浜松のデパートに「ゆるキャン△」ワールド出現!

こんにちは青木タカオです。先週はずっと東海地方へ取材で出かけていました。二輪メーカーのレース部門ワークスチームをインタビューしたり、はたまたカスタムバイクを試乗させていただいたり、イベントへ参加・出店するなどしてまいりましたが、とにかく暑いっ! 熱中症にならないよう絶えず水分補給をするなどしつつ、乗りきった次第ですが、これを読んでいるみなさんもどうぞ体調管理にお気をつけください!!

浜松駅構内。

▲浜松駅構内。

静岡や愛知に滞在した1週間でしたが、そのうち数日は首都圏でも仕事があり、帰京しなければならないため、東京から新幹線で慌ただしく日帰りで往復する日もありました。

遠鉄百貨店本館5階特設会場に期間限定で出現した『ビーノ』と『エイプ100スペシャル』。

▲遠鉄百貨店本館5階特設会場に期間限定で展示中のヤマハ『ビーノ』(写真右)とホンダ『エイプ100スペシャル』。

浜松駅のすぐ目の前には遠鉄百貨店があり、本館5階にはヤマハ『Vino(ビーノ)』とホンダ『エイプ100スペシャル』が飾られているではありませんか。

これはキャンプ好きの女子高生たちの日常を描いた人気TVアニメーション『ゆるキャン△SEASON3』登場のキャラクター「志摩リン」(しま りん)と「土岐綾乃」(とき あやの)の愛車のモデルとなった2台の実車展示です。

累計1000万部を突破する大人気コミック

ゆるキャン△SEASON3 POP UP SHOP MAGO★RIDERS 特別展示/遠鉄百貨店本館5階特設会場 ©あfろ・芳文社/野外活動プロジェクト

▲ゆるキャン△SEASON3 POP UP SHOP MAGO★RIDERS 特別展示/遠鉄百貨店本館5階特設会場 ©あfろ・芳文社/野外活動プロジェクト

女子高生たちがソロキャンプやツーリングキャンプ、バスキャンプなどをし、各々が思い思いのキャンプを満喫する様子が描かれている漫画『ゆるキャン△』は、2015年に『まんがタイムきららフォワード』(芳文社)で連載をスタート。2018年にはテレビアニメ化され、いまでは累計1000万部を突破する大人気コミックとなっています。これを読んでいる人も、ご存知の方は少なくないでしょう。

TVアニメーション『ゆるキャン△ SEASON3』のPOPUPSHOP「MAGO★RIDERS」がなでしこと綾乃の故郷の浜松(遠鉄百貨店本館5階特設会場)で開催。2024年7月31日から8月27日まで。

▲TVアニメーション『ゆるキャン△ SEASON3』のPOPUPSHOP「MAGO★RIDERS」が、なでしこと綾乃の故郷である浜松(遠鉄百貨店本館5階特設会場)で開催中! 2024年7月31日から8月27日まで。

静岡、東京、さらに大阪で開催され、話題となった『ゆるキャン△SEASON3』のPOP UP SHOP「MAGO★RIDERS」が、7月31日(水)から8月27日(火)までの期間、浜松会場(遠鉄百貨店本館5階特設会場)にもやってきました。

■『ゆるキャン△ SEASON3』POP UP SHOP「MAGO★RIDERS」
●浜松会場
会期:2024年7月31日(水)~8月27日(火)
営業時間:午前10:00~午後7:00
会場:遠鉄百貨店本館5階特設会場(浜松市中央区砂山町320-2)

「ゆるキャン△」の作者、あfろ(“あふろ”と読む)さんは静岡県浜松市のご出身で、山梨県甲府市にお住まいになっていることもあり、山梨や静岡、長野などがストーリーの舞台となって作品に描かれています。

浜松はまさに地元。“バイクのふるさと”でもありますし、よりたくさんのファンがいらっしゃることでしょう。ボク(青木タカオ)がポップアップショップを見に行ったときも、熱心にグッズやバイクなどを見ている人がたくさんいました。

■グッズを買うと、以下の通り、会場限定購入者特典もあります。

【会場限定購入者特典】
グッズの購入合計3000円(税込)以上で、描き下ろしのイラストを使用した孫ライダーズ缶バッジをランダムで1個プレゼント。7000円(税込)以上の購入で、さらにB2ポスターも1枚プレゼント!
※1会計につき1個、無くなり次第配布終了となります。

リンが乗るのは4スト化された2代目ビーノ

丸型のヘッドライト、深いフロントフェンダー、サドル風シートを採用。車体各部は滑らかな曲線とし、ふっくら感のあるかわいいデザインを実現したヤマハ『ビーノ』(1997年)/画像提供:ヤマハ発動機

▲丸型のヘッドライト、深いフロントフェンダー、サドル風シートを採用。車体各部は滑らかな曲線とし、ふっくら感のあるかわいいデザインを実現したヤマハ『ビーノ』(1997年)/画像提供:ヤマハ発動機

