スズキイタリアは、ベローナで開催中のモーターバイクEXPO 2024にて、GSX-S1000GXの特別バージョン2つと、Vストローム800DEのオフロード強化バージョンを発表した。さらに、チャリティイベントには特別仕様のアドレス110を出品している。

●文:ヤングマシン編集部(ヨ)

アップグレード版のGSX-S1000GXスポーツとGSX-S1000GXツーリング

スズキイタリアが3つの特別仕様モーターサイクルを発表。お披露目の場となったのは、ベローナで1月19日~21日に開催されるモーターバイクエキスポ2024だ。

まず最新モデルのGSX-S1000GXについては、ツーリングバージョンの「GSX-S1000GX TOURING」とスポーツバージョンの「GSX-S1000GX SPORT」が登場。EICMA 2023で発表されたばかりのGSX-S1000GXは電子制御サスペンションをスズキの量産2輪車で初めて採用したクロスオーバーモデルで、GSX-R1000由来の4気筒エンジンを搭載している。

GSX-S1000GXスポーツは、左右サイドバッグ(容量各26L)、プレミアムシート(ウレタン2層、熱伝導率14%低減、プレミアム仕上げ)、グリップヒーター、ライトスモークスクリーン、カーボンエンドキャップ付きアクラポヴィッチ製チタンエキゾーストをセットアップ。

そしてGSX-S1000GXツーリングは、左右サイドバッグ(容量各26L)、プレミアムシート(ウレタン2層、熱伝導率14%低減、プレミアム仕上げ)、グリップヒーター、センタースタンドを装備する。

価格はそれぞれ1万9000ユーロ(日本円換算約306万円)で、2024年2月にイタリア国内の各ディーラーで発売される。

GSX-S1000GX TOURING[Suzuki Italia]

GSX-S1000GX TOURING[Suzuki Italia]

GSX-S1000GX SPORT[Suzuki Italia]

GSX-S1000GX SPORT[Suzuki Italia]

懐かしのオフローダー「ジェベル」の名を冠したVストローム800DE

欧州ではスポーツエンデューロツアラーにカテゴライズされているVストローム800DEには、特別バージョンの「V-STROM 800DE Djebel(ジェベル)」を追加。ガストン・ライエがパリダカールラリーに参戦したマシン「DR-Z」を思わせるカラーリングを施し、カーボンファイバーエンドキャップを備えたアクラポヴィッチ製チタンエキゾースト、前21/後17インチホイールにはダンロップ製トレイルマックス ミックスツアーを履く。

こちらは1万3900ユーロ(約223万9000円)の値が付き、2024年1月19日よりスズキイタリアのウェブストアでのみ販売される。

V-STROM 800DE Djebel[Suzuki Italia]

V-STROM 800DE Djebel[Suzuki Italia]

2台の「アドレス110 MotoGP」

2022年のMotoGPでジョアン・ミルとアレックス・リンスがパドック移動に使用した2台のアドレス110がチャリティオークションに登場した。こちらはCharityStarsという世界最大のチャリティオークションプラットフォームに出品されたもので、2人のライダーそれぞれのために特別に作られたカラーリングが施されている。

スクーター1台あたり800ユーロから始まり、50ユーロ刻みで価格が上昇する。オークション期間は2週間で、収益は“Casa UGI Torino”に寄付されるという。

アドレス110 MotoGP ジョアン・ミル仕様

アドレス110 MotoGP アレックス・リンス仕様

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