2000ccに迫るNEWエンジンは史上最大!

 こんにちは青木タカオです。5月下旬にココで公開したボクの記事「ハーレーの顔が変わる歴史的瞬間!? ヤッコカウルやロードグライドが生まれ変わる!!」が、「ForR ニュースランキング」(PV数6月)で月間トップであったことがわかり、嬉しくなってさらに続報をお伝えしたのが前回。今回は、その続きとなります。


 ブランドを象徴する“ヤッコカウル”(バットウイングフェアリング)やロードグライドのシャークノーズフェアリングが、新型『CVO ストリートグライド』と『CVO ロードグライド』で刷新されているから、ビッグニュースです。

新型『CVO ストリートグライド』と『CVO ロードグライド』に搭載される『Milwaukee-Eight VVT121』エンジン。

▲新型『CVO ストリートグライド』と『CVO ロードグライド』に搭載される『Milwaukee-Eight VVT121』エンジン。

 新顔については、前回までの記事で触れましたので、今回はエンジンからご説明いたしましょう。新パワーユニットは『Milwaukee-Eight VVT121』と名付けられ、末尾の数字はキュービックインチの単位で排気量を示します。


“cc”で換算すると、排気量はなんと1977ccもあり、これはハーレーダビッドソン史上最大(公道向け市販モデル)です。ちなみに、これまで最大だった『Milwaukee-Eight117』は1923cc。トルクは約8%、馬力は9.5%それぞれUPし、最大トルク183Nm、最高出力は115PSにも達します。


 新吸気路とパフォーマンスエキゾーストシステムを採用し、シリンダーヘッド冷却システムを改良。見逃せないのは、可変バルブタイミング(VVT)機構でしょう。パワーバンドを広げ、トルクマネジメント効率を高めたことで、全域でトルク&パワーを向上しただけでなく、燃費も従来モデルよりも約3〜5%、優れるエンジンとなりました。

 ヘッドは一部を水冷化。排気バルブ部分に焦点を当てた冷却システムを見直し、特に低速走行時や炎天下でのライダーの熱的快適性を改善しています。

足まわりやシートも進化

SHOWAの倒立フォークにブレンボのラジアルマウントキャリパー。フローティングローターがセットされ、足まわりも最上級の装備を誇る『CVO ストリートグライド』と『CVO ロードグライド』(写真)。

▲SHOWAの倒立フォークにブレンボのラジアルマウントキャリパー、フローティングディスクローターがセットされ、足まわりも最上級の装備を誇る『CVO ストリートグライド』と『CVO ロードグライド』(写真)。

 SHOWAの前後サスペンションは、従来のCVOモデルと比較し、ライダーの快適性&スポーツ性能を飛躍的に向上させています。フロントサスペンションは倒立式フロントフォークを採用しました。ブレーキも強力で、ブレンボのラジアルマウントキャリパーが備わり、卓越したブレーキフィーリングと性能を発揮し、ライダーの信頼性を高めています。

新型『CVO ストリートグライド』(写真)と『CVO ロードグライド』はリヤサスペンションのストローク量を伸ばし、スポーツ性能とコンフォート性を向上した。

▲新型『CVO ストリートグライド』(写真)と『CVO ロードグライド』はリヤサスペンションのストローク量を伸ばし、スポーツ性能とコンフォート性を向上した。

 リアサスペンションはツインショック式で、ハードサドルケースで見えませんが、トラベル量を2022年モデルと比較し、50%も増加(プラス76mm)しています。

質感もこの上なく高いシート。CVOのロゴも誇らしい。サドルケースには、スピーカーやアンプも内蔵する。

▲質感もこの上なく高いシート。CVOのロゴも誇らしい。サドルケースには、スピーカーやアンプも内蔵する。

 シート形状やパッドの素材もアップデートし、ロングツーリングでのコンフォート性を大幅に高めました。ライダーの腰が背骨に対してニュートラルな位置になるような形状で、走行時の背中や首への疲労を軽減します。


 シート高は『CVO ストリートグライド』が715mm、『CVO ロードグライド』は720mmとし、フロントブレーキハンドレバーは、ライダーの手の大きさや好みに合わせてリーチ調整を可能としました。

 シート下にはヒートギア用の配線済み接続口が2ヶ所設けられています。ヒートグリップは標準装備で、グリップ上やインフォテイメントディスプレイで調整できるようになっています。

ライドモードをはじめ電子制御も新しい

 新型『CVO ストリートグライド』と『CVO ロードグライド』では、パワーデリバリーやエンジンブレーキ、さらにABSやトラクションコントロールといった電子制御も進化を果たしています。ライドモードでは「ロード」「スポーツ」「レイン」に加え、2つのカスタムモードを選択可能としました。


 アンチロックブレーキシステム(ABS、C-ABS)、エレクトロニックリンクドブレーキング(ELB、C-ELB)、トラクションコントロールシステム(TCS、C-TCS)、ドラッグトルクスリップ制御システム(DSCS、C-DSCS)、車両ホールド制御(VHC)、タイヤ空気圧監視インジケーター(TPMS)が含まれるハーレーダビッドソン最新の安全性能パッケージ『Rider Safety Enhancements』を搭載し、予期せぬ状況や悪路でのライダーの信頼性を最大限に高めています。

注目すべきインフォテイメント!!

 インフォテイメントシステムのグレードアップも大きな魅力です。新しい「Skyline OS」を搭載した新しいテクノロジーを導入。12.3インチTFTカラータッチスクリーンは、3種類のビューオプションでカスタマイズ可能で、Apple デバイスとの互換性があります。


 Wi-Fi接続によってライダーのデバイスとワイヤレスで接続でき、ワイヤレスヘッドセット用のBluetooth レシーバーもシステムに内蔵されています。

 また、USB-Cを備え、プレミアムで高性能な「Rockford Fosgate Stage II」4スピーカーオーディオシステムも装備。強力な500W RMSアンプによって、クリアで迫力のあるプレミアムサウンドをライダーに提供します。


 全ての最新プレミアム機能を惜しみなく詰め込んだ最高級プレミアムモデル『CVO ストリートグライド』と『CVO ロードグライド』。2回にわたって、ハーレー専門誌『WITHHHARLEY』編集長のボクが力説しましたが、興味のある人はハーレーダビッドソンジャパン野田一夫社長の報道向けプレゼンテーションも動画でぜひご覧ください。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

動画はコチラ

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