志摩リンの愛車ヤマハ『VINO(ビーノ)』は1997年3月に初代が発売されました。ボディ一体型の丸型ヘッドライトで、丸みを帯びた車体に、前後10インチの足まわりをセット。最高出力6.3PSを発揮する2ストロークエンジンは『ジョグアプリオ』譲りのハイパワーでしたが、2004年に登場した2代目から4スト化しています。

志摩リンの愛車ヤマハ『VINO(ビーノ)』は4ストエンジンを搭載する2代目と見られています。画像提供:ヤマハ発動機

▲志摩リンの愛車ヤマハ『VINO(ビーノ)』は4ストエンジンを搭載する2代目(2004年〜)と見られています。画像提供:ヤマハ発動機

志摩リンが乗っているのは、2代目であるとファンらの間では考察されています。バイク屋さんには「リンちゃんが乗っていたバイクをください」と買いに来る人もいるそうです。

ちなみに、初代ビーノのCMキャラクターに起用されたのが、女性ボーカルデュオ「PUFFY(パフィー)」でした。オリコンチャート1位、ミリオンセラーとなった「サーキットの娘」(作詞・作曲:奥田民生)を口ずさみつつ、ビーノにまたがるパフィーの2人はキュートでオシャレ。レトロスクーターにはホンダ『ジョルノ』(1992年発売)をはじめ、スズキ『ヴェルデ』(1998年発売)ら強敵がいたものの、ビーノはヒットモデルとなったのでした。

 

ヤマハ『ビーノ』/ヤマハ発動機公式ホームページより

▲2018年からはホンダのOEM供給となったヤマハ『ビーノ』/ヤマハ発動機公式ホームページより

土岐綾乃の愛車はエイプ100スペシャル

土岐綾乃が乗るホンダ・エイプは、前後12インチの足まわりを持つ軽量コンパクトな車体に、空冷4ストロークSOHC単気筒エンジンを搭載し、2001年2月に50cc(原付1種)、2002年2月には100ccモデル(原付2種)が登場しています。

フレームやスイングアーム、リアホイールなど各部を強度アップした『エイプ100』は、ダブルシートやタンデムステップを備えて2人乗りもOKです。

ホンダ『エイプ100スペシャル』(2008年) 画像提供:ホンダモーターサイクルジャパン

▲ホンダ『エイプ100スペシャル』(2008年)/画像提供:ホンダモーターサイクルジャパン

50/100、いずれもギヤチェンジの面白さを体感できるリターン式5速ミッションを装備し、幅広い層から好評を得ているエイプ。土岐綾乃の乗る『エイプ100スペシャル』は往年の名車『ドリームCB750FOUR』をイメージさせるカラーリングとし、パールコーラルリーフブルーを採用。クロームメッキの上質なヘッドライトカバーやパイピング付きツートンシート、高級感あふれるゴールド塗装の前後ホイールなど装備を充実させて、2008年に発売されています。

フューエルインジェクション化したホンダ『エイプ50』(2008年)/画像提供:ホンダモーターサイクルジャパン

▲フューエルインジェクション化したホンダ『エイプ50』(2008年)/画像提供:ホンダモーターサイクルジャパン

『エイプ50』は2007年12月のモデルチェンジでフューエルインジェクション化。排ガス規制に対応するため、キャタライザー(触媒)をエキパイ内に収めましたが、『エイプ100』ではキャブレター仕様のまま2009年まで販売されました。

フロントブレーキをディスク仕様にしたホンダ『エイプ100タイプD』(2008年)/画像提供:ホンダモーターサイクルジャパン

▲フロントブレーキをディスク仕様にしたホンダ『エイプ100タイプD』(2008年)/画像提供:ホンダモーターサイクルジャパン

前輪に油圧式ディスクブレーキを装備する『エイプ100タイプD』および『エイプ50タイプD』も登場しています。

【ゆるキャン△とは】

マンガアプリ『COMIC FUZ』(芳文社)にて連載中のあfろ氏原作のアウトドア系ガールズストーリー。山梨県や静岡県などを舞台に、女子高生たちがキャンプに行く姿や日常生活を送る様子を描いた人気作品。2018年にTVアニメーションシリーズの第一作目『ゆるキャン△』、2020年にはスピンオフ作品『へやキャン△』、2021年には『ゆるキャン△ SEASON2』が放映され、2022年7月1日に映画『ゆるキャン△』を公開。2024年4月より『ゆるキャン△ SEASON3』が放映開始されました。キャンプを楽しむキャラクターや自然の美しさが魅力的に描かれている作品で、多くのファンを魅了しています。


というわけで、今回は浜松のデパートで体感できる「ゆるキャン△」ワールドをご紹介いたしました。興味のある人は、ぜひ遠鉄百貨店へ足を運んでみてください。「ゆるキャン△SEASON3 POP UP SHOP MAGO★RIDERS 特別展示」は8月27日まで期間限定での開催です。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

SHARE IT!

この記事の執筆者

この記事に関連する記事