現車確認……思った以上に綺麗な車体に驚く!
Beta ALP200という、ちょっとマニアックなトレールバイク(公道用オフロードバイク)を知り合い3人で共同所有して以来、十数年ぶりにオフロードに目覚めてしまった僕。今度は自分だけのトレールバイクが欲しくなり、自宅から近くて、なおかつトレールバイクに力を入れているレッドバロン東大和で、憧れのXR BAJAを探してもらうことに。
それから1週間が経った11月某日。『イントラネット検索システム』で見つけてもらった1台が、レッドバロン東大和に入庫したというので、早速確認に行ってみた。
走行距離や状態などはもちろん聞いていたし、写真でも確認はしたけれど、やはり実際の状態はこの目で確かめたい!
さて、どんな車両なのか……期待と不安に胸を膨らませて店内へ入る。
お店のなかを見渡してみると……ありました! 片隅にナンバーがまだ取り付けられていないXR BAJAが!!
そこへ井口店長が登場。「外で見てみますか?」のお言葉に、当然「ええ、ぜひ!」と即答。
駐車場に出してもらった。
チョークを引いて、セルスイッチを押すとエンジンは簡単に始動。当然ながら異音もなく、軽快な排気音が駐車場に響き渡る。
この巨大な二眼ライトがラリーマシンを思わせつつ、旅感をも漂わせる。現車は前オーナーによるストーンガードやスクリーンが装着してあって、さらに雰囲気を盛り上げている。
懸念していた足つきもなんとかなりそう(笑)。まあ、人生初のオフロードをXR BAJAで走っているわけだし、そのあとはKLX250も所有していたので、大丈夫なのはわかっていたのだが、それでも十数年ぶりにフルサイズ250ccトレールバイクを所有するとなると、ちょっとは不安があるわけで……。
だけど、フラット林道をトコトコと走るツーリングなら、なんの不安もなさそうだ。
感動したのが、車体の美しさ。20年前の車両なのに、タンクには傷もなく、クリアも十分に残っている状態。もちろん内部もサビはなし。フレームもほとんど傷やサビは見られなかった。
これは僕の想像だが、おそらく林道やオフロードもほとんど走ったことがないのではないだろうか。それくらい綺麗な車体だった。
しかし、それってトレールバイクとして果たして幸せなことなのだろうか? 僕がオーナーになったら、このXR BAJAをガンガン林道に連れて行ってあげよう。そこで転けようが、ちょっと傷がつこうが、それがXR BAJAにとっても幸せであるに違いないのだ!
そんな綺麗なフレームには『譲渡車検』をクリアした証であるステッカーが貼られている。今回の僕の中古車選びの条件のひとつが「譲渡車検をクリアしている」こと。
いくら見た目が綺麗でも、フレームの歪みや基幹部品の異常は素人がちょっと確認しただけではわからない。『譲渡車検』は、そんな中古車選びの不安をみごとに解消してくれるシステムなのだ。
安心して長く中古車に乗っていたいなら、『譲渡車検』クリアは必須項目といえるだろう。
こうして確認してみると、現車は僕が思っていた以上の車両だった。中古車との出会いはまさにタイミング。これはもう、僕の愛車にするしかないでしょう!!
というわけで、あらかじめ用意していた名義登録に必要な書類を井口店長に渡し、あとは納車を待つのみとなった。
4日後に納車……レッドバロン会員特典に驚く!
感動の現車確認から4日後、納車整備とナンバー取得が完了したとの連絡を受け、喜び勇んでレッドバロン東大和へ行く。
何度も足を運んでいる同店だけど、今日はなんだかいつもより輝いて見えるぜ!!
うーん、4日ぶりに見るXR BAJAは、やっぱり綺麗だ(当たり前!)。 この子に出会えて、本当によかった!!
4日前にはついていなかったナンバープレートを確認し、あらためて僕の愛車になったことを実感する。
これからよろしくな、バハちゃん!!
オーダーしていた『ROM ONES ドライブレコーダー』も装着済み。事故で使いたくはないけれど、ぜひツーリングの思い出や記事作りに活用したい!!
