どうも!レッド・バロ子、こと、きのせひかるです!昨年、レッドバロンで初の大型バイクを購入した私きのせが、レッドバロンの会員特典を骨の髄までしゃぶり尽くそうというこちらのコラム。今回は、男のロマン!? 女の憧れ!? バイク乗りなら一度は操ってみたい、サイドカーに挑戦します!

 

レッドバロンのホームページの中に「大人のためのサイドカーという選択」というめちゃめちゃ渋いキャッチフレーズとともに、サイドカーの魅力やラインナップが事細かに掲載されているではありませんか…!そして『サイドカー試乗のご案内』なる項目を見つけた私は即座に問い合わせ。

聞くところによると、年に一度開かれているサイドカーライディングスクールは6月開催で、今年はすでに終了したものの、栃木県にある那須モータースポーツランドでいつでも体験できる(※イベント開催日など例外日もあり)というので、早速栃木県まで行って参りました!

 

サーキットに着くなり、ずらりと並べられたサイドカー&トライクが支配人と共にお出迎えしてくれました。

那須モータースポーツランドのサイドカー&トライク

サイドカーとひと口に言っても、国産車から外国車、中型からリッター超えの大型まで種類は様々。そもそもサイドカーに対して、漠然としたイメージしか持ち合わせていなかった私は、普通のバイクに乳母車のような車輪付きワゴンを後付けすれば、サイドカーになるものとばかり思っていました。

しかーし!その構造を聞けば聞くほど、そんな簡単な乗り物ではない事が判明。『側車』と呼ばれるサイドカー部分は、それぞれのバイクに合わせた専用の車両や特注の車両で、結合部分も溶接などが施されていて、ちょっとやそっとの事じゃ外れない頑丈な作りになっています。

「今日はパートナーを乗せるからサイドカーにしよっと」「今日はひとりだから単車にしよっと」と、ネジ数本で付け外しができる物とばかり思っていた私は、この時点で驚き!(高速道路などを走る事を考えたらそりゃそうか!)

 

次に衝撃を受けたのは、『サイドカーも転倒する』ということ。え?だって停車時も自立してるやん? これで転ぶとかウソやろ? と、つい支配人に食ってかかりました。が、立ちゴケはせずとも、運転を誤れば側車もろともひっくり返る恐れがあるというのです。それは怖い!

そのため、通常のオートバイとは少し違う、サイドカーならではの操作方法を身につけなければなりません。

 

そんなこんなで、一通りサイドカーの構造を学んだところで、いざ、乗車。今回はゴールドウイングのサイドカーを試乗させていただきます。

ここで感じたサイドカーの大きなメリットは、いつもならその大きさにおののいて乗ることを諦めてしまう大排気量のバイクでも、サイドカーなら挑戦できることです!

前述の通り、停車時は自立してくれるので、足がつかなくても安心して乗ることができます。これにより、バロ子、初のサイドカーにして初のゴールドウイングに跨ることができたのです!わーい!

ゴールドウイングサイドカーにまたがるきのせ

そして乗車に必要な運転免許ですが、二輪免許でOK。本体のバイクが400cc以下なら普通自動二輪、それ以上なら大型自動二輪と、排気量に合わせた免許を所持していれば運転できるのです。とはいっても、通常のバイク(単車)とはまったく異なるテクニックを要するので、乗車前にこういった講習を受けた方がより安全にサイドカーを楽しめるでしょう。

 

 

まず、通常のバイクとの大きな違いは、なんといってもその車幅!これには私、最初の8の字走行から悪戦苦闘。「これくらいの間隔を取れば行けるかな?」という見立てが、まったく当てはまりません。とくに難しいのが、左折。今回お借りしたゴールドウイングは右が単車、左が側車の並びになっており、左の内輪差を理解するのに一苦労でした。(ハーレーなど、海外メーカーのサイドカーは右が側車の場合が多い。自動車でいう「国産車右ハンドル」「外国車左ハンドル」のイメージでお考えください)

ハーレーダビッドソンFLTRサイドカーときのせひかる

もうひとつ特徴的なのが、操作方法。バイクといえば、マシン本体を寝かせたり起こしたりしながら運転する乗り物ですが、サイドカーとなるとそうもいきません。基本的に下半身はリラックスしてシートに身を委ね、上半身全体を使ってハンドルを操作していきます。というのも、側車がついている分重いので、いつものように手を添える程度ではハンドルが取られてしまうのです。そのため、ハンドルの押し引きを意識しながら、早め早めの旋回で曲がっていく必要があるのです。これはハンドル操作だけでなくブレーキも一緒。サイドカーはとにかく一呼吸早めの操作がポイントなようです。

 

ある程度学んだ後は、満を持して練習コースへ! サイドカー初心者だった私も、この頃にはすっかりマシンと仲良くなっており、気持ちよく駆け抜けることができました。決してブンブンと猛スピードで飛ばすような乗り物ではありませんが、パートナーと微笑み合いながら風を感じる瞬間は、何物にも変え難い幸福感があります。運転を交代し、側車にも乗せていただいたのですが、これはこれで、地面を這っているような独特な目線を楽しむ事ができ、興奮しました!

ゴールドウイングサイドカーを運転するきのせ

バイクとも自動車とも違う、サイドカーという選択。なるほど、アリだな、と思いましたね。

 

 

このように那須モータースポーツランドでは、サイドカーやトライクの試乗もできるので、気になる方はぜひ一度問い合わせてみてはいかがでしょうか☆

 

<第11話を読む>

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