●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司 田宮徹 宮田健一)
ヤマハMT-10/SP 概要
YZF-R1と共通コンポーネントを持つハイパーネイキッド。’22でフルモデルチェンジを受け、ユーロ5適合となると同時に、パワーアップや電子制御面の大幅進化と、車体面ではロングになったスイングアームや顔が小ぶりとなった新デザインの採用を行った。特に電子制御面では、新たにライドバイワイヤや6軸IMUを採用することで、バンク角対応型トラクションコントロール/ヤマハ初・可変速度リミッター/上下方向両対応クイックシフターといった走りを高める魅力的な装備を獲得。メーターもカラーTFTディスプレイとなった。上級版のSPは、アップデートされた電子制御の前後オーリンズサスペンションのほか、アンダーカバーを追加装備。日本発売は’22年10月26日だ。
’22 ヤマハMT-10
主要諸元
【’22 YAMAHA MT-10】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 997cc 166ps/11500rpm 11.4kgf・m/9000rpm ■212kg シート高835mm 17L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●クイックシフター(アップ/ダウン) ●色:ディープパープリッシュブルーメタリックC パステルダークグレー マットダークグレーメタリック6 ●価格:192万5000円 ●発売日:’22年10月26日 ※写真は欧州仕様、以下同
【カラーバリエーション】車体色は、ディープパープリッシュブルーメタリックC/パステルダークグレー/マットダークグレーメタリック6の3色。
エンジン
【ユーロ5に対応しつつパワーアップ】エンジンは吸排気系の見直しでユーロ5適合と5.5psアップを同時に実現。マフラーも新型の軽量チタンに変更された。電子制御スロットル化でクイックシフターは新たに上下対応となっている。
主要装備
【マスターもブレンボ】フロントブレーキのマスターシリンダーにはブレンボ製ラジアルポンプを採用し、制動時のコントロール性を追及。ポンプが斜めのセミラジアルではないところが本物志向だ。
【大胆不敵なY字面】LEDヘッドライトによる2眼スタイルを踏襲しながらフェイスまわりはコンパクトなデザインに一新。Y字スリット状のポジションランプがMTシリーズの一員であることをアピールする。
【YZF-R1の最新電脳を継承】4.2インチのフルカラーTFTを採用。電脳制御は4段階パワーモード/トラクションコントロール/スライドコントロール/ウイリー制御/ブレーキコントロールなどR1並みになり、それらを統合制御できる。
’22 ヤマハMT-10SP
SP仕様の特殊カラー「Icon Performance」を身に纏い、足まわりをさらに強化。オーリンズ製電子制御セミアクティブサスペンションやステンメッシュタイプのブレーキホースを標準装備する。
【’22 YAMAHA MT-10 SP】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 997cc 166ps/11500rpm 11.4kgf・m/9000rpm ■214kg シート高835mm 17L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●クイックシフター(アップ/ダウン) ●色:ブルーイッシュホワイトメタリック2 ●価格:218万9000円 ●発売日:’22年10月26日 ※写真は欧州仕様
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