人生にはトレールバイクが必要だ!
僕はいま、メインバイクとして2台のSR400に乗っているほか、仕事仲間の某編集者とカメラマンさんとの三者でBeta ALP200というトレールバイク(公道用オフロードバイク)を共同所有している。
僕のトレールバイク歴は、その前は15年以上前に手放してしまったセロー225WEが最後である。昨年、15年ぶりにALP200でオフロード走りまくり生活(というほどでもないが・笑)を復活させたのだが、これがやっぱり楽しい!
ただし、ALP200はツーリングバイクではなく純オフロードバイク。土の上を走る分にはめちゃくちゃ楽しいのだが、公道(アスファルト)を走っていると何も楽しくない……というか、むしろ苦痛。とてもじゃないが、一般的なツーリングには向いていないのだ。
オフロードに目覚めてしまった僕は考えた……林道を走れて、ツーリングにも行けるようなトレールバイクが欲しい!
そこで僕が向かったのは、ご存知レッドバロン。全国に店舗があるなかから、自宅から一番近い東大和店にお邪魔することに。
僕が東大和店を選んだのには、もう一つ理由がある。じつは、他の店舗に比べてトレールバイクの在庫が多かったのだ。
今回、バイクを購入するに当たって近所のレッドバロン数店に立ち寄ってみたのだが、東大和店だけトレールバイク率が高いことに気づき、「せっかく買うのなら、いろいろなトレールバイクを置いている東大和店にしよう」と思ったわけなのだ。
あとで同店の井口店長に聞いてみたところ、やはり東大和店ではトレールバイクに力を入れているとのことだった。
もちろん、レッドバロンは全店舗があらゆるバイクに精通しているので、東大和店でオンロードバイクや輸入車を購入しても、他店でトレールバイクを購入しても安心である。だけど、それでもやっぱり、自分が欲しいジャンルのバイクが多く並んでいると嬉しくなってしまうもの。しかも、それが自宅から一番近いお店となるとなおさらだ!
というわけで、僕の店舗選びは正解だったといえよう(笑)。
早速、井口店長に僕の希望を伝える。
ズバリ、僕が狙っている車種は「Honda XR BAJA」だ。
身長161cmの僕にとって、XR BAJAは敷居が高い……というかシートが高いのだが、このモデルは僕がはじめてオフロードを走った思い出の1台。
造形社・カスタムバーニング編集部に入ったばかりの僕に、当時の編集長が貸してくれたのがXR BAJA。それで僕はオフロードの楽しさにすっかり魅了され、その後、KLX250→セロー225WEと買い替え、林道ツーリングにハマっていったのである。
つまり、XR BAJAは僕にとってオフロードの原点ともいえるバイク。しかも、ホンダが誇る名車でもある。
正直、新車のCRF250Lか高年式のセロー250も考えたのだが、これらは10年後も程度のよい中古車をレッドバロンで探してもらえばいいだろう。だけど10年後、安心してXR BAJAが乗れる環境にあるかどうかといえば、微妙だ。
だから今、15年ぶりに(ALP200はこの際、置いといて)トレールバイクを買うなら、XR BAJA以外にないと思ったわけだ。
そんな僕の熱い想いを井口店長にぶつけてみたところ、すぐに熱い答えが返ってきた!
残念ながら店舗にXR BAJAはなかったのだが、全国のレッドバロンから希望車種を探してもらえる『イントラネット検索システム』によって、希望通りの1台が見つかったのである。
走行距離は約4万3500kmながらも、外装やフレーム、タンクの中身なども綺麗。当然、レッドバロン独自の8項目による検査『譲渡車検』もクリアしている。
ちなみに僕が出した条件は……
・1996年以降の14Lビッグタンク搭載モデル
・できれば2000年以降の高年式モデル
・予算はとりあえず置いといて、一番程度の良いモデル
・『譲渡車検』をクリアしていること
この条件で、あまりにも車両価格が高い場合は、そこから徐々に2番目、3番目のモデルを見ていくつもりだったのだが、一番程度の良いモデルでも予算内に収まったため、この車両を取り寄せてもらうことにした。
さらに盗難保険やドライブレコーダーも装着することに。
特にドライブレコーダーは、レッドバロンがJVCケンウッドとあいおいニッセイ同和損保との3社で共同開発したもの。万が一の事故で頼りになるのはもちろん、普段は車載カメラとしても楽しめる。
ツーリングの思い出作り(&記事作り)にも、期待できそうだ!
さて、車両が決まれば、あとは現車確認。
車両が東大和店に来るまでに1週間から10日ほどかかるということなので、この日は期待に胸を膨らませて帰宅することに。……と、その前にレッドバロン名物(?)50円の缶コーヒーをいただく。
ちなみに缶コーヒー以外のジュースやお茶もすべて50円! 学生時代はよく友だちと近所のレッドバロンに遊びに行って、いろんなバイクを見て、最後は缶コーヒーで締めたものです(笑)。
そう、僕にとってこの缶コーヒーは、まさに青春の味なのだ。