今回は、3月5日にスポーツランド生駒で開催された『第5回 摂南杯』に参戦!
第3回から参加していて今回で3度目のエントリー、そろそろ表彰台に登りたい!
ということで、レッドバロンツーリングナビでお馴染みのさおりんこと、奥沙織ちゃんと参加してきました!

バイク

摂南杯とは?

摂南杯とは、摂南大学のモータースポーツ部が主催するミニバイクレース。
この部活がレースを主催する目的は、「若者のバイク離れを防ぐため、若者を代表して大学生による若者のバイク人口を増やす為に」とのこと。
企画からレース当日まで全て大学生が運営するので、時には自ら企業へ挨拶に回って協賛活動も行います。

また摂南杯の特徴としては、何と言っても参加費が安い!しかも「学生限定スプリントは参加費が無料!」学生が参加しやすいのは嬉しいことですね。
また他校のモータースポーツ部と協力し合うことで若者が集まりやすくなり、年々学生さん達の参加者が増えています。
もちろん社会人の参加者や親子で参加されていることも多く、幅広い年齢層の参加者が集うレースイベントです。

リーズナブルな参加費!

耐久レースから学生限定レースまで、摂南杯のレースをクラス毎にご紹介します。

■学生限定スプリントレース(亀・うさぎ)
レース終了後にコースを清掃する事で参加費が無料!
亀クラスは初級者向け、うさぎクラスは中級者向けとして、クラスごとに周回タイム制限を設けています。
〇亀クラス:37秒まで
〇うさぎクラス:35秒まで
周回数は共に7周で、タイム制限を守りながら先に7周を走りきった者が優勝。

■スプリントレース(亀・うさぎ・鬼・レジェンド)
誰でも参加可能なスプリントレース。
参加費用は4,000円(早期申込割は3,000円)
クラス分けが細かくされているので自分のタイムに近いライバルが多く、ライダーも観戦者も白熱するレースです。
クラス分けは周回数と周回タイム制限によって分けられます。
〇亀クラス:7周 37秒まで
〇うさぎクラス:10周 35秒まで
〇鬼クラス:10周 33秒まで
〇バトル・オブ・レジェンド:10周 タイム制限なし  

■耐久レース(亀・うさぎ)
誰でも参加できる耐久レース。1チーム1~2名で参加可能!
参加費用は9,000円(早期申込割は8,000円)こちらも一般的なレースよりも安い価格設定!
耐久レースにも周回タイム制限を決められていている。
〇60分耐久亀クラス:37秒まで
〇70分耐久うさぎクラス:35秒まで

第5回摂南杯スタート!

第5回なので参加者は年々増え続けている摂南杯ですが、開催される時点のモータースポーツ部部長が運営などを仕切りまとめていきます。
過去の部長達から受け継がれた運営方法や失敗談から改善し、部長は初めてのレース運営にも関わらずスムーズに全体を取りまとめていく姿に、私は毎年感動しています。
今年からはスプリントレースに「鬼クラス」が追加されました。

下の画像は早朝から沢山の学生さん達がコース整備や最終確認など全てを行っている様子です。
運営スタッフの学生さん達は朝から元気いっぱいです!こちらも負けじと盛り上げていきますよ~!
人
バイク
参加者は受付で貸し出された黄色のポンダー(周回数やタイムを計測する機械)を指定された位置(フロントフォーク)に取り付けます。
ちなみに、上記の画像はタイヤを温める道具「タイヤウォーマー」を装着したところ。
電熱が張り巡らされたタイヤカバーを装着することで、タイヤの温度を上げていきます。
温めることでタイヤの接地力を高め、タイムアップに繋がるのです。
(開催されるレースによって使用不可の場合もあるので事前にチェック!)

60分耐久亀クラス!レーススタート!

今回、私たちが参加したのは60分耐久亀クラス。
ルールは1~2人をチームとして60分間走り、周回数が一番多いチームの勝ち!
制限タイムが設けられていて、1周のタイムが37秒より速く走ってしまうと周回数に加算されません。
走行するのは1人ずつですが、走っていない間はパートナーの走行タイムを計って合図を出すなど、チームワークが大事なレースでもあります。

前回は9位で終わったので、今度こそは表彰台を狙います!
体力を温存しつつロスタイムが無いように2人で15分ずつ走る作戦で挑戦!

バイクと人
耐久レースなのでルマン式のスタートで始めます。(ルマン式=ライダーがコース端からスタートと同時に反対側のコース端にあるバイクまで走って始める方法)

第1ライダーはさおりん!
スタートダッシュを決めてもらいます。
カウントダウン後に日章旗が振り下ろされレーススタート!
バイク
スタート直後はコーナーでの接触リスクが高いので要注意です。
さおりん、ここは慎重に後方からゆっくりと攻めていく作戦。前にいるライダーとの距離を詰めていきます。
バイクライダー同士がバラついてきた頃に着々と抜いていき、スタート時は8番手でしたが1回目の交代時には5番手に!
15分経ったのでアツい想いを引き継いでライダー交代です!

走り出してすぐに他のチームもライダー交代したこともあり、さおりんが抜いてくれたはずのライバルチームに追い抜かれたり、上位だったチームを抜いたりと順位は常に変動し続けます!
1人参加のチームもあり、集中力か?体力が切れたのか?途中でコースアウトするライダーがいるなど、いつどうなるか分からないのが耐久レース!
常に全力で走れるように15分交代にしたものの、私は走り出して10分を越えたあたりで全身汗だくで疲労を感じていました。
若者ではなくなりつつある身体を感じながら、さおりんに繋いでいきます。
バイク交代時は6番手!順位を落としてしまいましたが、表彰台はまだまだ諦めません!
ここからはパートナーのさおりんが持ち前の集中力でベストタイムを更新しまくり!
周回毎にタイムが上がって行くので、サインボードを出しているこちらも楽しくなってきてきます。

気付けば20分が経過!
15分交代のはずがサインボードを出すのに集中し過ぎてしまい、5分オーバーに!
まだまだ絶好調で心強いさおりんですが、ピットサインを出して最後のライダー交代へ。

バイクマシンを託され、残り10分を全力で戦います!
さおりんから応援の意味を込めたサインボードが「UPUP」の文字が!
サインボードに「UP」と表示する意味は「もっとタイムを上げて、速く走って~!」と伝えています。
パートナーから背中を押され、コーナーひとつひとつを最速で攻める気持ちと、最後の最後に転倒しないように慎重に走り切りました!

60分が経過し、チェッカーフラッグが振られ、無事に完走!
観戦に来られた方や参加者の皆さんからお疲れ様の拍手を浴び、さおりんにバイクを押してもらい、達成感を噛み締めながらテントへ戻ります。

気になる結果は、10台中8位!

上位まで上がれた瞬間があっただけに悔しいレースになりました。
前回参戦した時よりは順位が上がったので、次回こそは上位!表彰台を目指します!
集合写真

レースの様子はバイク情報番組Like a windのYouTubeでご覧頂けます♪
主催の摂南大学モータースポーツ部の部長のインタビューや参加された学生さんの感想なども収録!
毎年3月にスポーツランド生駒にて開催されているので、是非参加してみてくださいね!

 

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