ラジオに呼ばれた!

 こんにちは、青木タカオです。先日はちょっぴり珍しい体験をしてきました。ラジオに出演させていただいたのです。

 お呼ばれしたのは、その時々のクルマ/バイク関連情報をテーマに、レーサー鹿島さんがパーソナリティを務める『FMドライバーズミーティング』。放送開始は1999年で、なんと今年で四半世紀(25年)を迎える長寿番組ですから、スゴイとしか言いようがありません。


 近年ではアメリカ・ロサンゼルスの「TJS」にて、初の海外放送も展開中。北米唯一の日本語FMラジオ放送局「TJS」は、いま注目を集めていまして、毎週火曜日午後8時からは人気芸人のたむらけんじさんがお届けする楽しいトークバラエティ番組「たむけんがLAにいるよ~!」も放送中です。

『FMドライバーズミーティング』は「TJS」にて毎週日曜にオンエアされるほか、「K-MIX」(静岡エフエム)や「FMY」(エフエム山口)でも同日放送されています。

筋金入りのクルマ&バイク好き

 レーサー鹿島さんは、その名の通り4輪/2輪レーサーとして活躍。まず、ドライバーとしては、フォーミュラ・トヨタやスーパー耐久、全日本F3選手権などに出場し、2006年にはインディ・レーシング・リーグ(IRL)の下部カテゴリーである「インディ・プロ・シリーズ」にスポット参戦するなど、華々しいキャリアの持ち主です。

レーサー鹿島さん(写真左)のラジオ番組「FMドライバーズミーティング」に出演させていただきました。青木タカオ

▲レーサー鹿島さん(写真左)のラジオ番組「FMドライバーズミーティング」に出演させていただきました。

 バイクに至っても、桐島ローランドさんらとともにヤマハYZF600 R6を駆って、耐久レース(2004〜2006年)への参戦経験を持っていたり、所有する愛車がまた垂涎もの。

 ヤマハYA-1、トライアンフT120ボンネビル、BMW R60/2、スズキGSX1000Sカタナ、ドゥカティ900MHR、マーニ スフィーダ1100、ヤマハYZF-R6レーサー、ヤマハSR500と、筋金入りのライダーであり愛好家なのです。

 ちなみにガレージでは、フェラーリF355やアルピナB3Sといった名車たちも見せていただきました。

さすがはプロ!

レーサー鹿島さんは写真家としての腕前も一流。ボク(青木タカオ)と愛車XR1200を撮ってくださいました。《撮影:レーサー鹿島》

▲レーサー鹿島さんは写真家としての腕前も一流。ボク(青木タカオ)と愛車XR1200を撮ってくださいました。《撮影:レーサー鹿島》

 放送が始まると、ラジオパーソナリティならではの耳障りの良い声で、ボクを紹介してくれます。

「今週・来週のゲストは、モーターサイクルジャーナリストで、ハーレー専門誌ウィズハーレーの編集長、青木タカオさんです!」

 さすがはプロ。そう、レーサー鹿島さんは「TOKYO FM」の局アナ等を経ていますから、トークも国際A級!! 現在はマルチプロデューサーとして活動を続けているという、異色の経歴の持ち主なのです。まさに、なんでもできる人!!

まさかの失態すいません

 誠に申し訳ございません。報告が遅くなってしまい、オンエアが終わってしまいました。前編が2月4日(日)、後編が2月11日(日)だったのです。番組の詳細はコチラ

青木タカオさんのバイク半生
https://okjapan.jp/blog/racerk/2024/02/01/with-harley/

世界を駆ける編集長
https://okjapan.jp/blog/racerk/2024/02/02/with-harlay/

 では、そこでナニを話したかというと、ボクがバイクに乗り始めたキッカケでしたり、こうした仕事をやり始めた頃の動機などなど。さすがは聞き上手で、いろいろと気持ち良くお喋りさせてくださるのでした。

