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ハーレーファンは特にスペックよりカラーが大事!?
みなさん、こんにちは青木タカオです。今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
ハーレーダビッドソンは年明けすぐに2024年モデルの一部ラインナップを発表しました。例年、先行されて明らかになるのは完全新作のブランニューモデルではなく、継続モデルということになります。
ただし継続モデルといえども、ファンらはとても注目しています。それはハーレー専門誌「ウィズハーレー」(内外出版社)の編集長を務めるボクも変わりません。
車体色って、とても大事ですよね。特にブランドの性格上、スペックなど性能だけを追い求めるわけではないハーレーダビッドソン。年式や装備・機能より、ユーザーたちはカラーで選ぶ傾向があります。というのも、国産車のように頻繁なモデルチェンジがおこなわれないのです。
ハーレーの場合、極端なハナシをしますと、多くのモデルは年式による違いはほとんどありません。愛好家たちを取材し、愛車を選ぶ決め手になったポイントを聞くと、「お気に入りのカラーだった」とか「このグラフィックが欲しかった」など、車体色を重要視していることがよくわかります。
また、いずれの年式・機種でも黒をスタンダードカラーに設定しているのも見逃せません。これは二輪や四輪、ブランドに関わらないかもしれませんが、ブラックの人気が根強くあることも予め触れておきたいと思います。
ハーレーを代表する「クルーザー」
「新車より値ごろ感のある中古車が狙い目」というご意見も聞こえてきそうです。しかし、保存版資料としてココで公開しておけば、中古車購入時などにもきっと役立つのではないでしょうか。
さて、前置きが長くなりました。それではハーレー2024年モデルのカラーを見ていきましょう。まずは、ハーレーダビッドソンの象徴でもある「クルーザー」カテゴリーです。
ノスタルジックからモダンまで多様なスタイリングで、どんなライダーでも自分らしさを表現できるよう9つのモーターサイクルが新しいペイントカラーと共に登場しました。
注目は日本でも人気の高いファクトリーカスタムクルーザー「ローライダーS」と、そのパフォーマンスバガーカスタム「ローライダーST」です。定番のブラックとグレーに加えて、ニューカラーである「レッドロック」がラインナップに加わりました。
どっ、どうですかっ! 「ローライダーST」2024年式のレッドロック。まるで赤い彗星、シャア専用! ガンダム世代のボクは、たまらなく好きですっ!!
「スポーツ」セグメントは2機種
爽快なライディング体験を提供するスポーツカテゴリーからは、先進テクノロジーとハーレーの伝統にインスパイアされたスタイリングが融合した「ナイトスタースペシャル」、そして「スポーツスターS」の2モデルが新色と共に登場しました。
両モデルとも水冷60度Vツイン「レボリューションマックス」エンジンを搭載。新世代ハーレーを代表するモデルたちです。
冒険心かき立てる「アドベンチャーツーリング」
道を選ばないハーレーのアドベンチャーモデルが「パンアメリカ1250スペシャル」です。減速に伴い車高を自動で下げ、停止時の足つき性を向上する「アダプティブライドハイト」も搭載。ライダーの体格を問わない点も魅力です。
最上級「グランドアメリカンツーリング」
アメリカ大陸を横断するような果てしない長旅もこなすグランドツアラーたちは、まさにブランドの顔でありシンボルといえる機種たち。今回発表されたのは、ビッグサイズのラゲッジスペースでタンデムの快適性を提供する「ロードグライドリミテッド」をはじめ、積載力にも優れラグジュアリーなツーリングパフォーマンスを提供する「ウルトラリミテッド」、そして力強いトルクと存在感がほとばしるカスタムバガー「ロードキングスペシャル」の3モデルです。
ほかにも「ストリートグライド」や「ロードグライド」にバリエーションモデルが存在しますので、もしかすると新型が後発で発表されるのではないかとボクは読んでいます!
クルマの免許で乗れる「トライク」
普通自動車MT免許を持っていれば、大型二輪免許がなくても運転することができるハーレーが「トライク」(3輪)です。「トライグライドウルトラ」は、グランドアメリカンツーリングのエッセンスをトライクに昇華させたモデルです。
2023年から登場した「ロードグライド3」は、デュアルヘッドライトを内蔵したシャークノーズフェアリングをフロントエンドに備えます。
話題の「X」2モデル
2023年10月より日本市場に導入した「X350」と「X500」は、これまでと同様の価格&カラーでの展開。「X350」が搭載するパラレルツインエンジンの排気量は350cc、つまり普通二輪MT免許で乗ることができます。
アメリカンロードスタースタイルの「X500」はボアアップ版エンジンを積む双子兄弟モデルではなく、シャシーもエンジンも完全別設計となっています。
というわけで、いかがでしたでしょうか、ハーレーダビッドソン2024年モデルの継続モデル&ニューカラー(一部にすぎません)。普段、ハーレーに馴染みのない人は、こんなにもいろいろなスタイルがあるんだなぁと、思っていただけたかもしれません。
また、ウィズハーレーのYou Tubeチャンネルでは、オールカラーを見ることができますので、興味がある人はぜひご覧ください!!