ヤマハは、軽量コンパクトでスポーティ、実用的でコストパフォーマンスに優れた新型の原付二種スクーター「ジョグ125(JOG125)」を国内に導入することを発表した。製造はヤマハモーター台湾が行う。

ヤングマシン編集部 ●外部リンク:ヤマハ

空冷ブルーコアエンジン搭載で51.9km/Lの低燃費、航続距離は200kmオーバー

125ccクラスのスクーターに新顔が登場した。ヤマハの伝統ある車名を受け継ぐ「ジョグ125(JOG125)」だ。元々は2ストロークエンジンを搭載した50cc/90ccなどが販売され、のちに4ストロークの50ccが登場。現在はホンダ製エンジン×ヤマハのデザインを掛け合わせた原付一種スクーターの販売が続いている。

今回発表されたのは、台湾で以前から販売されてきた125版が待望の日本導入となったもの。ヤマハの原付二種スクーターで最高レベルの低燃費(51.9km/L)とスムーズな加速を両立したブルーコア(空冷)エンジンを搭載し、ヤマハ原付二種スクーター最軽量の車重95kgと735mmの低シート、そして25万5200円というリーズナブルな価格で最高のコストパフォーマンスを実現した。

ホイールベース1205mmは、アクシスZの1275mmよりもジョグ(50cc)の1180mmに近い設定で、かなりコンパクトであることがうかがえる。ちなみに乗車定員は2名だ。

SMG(Smart Motor Generator)

静粛なエンジン始動をもたらすSMG(スマートモータージェネレーター)は、走行時はジェネレーター(発電)として、始動時にはスターターモーターとして働く。そのシンプルな構造で軽量化/コンパクト化にも貢献している。

ブレーキは、左レバーを引くことでフロントブレーキも作動する前後連動型「UBS」を装備。急激なブレーキでも挙動が乱れにくい。

シート下スペースは容量約21.3Lで、フロントには600mlまでのペットボトルが入るトランクスペースや折りたたみ式フロントフック、そしてリヤにはタンデムライダーが握りやすいグラブバーを装備する。USBソケットはオプション設定だ。

余談ではあるが、2022年11月より令和2年排出ガス規制がすべての生産車(51cc以上)に適用されるため、スズキのアドレス125などが生産終了に。これにともない、25万5200円のジョグ125が国産125ccスクーターの最安モデル(原付二種スクーター全体ではDIO 110が最安)になる。発売日は2022年11月28日だ。

YAMAHA JOG125[2022 model]

主要諸元■全長1740 全幅675 全高1090 軸距1205 最低地上高110 シート高735(各mm) 車重95kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 124cc 8.3ps/7000rpm 1.00kgf・m/5000rpm 無断変速 燃料タンク容量4L■タイヤサイズ=前後90/90-10 ●価格:25万5200円 ●色:青、黒、赤、白 ●発売日:2022年11月28日

YAMAHA JOG125[2022 model]マットダルパープリッシュブルーメタリック2(マットブルー)

YAMAHA JOG125[2022 model]ブラックメタリックX(ブラック)

YAMAHA JOG125[2022 model]ダルレッドメタリックD(レッド)

YAMAHA JOG125[2022 model]ホワイトメタリック1(ホワイト)

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