レッドバロンが運営する“二輪専用サーキット”の那須モータースポーツランド。レッドバロンでは、この那須モータースポーツランドを舞台とする試乗会やスクールを年間通して企画しており、このたび2025年度のイベントスケジュールが発表された。“二輪専用サーキット”なんて言葉を使ってしまうとなんだかハードルが高そうだけど、どのイベントもビギナーが参加しやすい内容の試乗会&スクールばかりなのがうれしい。ちなみに参加資格に関してはどのイベントもレッドバロンでバイクを購入した“レッドバロン会員”はもちろんのこと、そうでなくても大歓迎。参加料金もリーズナブルなイベントばかりなので気軽に参加してみよう!
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那須モータースポーツランドではバイクを楽しむイベントが目白押し!

那須モータースポーツランドはレッドバロンが運営する二輪専用のサーキット。
バイクに乗り始めると、安全のためにもより楽しむためにも“運転が上手くなりたい!”と誰もが思うもの。そしてライディングスキルがアップしたのなら、“もっと排気量の大きなバイク”に興味が出てくるものだし、“いつかは外国車に……”なんて思うものなのだ。そんなライダーの夢や憧れを叶えてくれる場所が那須モータースポーツランドだ。レッドバロンではこの那須モータースポーツランドを舞台とする、ユーザー参加型のイベントを年間を通して多数企画している。
驚かされるのは“自前のサーキットであることの利点”を活かしたイベント内容。例えば『ステップアップ試乗会』や『外国車試乗会』では、なんと普通自動二輪免許しか持っていなくても、大型バイクや海外メーカーのバイクに乗ることができてしまう。こんなアクロバティックな企画を実施できるのは、那須モータースポーツランドを自社運営しているからこそ。それでは那須モータースポーツランドで行われる5つのイベントを紹介していこう!!

那須モータースポーツランドのメインコースは全長1,146mでコース幅は最小幅員7.5m、最大幅員12mというバイクで走るには広すぎずちょうどいいサイズで路面コンディションもいい。
その① 『ステップアップ試乗会』
3/29(土)・30(日)、5/17(土)・18(日)、7/25(金)・26(土)・27(日)、9/12(金)・13(土)・14(日)

『ステップアップ試乗会』も、後述する『外国車試乗会』も、先導車付きでツーリングペースで走る。“サーキットだから...”と気負う必要はない。
“ステップアップ”というその名のとおり、普通自動二輪免許ホルダー(取得後1年経過の条件がある)であっても大型バイクの試乗ができるという、那須モータースポーツランドを代表する試乗会。車両は国産大型バイクをメインにミドルクラスの車両も用意されているから安心。しかも発売されたばかりのニューモデルが順次試乗車に追加されるから、“新型車の乗り味をいち早く知りたい”なんてライダーにもってこい。また『ステップアップ試乗会』と『外国車試乗会』に関しては、公式HPからの予約が基本的(定員に満たない場合は飛び込み参加も可能)には必要になるものの、集合・解散については自由となっているので、朝一でお目当ての車両の試乗をしたら、午後からは那須高原へのツーリングを楽しむ……なんてことも可能だ。

毎回20台前後の車両を用意。試乗車は事前発表される。人気車やニューモデルは順番待ちが発生するため、待機列を見ながら効率よく試乗しよう。またどうしても乗りたい車両がある場合は、朝一で来場して試乗枠を確保するのが確実だ。

大型自動二輪免許ホルダーと普通自動二輪免許ホルダーは貼り付けるステッカーが違い、普通自動二輪免許ホルダーはサポートが受けられる。
その② 『外国車試乗会』
10/11(土)・12(日)

『外国車試乗会』で用意される試乗車は、レッドバロンで販売している中古車。気に入ったらその車両を買うことだってできる。
憧れの外車、海外メーカー製の中古車に試乗できるのが『外国車試乗会』。以前は大型自動二輪免許所持が参加条件だったが、現在は『ステップアップ試乗会』同様、普通自動二輪免許ホルダー(取得後1年経過の条件がある)であれば参加可能で大型外国車に試乗することができる。大型自動二輪免許の取得には費用的にも、労力的にもそれなりの手間がかかる。まず乗ってみて面白かったり、乗ることができる自信がついてから大型自動二輪免許を取る……なんて贅沢な判断が『外国車試乗会』でならできてしまうというわけだ。

外国車の中には車格が大きかったり、シートが高かったり、乗ることができるかどうか不安なモデルも多い。『外国車試乗会』はそんな外国車の“実際のところ”が確認できるいい機会。「車重」と「シート高」が入った試乗車ラインナップ表を参考に試乗するバイクを選ぼう。

