いまや人気の新車は超品薄で、長期の納車待ちがあたりまえのバイク業界。発売前からこれだけ注目されているダックスも、やっぱりスグには買えないのだろうか? 人気の先輩原付二種の動向を見て、速やかに行動せよ!

●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司) ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:ホンダ

ビッグヒットしたら8000台でも余裕ナシ!? 最新バイク事情

待ちに待ったダックス125が、ついに今夏発売!…だけれど、コレってスグに買えるのだろうか? ホンダに限らず、このところ人気の新車はなかなか手に入らないのが実情。新型コロナや半導体不足が影響を及ぼしているのはわかるけれど、半年〜1年待ちなんて言われるとちょっと残念…。そもそもホンダの原付二種の先輩であるモンキー125/スーパーカブC125/CT125ハンターカブはどうなんだろう? いまだ販売店在庫はほとんどないみたいだけれど、そんなに生産台数って少ないのか?

そこで調べてビックリ! なんと3機種とも、発売から1年間の出荷台数は年間販売計画のほぼ2倍! さらに各年毎の出荷台数を見れば、猛烈な人気に対応すべく、ホンダがいかに頑張ってモンキーやハンターカブを増産しているのかがわかる。

新車はなかなか納車されないけれど、生産台数が少な過ぎる…というワケではないようだ。ハンターカブに至っては、1月20日に新色のパールオーガニックグリーンが発売された関係もあり、’22年はまだ2カ月強(集計時)しか経っていないのに5200台も出荷している。これ、凄いぞ!
【ホンダも増産でかなり頑張ってる】発売から1年の出荷数は全車ダブルスコアに近い。そしてモンキー/ハンターカブの各年毎の出荷台数も驚き! コロナ禍や半導体不足の状況下、この増産は凄い。※データはヤングマシン編集部調べ

そこでダックス125に話を戻そう。初年度の年間計画台数は8000台(本誌予測)。これはハンターカブと同じ台数なので「ホンダさん、ビッグヒットを予測してずいぶん強気だな~」と取れなくもない。とはいえモンキーの発売1年間の出荷実績7700台と比べたら少し多い程度だし(ちなみにモンキー発売の’18年は、コロナ禍で原2が爆売れする前)、ハンターカブの1万4000台には遠く及ばない。というコトは、ダックスがビッグヒットすれば、やっぱりスグに入手するは難しくなる可能性が高い。いずれにせよダックスが欲しいなら、速やかに注文(予約)するのが間違いない!
【’22 HONDA DAX125】■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 123cc 9.4ps/7000rpm 1.1kgf・m/5000rpm 変速機4段リターン(停止時のみロータリー式) ■車重107kg(装備) シート高775mm 燃料タンク容量3.8L ■タイヤサイズF=120/70-12 R=130/70-12 ●色:パールネビュラレッド,パールカデットグレー ●価格:44万円 ●発売日:’22年7月21日 

※本記事は“ヤングマシン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。

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