片岡義男トークは止まらない

バイクの免許を取得し、カワサキW1が欲しいと思うキッカケとなった片岡義男のオートバイ小説。いまも本棚にずらり並んでいます。

▲バイクの免許を取得し、カワサキW1が欲しいと思うキッカケとなった片岡義男のオートバイ小説。いまも本棚にずらり並んでいます。

「彼のオートバイ、彼女の島」「スローなブギにしてくれ」「ボビーに首ったけ」「湾岸道路」「俺のハートがNOと言う」「幸せは白いTシャツ」……、片岡義男のオートバイ小説に影響を受けて、カワサキ・ダブワン(W1SA/1971年式)に30年近く乗っているハナシはもう誰にも止められません。

 世代的にはレーサー鹿島さんがストライクで、片岡義男の小説や映画についてもとても詳しいからハナシが弾みます。嬉しいですね、朝まで語り合えそうでした。

著書にも触れていただいた

 ボクの著書「よくわかる最新バイクの基本と仕組み」(秀和システム)についてもご存知で、触れていただいたのですが、レーサー鹿島さんはこう言います。

ボク(青木タカオ)の著書「よくわかる最新バイクの基本と仕組み」(秀和システム)と、編集長を務めるハーレー専門誌「WITHHARLEY」。《撮影:レーサー鹿島》

▲ボク(青木タカオ)の著書「よくわかる最新バイクの基本と仕組み」(秀和システム)と、編集長を務めるハーレー専門誌「WITHHARLEY」。《撮影:レーサー鹿島》

「エンジンのメカニズムを基礎から知っていると、レース中に何かトラブルが起きたときもマシンのダメージを最小限に防げ、重大な事故も起こさずに済むんですよね」

 レーシングドライバー/レーサーならではの、こうしたハナシが印象的でした。

海外試乗&取材のハナシに

 さすがはプロで(何度も言いますが)、ゲストの情報はいろいろと調査済みで、ボクが編集長を務める「ウィズハーレー」(内外出版社)についてのみならず、You Tubeチャンネル「バイクライター青木タカオ【〜取材現場から】」もチェックしてくださっていました。

クロアチアで開かれたハーレーダビッドソン「アイアン1200」のNEWモデル・メディアローンチ。《2018年、ハーレーダビッドソン提供》

▲クロアチアで開かれたハーレーダビッドソン「アイアン1200」のNEWモデル・メディアローンチ。《2018年、ハーレーダビッドソン提供》

 本当にありがたい。そこで海外でバイクに乗っている動画を観てくださったそうで、外国でのニューモデル試乗会や取材についてへと、会話が進みます。

ポルトガル・リスボンにて開催されたBMW「CE 02」の国際試乗会。

▲ポルトガル・リスボンにて開催されたBMW「CE 02」の国際試乗会。

 まさにちょうど良いタイミングだったのが、BMWの新型電動バイク「CE 02」のインターナショナル・メディアローンチに参加したハナシ。ポルトガル・リスボンでおこなわれ、ボクは参加してきたばかりなのでした。

日本導入前、ポルトガル・リスボンで開かれたインターナショナル・メディアローンチで発表され乗ったBMW「CE 02」。

▲日本導入前、ポルトガル・リスボンで開かれたインターナショナル・メディアローンチで発表され乗ったBMW「CE 02」。

 ラジオでは電動バイクの最新情報について、少しお話させていただきました。ここで少し補足をいたしますと、日本では定格出力によって免許区分され、「CE 02」は軽二輪登録となります。

 配達業務など、ビジネス向けのコミューターが大半を占めるEV二輪車のなかで、BMWは早くから四輪EV「i3」の技術を応用し、マキシスクーター「C650」をベースにした「Cエボリューション」を市場へ投入。ヨーロッパで2014年、日本でも2017年に発売し、2022年にはその後継となる「CE 04」をリリースしています。

「CE 02」はBMWモトラッドのEVシリーズ第3弾となります。というわけで、今回はここまで。次回以降にまたココで、リスボンでのハナシも報告させていただきましょう。

 ぜひ、これを機会にレーサー鹿島さんの『FMドライバーズミーティング』を聴いてみてください。

 最後にレーサー鹿島さんの「プロ」の声。動画でぜひ、聴いてくださいね。うっとりします。

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