店内に戻り、井口店長から書類などを受け取る……のだが、このあと、レッドバロンの素晴らしさをあらためて認識することになることを、この時の僕はまだ知らない(笑)。
まず渡されたのが、『マイツーリングパスポート』。レッドバロンでバイクを購入した際にもらえる会員証で、点検記録簿や修理記録簿、200km分のロードサービス券、オイルリザーブシステムに加入している場合にはその記録など、XR BAJAでバイクライフを送るうえで必要だったり、便利な情報が記載されているのだ。
レッドバロンオリジナル車検証入れには、軽自動車届出済み証や自賠責保険証書や任意保険の証券などが入る。
そして、写真のように名刺入れがあるので、お店の名刺とロードサービスの会員証をしまっておける。ロードサービスはできれば使いたいくないが、あると安心。お守りのようなものだ。
『マイツーリングパスポート』も、このなかにしまっておいた。
続いてバーロック。これはレッドバロンオリジナルのロックで、名称は『BL-10』。
じつは盗難保険と紐づいていて、『BL-10』購入と同時に盗難保険に加入することで、レッドバロンオリジナルの盗難保険に加入できるのだ。(引受保険会社はあいおいニッセイ同和損害保険株式会社)
バイク人気が高まるのはいいことだけど、中古車価格も急上昇中のいま、盗難保険は必須といえるだろう。
車両の取扱説明書もいただいた。
写真左は純正の取扱説明書。車体の状態もさることながら、前オーナーは取扱説明書も綺麗に保管してくれていたようで、なんでもかんでもすぐに捨ててしまう僕は頭が下がるばかり(笑)。
驚いたのが、写真右。
これはなんとレッドバロンが作成したオーナーズマニュアル。中古車には取扱説明書がない場合も多いため、独自に作成したものを手渡しているのだ。
さすがにこれまで発売された全車種というわけにはいかないようだが、それでもこのサービスは嬉しい限り。レッドバロンがいかにライダー目線に立ったサービスを提供しているかがわかるポイントである。
そして、レッドバロンの購入特典といえばコレ! 『世界の名車シリーズ・ミニレプリカ』。
毎年車種が変わり、今年はvol.38……つまりこのサービスがはじまって38年目ということ。2021年度はKAWASAKI 750SSだ。
ちなみに約25年前にレッドバロン大阪狭山でジレラ・サトゥルノ500(TT-4)を購入したときに貰ったのはKAWASAKI 500SS。今回と同じカワサキトリプルだった。偶然とはいえ、なんだか嬉しい。
車両に関するひと通りの説明を受け、任意保険への加入も終わったところで、僕から井口店長にひとつ相談をした。
XR BAJAはあんな巨大なヘッドライトを2つも装備しているにも関わらず、なんだか暗いのだ。調べてみると、純正採用されているのは「PH8」というバルブで、原付などによく使われているものとのこと……いくら二眼とはいえ、それじゃあ暗いよなー。
そこでLED化したいと思っていたのだが、レッドバロンでカスタムしてもらえるのかを聞いてみたのだ。
答えは「YES!!」。
もちろん違法カスタムはできないが、合法パーツであれば当然OKとのこと。たしかにカウンターの奥にはデイトナやアクティブ、キジマなどのカタログが並んでいる。
早速カタログを開き、適合するLEDライトを探してくれる井口店長……頼もしい、頼もしすぎるぜ、井口店長!!
が、H4バルブなどのメジャー規格ならいくらでもあるのだが、いかんせん、ちょいマイナーなPH8。あるにはあったが、ちょっと予算オーバー。
他にもっと安いLEDがないか調べてくれるということで、井口店長からの連絡を待つこととなった。
というわけで、これで“納車の儀式”はすべて終了。
最後に、今回お世話になった(そして、これからもお世話になる)スタッフの皆さんを紹介したい。
左から、サービスマン(メカニック)の内山さん、工場長の飯田さん、井口店長、セールス担当の北島さん、サブマネージャーの萩原さん、そして我らがカリフォルニア・ジョン!
もうひとりサービスマン(メカニック)の方がいるのだが、この日はあいにくお休みとのこと。
新たに僕の愛車となったXR BAJAに跨り、いざ出発!
これからXR BAJAとのバイクライフをどんどん発信していく予定なので、ぜひぜひご期待くださいませ~!!
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