国内最大級と言われるだけの事はある
『YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW(ヨコハマ ホットロッド·カスタムショー)』は、日本を代表するカスタムカー&カスタムバイクの祭典と言われることだけのことがあります。
こんにちは、青木タカオです。前回もレポートしたヨコハマ ホットロッド·カスタムショーは、パシフィコ横浜にて毎年12月最初の日曜日に開催され、その規模は国内最大級。
32回目となった今年もクルマ200台、バイク500台もの出展があり、12月1日(日)に開催。来場者数は2万4000人にもなりました。
ハーレーも積極的に出店
ハーレーダビッドソンブースでは、JOYRIDE SPEED SHOP(ジョイライド スピードショップ)の西田裕氏が手がけた「ローライダーST」のストリートレーサーが公開されました。
アメリカ本社のデザイン部門トップ Brad Richards 氏や日本人デザイナー Dais Nagao氏、そして西田氏らによるトークセッションがおこなわれました。
フェアリングやアンダーカウル、フェンダーなどは軽量なカーボン製。バンク角を稼ぐマフラーやアグレシッブなライディングポジションとなるバックステップなどは、サーキットを走行するためにつくられています。
アルミ鍛造ホイールやオーリンズの前後サスペンションなど足まわりも、一線級のパーツが惜しみなく注ぎ込まれています。
また、イベントのスタートを告げるライドインショーでは、米国H-D本社デザイン部門のトップ Brad Richards 氏がローライダーST タバコフェードに乗って登場しました。
招待ビルダーたちのカスタムにファン殺到!
ヨコハマ ホットロッド·カスタムショーでは、アメリカ・カリフォルニアのカスタムショー『BORN-FREE』からゲストビルダーらが招かれ、ファン垂涎の本場チョッパーを目の当たりにすることもできます。ご紹介いたしましょう!
BORN-FREE 15 BEST IN SHOW
"LIL BRUTE"
PANHEAD 1950
LUKE MORRIS/CHOP MERCHANDISE
BORN-FREE 15 INVITED BUILDER 1ST PLACE
"HOT HEAD"
KNUCKLEHEAD EL 1945
GARY ROYAL/BEWARE CHOPPERS
"CALIFORNIA GOLD"
PANHEAD 1957
ANDY CARTER/PANGEA SPEED
"THE NAKED TRUTH"
SHOVELHEAD 1973
ANTHONY ROBINSON/GASOLINE & COFFEE
"SILENT ARROW"
WL 1955
CHABOTT ENGINEERING
SHINYA KIMURA
以前、こちらでもレポートした通り、カスタム界の重鎮であります木村信也さん。今回は心臓部を4カム・サイドバルブエンジンWLのカスタムを展示。ファンが熱視線を送っていたのは言うまでもありません。
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カスタム界のレジェンド木村信也さんインタビュー!
BEST OF SHOW MOTORCYCLEの栄冠は!?
500台を超えるモーターサイクルの中でベストに選ばれたのは、ASTERISK CUSTOM WORKS/アスタリスク カスタムワークスが製作したアーリーショベルでした! ネーミングは"BENNU"(ベンヌ)で、エジプト神話に伝わる不死の霊鳥を意味します。
ガーターフォーク(W&W CANNONBALL)のフロントエンドからはじまり、ハンドメイドの分割式タンクやサドルシート、美しいリジッドフレームに搭載されるショベルヘッドエンジン、複雑な取り回しのマフラー、見応え満点です。
というわけで、今回はここまで。最後に告知をさせていただきますと、2024年12月23日に『WITH HARLEY Vol.22』が発売となります。
もちろん、ホットロッドカスタムショーの熱き模様を満載にしておりまして、"BENNU"についても詳細解説しております。
撮影は『CLUBMAN/クラブマン』やハーレー専門誌『HOT BIKE JAPAN/ホットバイク ジャパン』などの誌面に、バイクファンらの記憶に残る名作を残してきた写真家・磯部孝夫氏によるものです。
また、アスタリスクの星川英樹代表にインタビューしておりますので、興味のある人はぜひとも動画でご覧ください!! 今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。