ドゥカティは、12月9日発表予定の「デザートX」に向けたドゥカティワールドプレミアのエピソード2にとして、スクランブラーシリーズの1100および800にそれぞれニューモデルの「スクランブラー1100トリビュートPRO」「スクランブラー アーバンモタード」を製作。2022年モデルとして発売する。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク: DUCATI

1970年代を彷彿とさせる独自のイエローカラー

ドゥカティ スクランブラー1100トリビュートPROは、ドゥカティ初の空冷2気筒エンジンが1971年の750GTに採用されてから50周年を記念し、1970年代のドゥカティを象徴する各要素からインスピレーションを得たモデルだ。

独特のイエローカラーは往年の450デスモ モノや750スポルト(1972年)にも採用されていた「Giallo Ocra」と呼ばれるもので、これにジョルジェット・ジウジアーロがデザインしたドゥカティのロゴを組み合わせ、専用カラーとマッチさせたブラック仕様のワイヤースポークホイールを装着。さらに、丸型のバックミラーと専用ステッチを施したブラウンのシートを採用している。

1079ccの空冷Lツインエンジンは86psを発生し、ライドバイワイヤ(スロットルボディはφ55mm)を軸とした電子制御により3つのライディングモードを搭載。さらにドゥカティトラクションコントロール(DTC)、コーナリングABSを装備する。LEDライトガイドを備えたヘッドライトもアイコニックだ。

DUCATI SCRAMBLER 1100 TRIBUTE PRO[2022 model]

主要諸元■全長/全幅/全長未発表 軸距1514 シート高810(各mm) 車重211kg(装備)■空冷4ストロークL型2気筒SOHC2バルブ 1079cc 86ps/7500rpm 9.0kg-m/4750rpm 変速機6段 燃料タンク容量15L■タイヤサイズF=120/70ZR18 R=180/55ZR17 ●価格:174万9000円 ●色:黄 ●発売時期:2022年1月予定

スクランブラーの自由さ+前後17インチホイール!

もう1台のニューモデルは、803cc空冷Lツインを搭載するスクランブラーの基本モデルがベースのアーバンモタードだ。都市部やワインディングなどの走行環境で有利な前後17インチホイールを装着し、スポーティなピレリ ディアブロロッソ3を履く。これにハイマウントのフロントフェンダー、フラットシート、サイドゼッケンプレートなどを組み合わせ、DRL付きLEDヘッドライトなどで武装する。

また、交換可能なアルミニウム製カバー付LCDメーターパネル(シフトポジションインジケーター、燃料計付き)、USB電源ソケット付きシート下収納スペース、コーナリングABS、マシン仕上げアルミニウム製タイミングベルトカバー、ブラックカラーのエンジン、ブラシ仕上げのフィンも特徴的な装備となっている。

これに加え、スマートフォンをBluetooth接続できるドゥカティマルチメディアシステム(DMS)をオプションで装着することも可能だ。

DUCATI SCRAMBLER URBAN MOTARD[2022 model]

主要諸元■全長/全幅/全長未発表 軸距1436 シート高805(各mm) 車重196kg(装備)■空冷4ストロークL型2気筒SOHC2バルブ 803cc 73ps/8250rpm 6.8kg-m/5750rpm 変速機6段 燃料タンク容量13.5L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:142万9000円 ●色:銀×赤 ●発売時期:2022年2月予定

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