メーカーや車両によってスタートスイッチやキーレスなど始動方法が異なることも多い外国車。始動方法が特殊な車両には、待機列にマニュアルが用意されるので、順番待ちの間にチェックしておこう。
その③ 『ライディングスクール』
4/12(土)・13(日) 、6/14(土)・15(日)、 9/23(火)・24(水)

『ライディングスクール』ではパイロンカリキュラムをメインに、とにかく“思い通りに曲がる”ことができるレベルを目指して反復練習。スクールは愛車を持ち込んで行う。
バイクに乗り始めたけど“イマイチ自信がない……”、長年乗ってはいるけど“仲間と走るツーリングでペースが合わず不安を感じる……”というライダーにオススメなのが、この『ライディングスクール』。“走る”、“曲がる”、“止まる”というバイクを操るための基礎に加え、“コーナーでのライン取り”といった実践的なテクニックまでを1日かけて徹底的に学ぶ。カリキュラムは初歩的な内容から段階的に学べるようになっており、免許を取ったばかりというライダーにもオススメ。

ストレッチ&座学を終えたらライディングポジションを再確認。バイクを思い通りに操るためにはそれぞれの体格、マシンに合わせたポジション作りが重要となる。

パイロンでの8の字、スラローム練習のあとは目標に向けてバイクを停止させるブレーキ技術の練度をアップ。講習では“旗とは逆の方向へ進んで止まる”といったことも行い応用力も鍛える。

最後は、那須モータースポーツランドの本コースを使っての“コーナーでのライン取り”を習得。いわゆる“アウト・イン・アウト走法”の基礎を学ぶ。
その④ 『ライディングカレッジ』
4/26(土)・27(日)、8/16(土)・17(日)、10/28(火)・29(水)

『ライディングカレッジ』では、座学も行いスポーツ走行の理論をしっかり学ぶ。漫然と走るのではなく、コーナーでのライン取りを組み立て、よりスムーズに曲がるのがスポーツライディングの醍醐味だ。
基礎的な内容が中心の『ライディングスクール』に対して、さらにスポーツライディング的な技術を磨くカリキュラムとなっているのが『ライディングカレッジ』だ。那須モータースポーツランドのサーキットフィールドを使うものの、あくまで一般公道におけるワインディングを想定しており、参加車両は一般公道走行可能なロードスポーツモデルを対象としている。技術レベルは『ライディングスクール』受講済みのライダー、もしくは一定の乗車年数のある経験者で、“いずれ本格的なサーキット走行に挑戦してみたい!”というようなライダーにもオススメの内容となっている。

『ライディングカレッジ』の前半のカリキュラムでは、パイロン8の字、パイロンスラロームで“大きく入って小さく出る”コーナリングの反復練習を行う。

カリキュラムの後半では那須モータースポーツランドのサーキットを使って、“アプローチポイント”や“クリッピングポイント”を設定するライン取りの重要性を学ぶ。
その⑤ 『ライディングジム』
那須モータースポーツランドの営業時間内(要予約)

好きな時に好きなだけ練習することができるのが『ライディングジム』の良さ。走行するのは本コースではなくパドック側の駐車場。
開催日が決まってしまっている『ライディングスクール』、『ライディングカレッジ』とは違い、那須モータースポーツランドの営業時間内であればいつでも気軽に練習できる (要予約)のが『ライディングジム』。 敷地内の駐車場スペースで、ライディングの基礎となる“8の字”、“オーバル”、“スラローム”、“目標ブレーキ”、“発進停止”、“Uターン”の6項目を愛車と共にマイペースで練習することができる。

経験豊富な那須モータースポーツランドのスタッフが練習をサポート。わからないことがあれば相談でき、実演を交えて上達のポイントをアドバイスしてくれる。
各イベントの詳細&申し込みは那須モータースポーツランドの公式HPから!

那須モータースポーツランドは東北自動車道の那須インターチェンジまで約15分。那須高原を通って那須甲子線(ワインディング)の入り口までも30分強という好立地にある。

●全長距離:1,146m ●最小幅員:7.5m ●最大幅員:12m ●最大勾配:4% ●最大直線距離:281m ●スタンド前直線:174m ●最小曲線半径:15R ●最大曲線半径:125R
那須モータースポーツランド
●住所:栃木県那須塩原市寺子字坂の上677-1
●TEL:0287-62-6358
●定休日:月曜日(祝日は営業)・年末年始(12/31〜1/3)
●営業時間:8:00~17:00
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