手をはじめ、ライダーたちがサインや写真を撮るリクエストに気さくに応えてくれる姿が印象的です。
すべて見るのがタイヘンなほど催しが充実
レーサーたちは「Team Red」と「Team Blue」に分かれ対決するプログラムを7つもこなし、ファンを楽しませてくれます。モビリティリゾートもてぎは広大で、ロードコースだけでなくカートコースや特設のモトクロスコースなど、いろいろな場所でおこなわれ、すべてを見て回るのはタイヘンなほど内容が充実しています。
巨大なモニターでその様子をグランドスタンドから見ることもできますが、移動して目の当たりにすれば迫力満点なのは言うまでもありません。
モトクロス世界選手権チャンピオンのティム・ガイザー選手が走るダートコースにも行きたいですし、今季かぎりでついに引退のトライアルライダー藤波貴久(ふじなみ たかひさ)選手の勇姿も見たい!
というわけで、世界に名だたるライダーの走りを目に焼き付けてきたのですが、今回は長くなってしまったので、その模様はまた次回「後編」に〜!!